こんばんわ。
今日は、久し振りの”都内出張”(笑)。そのはじめは山種美術館と決めていた。川端龍子展がそろそろ終わるからね。展覧会は撮影禁止だが、一つだけ撮影が許可されているものがあった。それが、なんとカキツバタが咲き誇る”八つ橋”だった。この作品は、ぼくが最も見たかったものだったのでとてもうれしかった。
2015年2月、熱海のMOA美術館で”光琳アート展”が開かれたが、その第4章/光琳を現代に生かすで一番印象に残った作品だったから。第1章の光琳の燕子花図屏風などを見終えて、第2章の展示室へ向かう途中の出入口の先に、あっと驚くカキツバタが見えた。この展覧会のため特別に栽培したのかと思ったのが、この絵であった。
会場の広さ、展示方法によると思うが、MOAほどの感動はなかったが、”八つ橋”との再会はうれしかった。しげしげと龍子のカキツバタを見てきた。龍子は”会場藝術”を得意としているが、まさに、これぞ会場藝術の極み。では、どうぞご覧ください。
八つ橋(川端龍子)
大満足して、恵比寿からの湘南新宿ラインで大船駅では降りずに、ふたつ先の鎌倉駅へ。何かがぼくを呼んでいるような気がしたから。
駅前の井上蒲鉾店の鷺草が呼んでいたのだった。
梅花はんぺんをつまみに一杯
では、おやすみなさい。
いい夢を。
(隣りのおんめさまのほおずき)