京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

映画漬けで育った?

2012年12月01日 06時24分00秒 | その他
最近、私の父親に持っていく映画の件で父親からの意見があった。
「古い映画はいらん」と。
確かにモノクロだし音の状態が悪い。
内容が地味というものあります。


↑本日の写真は映画『禁断の惑星』に登場するロボット「ロビー」

具体的にいうと
『東京物語』『秋刀魚の味』小津安二郎監督
『山椒大夫』『残菊物語』『祗園の姉妹』溝口健二監督
確かにちょっと地味過ぎだったかも。
私は『祗園の姉妹』は面白いかった。
祗園言葉と旦那の京都言葉が勉強になった。
昔の祗園のアンダーな感じもよく表現していたしね。



父親は、学生時代に小説家か映画監督がしたかったらしい。
学徒出陣に参加さていた世代なんです。
戦争が終わり、卒業をして就職もきまっていたけど、おじいさんが会社を作ったので兄弟が呼び戻された。
しかたなく家業をしていた。



やがて母親と結婚し、私が生まれた。
住んでいたのが北野天満宮あたりだったそうです。
幼稚園前ぐらいでもテレビもなかった。
だから晩ご飯を食べてからバイクでよく映画につれていかれた。
驚くべきことに、私はジット映画を観ていたのです。
しかもかなりの場面を憶えている。
『偽の売国奴』1962年アメリカ映画
『禁断の惑星』1956年アメリカ映画
『続・禁断の惑星 宇宙への冒険』1957年アメリカ映画
『地底探検』1959年
『海底2万マイル(海底二万哩)』1954年
『渚にて』1959年これは小さい時一番怖かった映画
『十戒』1956年、因みに『ベン・ハー』が小学校5年の時初めて一人で行った映画だった。祇園会館でした。
『シンドバッド7回目の航海』1958年
『無法松の一生』1943年版・大映
『駅馬車』1939年アメリカ映画
『黄色いリボン』1949年アメリカ映画
『自転車泥棒』1950年イタリア
『ユリシーズ』1954
『隠し砦の三悪人』1958年黒澤明監督
『隠し砦の三悪人』は、三船敏郎が刀を構えて馬に乗るシーンを憶えている。
金があんなところに隠されているんだ・・・と感心していたのも憶えている。
小さい時の記憶は凄い。



小学校時代にテレビで観た『キング・コング』1933年『遊星よりの物体X』1951年のやつ、なんの映画か忘れてけど両親が亡くなり、長男が妹、弟を里子にだしてまわる映画がありました。それを観て号泣した思い出がある。『慕情』1955年を観て泣いたこともある。成人してまだ英国領だった香港に行き「慕情の丘」に行った時、感激しましたね。

父親は、最近動的視力が落ちてきているから、最近のSFXの目まぐるしいのは苦手だそうです。字幕スーパーも辛いそう。それは私もそう。

まあ、この間の『坂の上の雲』や『カーネーション』は、満足してくれたらしい。

いま、どんな映画がよいか考えています。
『忍びの者』や『眠狂四郎シリーズ』市川雷蔵主演にするか。
そうか山田洋次監督の『寅さんシリーズ』でも持って行くか・・・。
難しいな・・・。
ひょっとして昔の映画の方が面白かったかも。
テレビの番組もだけど。
なんとかならんものでしょうか。



小学生の頃から単独で映画を見始め、ずっと映画を見続けている。
何本ぐらいみているのかな・・・。
いまの俳優は、BGMで感情を表現してもらい、SFXでアクションを誤魔化しているものね。みんな長い映画がだめみたいだし。それから『ホビット』が後悔されるけど、三部作だと知ってがっかりした。あのキャラで三本も持つのかな・・・。というかこちらか生きているかどうかわからないし。
続きものは止めてほしい。

今日は雑談でした。

Twitter→@kyo_otoko
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2 コメント

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>路渡カッパさん、こんばんは (京男)
2012-12-01 18:01:15
最近、古い映画をよく観ます。
俳優の話し方、所作なんかを観ているのですよ。
昔の女優さん、美しいですね。いまの女優?は、存在感が薄いように感じるのです。品がないし。品がないのが流行?私生活を暴露したり、結婚したとか子供ができたとか夢のない話が多いですね。
八代館って結局入ったことがないな・・・。(笑)
おはようございます。 (路渡カッパ)
2012-12-01 10:51:57
あいかわらずウチのDVDコレクションは、積ん読状態。。。
昔のタイトルをみると懐かしいものがあります。映画音楽も良かったですね。
コチラにも駅前に映画館があったのですが、モスラくらいを最後に、成人館になってしまいましたよ。

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