京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ぼたん鍋が食べたくなった

2014年09月16日 04時24分15秒 | 社寺

↑建仁寺塔頭禅居庵、本当は電線だらけなんですが消しました。

ここは、禅居庵(ぜんきゃあん)。
建仁寺の塔頭※。
※塔頭/本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、塔(祖師や高僧の墓塔)の頭(ほとり)、または、その敷地内に建てた小院である。塔の中で首座にあるところから「塔頭」と呼ぶ説もある。



摩利支天が祀られています。
摩利支天とは、インドの神様で陽炎を神格化したもの。いっさいの災難を防いで身を隠す術が得られるといわれ、中世の武士の間で信仰が広まった。ここ一番というときに運を開き、その人の本来持っている能力を発揮させてくれる。



猪は、摩利支天のお使いなんです。
本堂に祀ってある仏像も7頭の猪に乗っているそうです。
その関係で境内にたくさんの猪像があります。



いつも書いているかもしれませんが「陽炎」の神格化というのは魅力的。
陽炎だから実体がない。
つまり、傷ついたり、マイナスの影響を受けない。
ただし、闇だけになったらどうすることもできない?
所詮、光と闇に影響受ける存在。
小細工しているだけの存在なのかも。
最近そう思うな。


↑かわいい。

そんなことを猪の狛犬(猪)を触りながら思った。
猪に乗っかっているというのも、あまりカッコ良くないしね。


↑でもこの絵馬(?)は、ちょっと凄いと思った。


↑西側の出口?

このままそっと秋になって欲しいですね。
今年は、京都のぼたん鍋が食べたいな。
他府県で食べるぼたん鍋は味噌が濃くてちょっといやなんです。
京都のぼたん鍋は、私の知る限り白味噌なんです。
白味噌で猪を煮て、紅葉おろし入りのポン酢で食べるんです。
我が家でぼ白味噌でつくります。あっさりしているからかな。残った白味噌の出汁にピーナッツや胡麻ペースト、豆瓣醤を入れ、蒟蒻やスジを入れて煮たりします。美味しいですよ。
豚でやっても十分美味しいですよ。
お試しあれ。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
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