京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

寒い時は、このうどんやねぇ~

2014年12月07日 04時57分02秒 | 


昨日、京都市内は雪が降らなかったと思う。
でも冷たい風が吹いていた。
建物の中と外の温度差がすごい。

京女と買い物をして実家へ行く作業をした。
タクシーが止まったところが寺町通の永正亭の前に止まった。
自然に身体がお店に吸い込まれて、気が付くと一席だけ空いていたところに座っていまいた。


↑永正亭「たぬきうどん」

まず私が先手で「たぬきうどん」を注文。
次いで京女が「のっぺいうどん」を注文。
この気温ならこれしかないでしょ。
「のっぺいうどん」は、滋賀県の長浜にある茂美志屋(もみじや)が発祥らしいけど、京都で食べるものと微妙に違う。
京都のは「しっぽくうどん」をあんかけ状態だと思います。


↑永正亭「のっぺいうどん」

両方ともうどんにこしが無いのが京都風。
気をつけないといけないのは、うどんを持ちあげるとうどんが切れ、ポチャンと落ちる場合がある。イラチの人には向かない食べ物やね。ゆっくりフーフーしながらいただくと身体が芯から温まります。
上品なおばあさんがたぬきうどんを食べる時、まずお箸でうどんを切り(韓国ならハサミなんだろうな)、レンゲをたのんで、レンゲでうどんを食べたはった。
あれは、うまい食べ方だと思った。
カレーうどんなんかもそうしたら、服を汚さないかもね。


↑永正亭「木の葉丼(小)」二人で分け分けしました。

そうそう、うどんだけでは寂しいので「木の葉丼」も注文。
ただし、小サイズねっ!
「木の葉丼」は久しぶりだった。この丼も京都独特の丼です。
京都観光に来たら、ギョトギョトのラーメンとか讃岐うどんなんか食べずに、こういうものを食べるといいと思います。
お値段も安いしね。

親子丼を行列をつくって食べたはるけど、「親子丼」は京都独特のものじゃないですよ。
最近の親子丼ってなんで卵黄をつけたりするんだろう?
しかも出汁がお茶漬け状態になっているお店が多い。
汁分は、多くても少なくてもいけません。
いらんことを書いてしまったかな?
おやかまっさんどした。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
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