おはようございます。朝散歩でびっくり。黒トンボが三日間、同じ場所にいたこと。どうもここを棲家にしているらしい。カルガモ日誌が終わったので、こんどは黒トンボ日誌をつけようかな、と一瞬だけ思った。それと、野原いっぱいに咲く、赤クローバもますます見事に。小人になって、赤クローバの森を歩いてみたい、まるで吉野の桜みたいだろうな、と一瞬思った。では、今朝の日誌を。
出光美術館が開館50周年記念で、4月9日から7月18日(もうすぐ閉幕だ、へー)まで三期に分けて、所蔵名品をずらりと展示している。そして、三期を通じて、国宝絵巻”伴大納言絵巻が、上巻、中巻、下巻が順次公開されている。10年振りだそうだ。ぼくは、うっかり、第1期のやまと絵の四季を見逃してしまったが、第2期の水墨の壮美、そして第3期の江戸絵画の華やぎは、しっかりみてきた。
出光美術館はお気に入りの美術館のひとつで、よく行っているので、展示されている所蔵名品もほとんどみているはず。さて、この展覧会を本ブログにどのように記録しておこうか。ひとつは、見なかった第1期を含めて、ちらしに掲載されている全期の主要作品を載せる。これとは、別に、伴大納言絵巻の全巻をシリーズで詳しく記録しておく、というのは如何でしょうか。ご異議ががないようですので、その形式にさせていただきます。では、式次第にしたがい、内紛のないように、出光創業家の”美の祝典”を進行させていただきまする。
第一期 やまと絵の四季
絵因果経(奈良時代) 重文
真言八祖行状図(平安時代)重文
四季花木図屏風(室町時代)重文
佐竹本三十六歌仙(柿元人麻呂)重文
第二期 水墨の壮美
長谷川等伯 竹鶴図屏風 (桃山時代)
池大雅 十二ヵ月離合山水図屏風 (江戸時代) 重文
能阿弥 四季花鳥図屏風(応仁3年(1469) 重文
玉澗 山市晴嵐図 中国南宋時代 重文
その他、牧谿・玉澗の瀟湘八景図、牧谿の平沙落雁図、蕪村の山水図屏風、雪舟の破墨山水図、等伯の松に鵜、柳に白鷺図屏風など。
第三期 江戸絵画の華やぎ
抱一 風神雷神図屏風 江戸時代
歌麿 更衣美人図 (江戸時代) 重文
そのほか、祇園祭礼図屏風(桃山時代)、英一蝶の四季日待図巻、抱一の紅白梅図屏風、八つ橋図屏風、十二か月花鳥図貼付屏風、基一の四季花木図屏風、秋草図など、豪華絢爛。
とても素晴らしい展覧会でした。伴大納言絵巻については折りをみて、シリーズで紹介いたしまする。
では、みなさん、今日も一日、お元気で! 黒トンボのようにおとなしくばかりしていないで、赤とんぼのように飛び回りましょう(笑)。
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