おはようございます。さて、ちょっと開いてしまいましたが、”ぶらり三島”の続編です・
三島梅花藻という、可愛い白い小花をつける植物がある。ぼくがこれをはじめて知ったのは、菊祭りに来ていた三島・楽寿園内の小さな池。そのときは花が咲いていなかったが、藻のような葉は繁茂していた。1930年に中井猛之進(元小石川植物園長)が楽寿園の小浜池で発見して、その名がつけられた。その後、三島市の産業発展に伴い、地下水が大量に消費され、池の水量も激減し、また、生活排水の流入などにより、絶滅してしまった。と思われていたが、その後、清水町の柿田川で生息が確認され、保護運動により、その移植がなされ、今日に至ったということだった。
三島美術館の通りを隔てた向かいに、その保存を目的にした梅花藻の里がある。ここに来ると、年中、三島梅花藻の小花をみることができるそうだ。5月~9月頃が見頃とのこと。去年は六月に見に来ているが、たくさんの花を咲かせていた。はたして、冬季でも観察できるだろうか、覗いてみると。
梅花藻の里
この噴水ゾーンが梅花藻の生息地
全面的にというわけではないが、よくみると、一部のゾーンに梅花藻の花がちらほら。
梅の花のように。
満足して、そこから歩いて数分のところの水の苑緑地に向かう。楽寿園内小浜池を水源とする源兵衛川の中流辺りとなる。この辺りは湧水も豊富で。その水を利用した池がある。カワセミもみられるという。
カワセミは来なかったが、鴨がゆったりと泳いでいた。
源兵衛川を上る。この清流は、もとは、富士の湧き水を利用して水田に水を供給するために引かれた農業用水だったという。2016年、源兵衛川が、世界かんがい施設遺産に登録されたそうだ。
苔石
梅花藻に出会う。ここでも生息している。花は咲いていなかった。
川の中をすすむ。ぜいたくな散歩。めまいでふらつく人は無理かも(笑)。
カラーがいくつか咲いていてびっくり。勇気ある先行花なのか、ただの、とぼけた花なのか(笑)。
15分ほどの川中散歩で、三石神社の時の鐘に到着。
この近くに、うなぎの有名店があり、そこに入るつもりだったが、水曜は定休日だった。お昼は、うなぎから一転、イタリアンに変え、腹ごしらえ。そのあと、旧東海道を歩いて、三島大社へ。途中、行列のメロンパン屋さんがあったので、家内が買ってきた。なかなか、おいしかった。うなぎのかたきをメロンパンで(笑)。
酉年は撮り年。なるほど。今年も、いっぱい撮らねば。
三島大社の初詣で。
昨年、三島大社の金木犀を見にいったとき、神鹿が血吸い蠅の発生で、だいぶ弱っていた。どうなっただろうか。よかった!元気になっていた。さすが、神のお使いだ、蠅なぞに負けないゾ。
珍しそうな鶏が数匹。神鶏だろうか。酉年だし、神鶏に抜擢されたかも。そういえば、昨年、伊勢神宮でも偶然、神鶏に遭遇したっけ。
熱海桜、梅の花、梅花藻、そして、何より三島富士をみられたし、とても楽しい、実りある熱海・三島のプチ旅行だった。(完)
それではみなさん、今日も一日、最強寒波にまけずに、お元気で!