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気ままに

大船での気ままな生活日誌

山梨県立美術館の彫刻の数々

2013-02-28 10:04:25 | Weblog
山があっても山梨県。ここ山梨県立美術館も山々に囲まれた、素晴らしい立地にある。とにもかくにも富士山を拝めるのがうれしい。同じ敷地内で文学館と向かい合っているが、その間の芸術の森公園が素晴らしい。著名な彫刻家の作品がいくつも並んでいる。

いきなり目に入ったこの景色。巴里のロダン美術館の庭園を想い起こさせてくれる。


巴里といえば、このゴッホ記念碑(オシップ・ザッキン作)も忘れることはできない。ゴッホ終焉の地、巴里郊外のオーベル・シュル・オワーズを訪ねたとき、ゴッホの下宿した建物のすぐそばの公園に居た。写生道具を背中にしょって歩く長身のゴッホ像。ザッキンの代表作という。ここでまた、再会できるとは夢にも思わなかった。


ロダン作も。こちらも、画家のモニュメント。”クロード・ロラン”


ブールデルは、”ケンタウロス”半人半馬の怪獣。ヘラクレスやラビタイ族に滅ぼされる運命。断末魔にあえぐケンタウロスの最後を表現。


これも、ブールデル。叙事詩(ミスキエヴィチ記念碑のプロジェクト)巴里のアルマ広場にある。こちらは、文学館の前に。


マイヨールは、”裸のフローラ”。花をもたせず、つまむ仕草で表現。ロダンの劇駅な主題、流動的なフォルムと決別し、静的な表現をめざした初期の代表作。


ムーアの”四つに分かれた横たわる人体”ムーアらしい作品。彫刻の向こうが美術館。


ポテロ ”リトル・バード”。途方もなく肉感的なボリュームのデフォルメが特徴という。たしかに。


日本人彫刻家も。

岡本太郎。”樹人”いかにも。


舟越保武の”花をもつ少女”昭和41年の作。田沢湖畔のたつ子像も舟越作という。内省的な雰囲気をたたえた少年少女像を多くつくった。


佐藤忠良の”カモシカと少年”山梨県が、ここ芸術の森公園のため制作を依頼した。県獣カモシカと少年がモチーフになった。


佐藤正明 ”ビッグアップル”2007年4月3日に設置された。


影もステキな金縛り


・・・・・
アンリ・シャヒュ ”ミレーとルソーの記念碑”。バルビゾン村とフォンテーヌ森の境界に設置されているそうだ。バルビゾン派の両雄だもの。ミレーとバルビゾン派のコレクションで有名な当美術館にぴったり。


おわりに、ゴッホとビッグアップルと富士山の、あの素晴らしい光景をもう一度。


次回は、いよいよ”ミレー展”です。
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