名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

ぽかぽか陽気の中で冬支度

2012年10月16日 | セカンドルーム

 

10月半ばとも思えないぽかぽか陽気で、力仕事をすると汗ばむくらいだ。
天気予報は明日から崩れると伝えていたので、毎年恒例の部屋の冬支度をすることにした。

古い民家の居間兼寝室は板張りで断熱材も使っていないので、外の冷気が直接伝わってくる。


そのため布団を敷く部分にホットカーペットを敷き、冬の寒い夜はその上で寝ている。

 

木製建具も建て付けが悪く、隙間風が吹き込んでくるので、戸の前にカーテンを吊るした。
これで薪ストーブを焚けば、今日の昼間のようにぽかぽかと暖かく、寒い冬も快適に過ごせる。


貴重な晴れ間を利用して、冬支度以外にも掃除洗濯、布団干しも出来て気分もすっきりした。

ここ数日はカメムシの群が、我が家をめがけて飛んでくる。
田んぼや野原に棲み付いていたが、冬の間は家や物置などで過ごす習性がある。

いったん壁や網戸で休み、雪や寒さに晒されない場所を探して冬篭りをする。
物置あたりなら気にしないが、家に侵入して布団の中や吊るしてある服のポケットなどにも入り込むので厄介だ。
ペットボトルを加工した捕獲器で捕まえているが、次から次とやって来るのできりが無い。
カメムシが家に入り込んで来る年は雪が多いと言われているが、今年は豪雪になるのだろうか。
冬支度に懸命のカメムシだが、放っておけば家中カメムシだらけになってしまうので、暇に任せて捕りまくっている。 (虫嫌いの人は動画をパスしてください)

カメムシ捕獲器3日間の成果

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日影平の紅葉

2012年10月15日 | セカンドルーム

 

好天に誘われて、日影平をトレッキングしてきた。
ここは高山市岩井町から朝日町にかけて広がる高原で、季節ごとに変わる森の表情が美しい。
午前中の3時間ほど歩いてきたが、紅葉にはまだ少し早かった。

岩井牧場からは、高山盆地の上にかかる雲海が望めた。


逆光ともやで少しかすんでいたが、御岳も遠望できた。

シラカバノ森は緑が多かったが、黄葉も進んでいた。


カラマツ林も黄ばんで来たので、間もなく金色の針の雨を降らすだろう。


ヤマボウシだけは真っ赤に紅葉し、青空とのコントラストが美しかった。
 

 

 

 

 

 

 

  槍・穂高連峰

 笠が岳

高台からは北アルプスの山々も眺望することが出来た。
飛騨高地の紅葉が始まり、これから絢爛豪華な錦絵が楽しめる。

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秋の取入れが終わって、田んぼの後片付け

2012年10月14日 | セカンドルーム

 

今日も好天を約束する深い朝霧が立ち込めていた。


いつものように、東の山から太陽が昇ると、爽やかな秋の空になった。


取り入れが残っている家は、朝から稲こきや籾袋や藁の運搬などで大童だ。
秋の取入れが終わった家が多いので、今日あたりがの最後の日となるだろう。


近所のおじいさんは来年に備えて、干草を運搬して田んぼに撒いていた。
取入れが終わって一息入れていると、じきに冬が来るので次の仕事を急がなければならない。


野良仕事日和の今日も田んぼへ出て、収穫後の後片付けをした。
稲架を解体し、イノシシ除けの柵を撤去して置き場に収納した。


杭や丸太など不定形な資材を狭いスペースに収納し、来年使う順番に収めていく。


トタンも積み重ねて杭で固定して、風に飛ばされないように重石を乗せる。

 


乾燥して軽い藁屑は腐食しないので、燃しておかないと田植え後の苗に付着して成長を妨げることになる。
今日も秋の一日を野良で過ごし、夕陽を背に家路に付いた。

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米作りの最終工程・稲こきが終わった

2012年10月13日 | セカンドルーム

今朝は朝霧が立ち込めていたが、日が昇り始めると青空が広がっていった。
朝の気温は4度ほどまで下がり、吐く息が白く身震いをした。


今日の天気は上々で、予定通り稲こきをすることになった。
イノシシ除けの柵を外し、畦のマルチを取り除いて準備を整えた。


程なく地主兼師匠が、ハーベスターを軽トラに積んでやって来た。
ハーベスターは自走式の脱穀機で、稲から藁を取り除き籾に仕上げる農機である。
コンバインの出現で激減した機械だが、山間部の狭い田では小回りが利くので利用する人は多い。


稲を機械に送り込んでいくと回転する爪で稲から籾を外し、風を送って藁くずや未熟な籾を吹き飛ばし、良い籾だけを袋へ入れていく。
藁を利用しない場合は、切り刻んで田にばら撒いて土壌改良に利用される。
5月の田植え以来、病害虫や動物の侵入も無く、順調に推移して今日を迎えられたことがとてもうれしい。


まずは、稲束でVサインのポーズをして作業をスタートした。
師匠がハーベスターを操り、助手は稲架から稲束を外してテーブルへ載せる仕事である。

 


午後1時には2枚の田の稲こきはすべて終わり、後片付けをして2枚の田の合計400キロの籾を軽トラに積み込んだ。


我が家の分の、ずっしりと重い籾袋を玄関の上がり框に積み上げて、思わず頬が緩んでしまった。
コイン精米機で籾摺りと精米をすれば、晴れて新米のご飯がたらふく食べられる。

 

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家具制作で出た端材・薪ストーブで利用

2012年10月12日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は朝夕の冷え込みが強くなり、濃い緑の山も少しずつ色づいてきた。

秋晴れ続きで稲架干しも順調に進み、明日は待望の稲こきが出来そうだ。

 


今日は在庫してある板材や端材の整理をした。

 


家具制作で出る端材は、フォトフレームや小箱などインテリア小物の材料として利用していた。
ナラ、トチ、セン、ケヤキ、タモ、カエデ、キリ、ウォールナットなど10種以上もある。
いずれ使うことがあると思ってストックした端材は、思ったよりたくさん残っていた。

今後小物を作る予定が無いので、もったいないが薪ストーブの燃料にすることにした。
稀少材を燃すのは抵抗があるが、暖を取るために使うのだから木も許してくれるだろう。


厚い材は薪にして、薄い材は細かく割って焚き付けにする。
電動ノコで挽いていると、墨線の跡や斜め切りの材が出てきたりして、椅子やテーブルを作っていた頃を思い出す。
家具工房の手仕舞いを控えて、少しずつ身辺の整理を進めているが、捨て難い思い出が詰まっているので思うようにはかどらない。

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薪割り

2012年10月11日 | セカンドルーム

 

今朝方はにわか雨が降ったが、程なく止んで青空が戻ってきた。


はさ干し中の稲にとっては嫌な雨だが、ずぶ濡れを免れて助かった。
裏山のキノコには恵みの雨になるところだったが、お湿り程度ではさほどの効果は無い。
いつも程ほどを期待しているが、自然相手の両得はなかなか難しい。

毎日、少しずつ薪割りをやっていたが、玉切りした分は今日で終わった。
最後の丸太は直径50センチを越す幹の部分で、重量級の斧でも割ることは出来ない。
チェンソーで十文字に切込みを入れて、そこに狙いを定めて何度も斧を打ち下ろす。

数回打ち込んで大割りが出来れば、あとは適当な大きさに割っていく。


1個の丸太で運搬車1台分の薪が出来た。


軒下に積み上げた薪は、おおよそ2か月分ほどの量である。
去年の秋に伐り倒した木が、1年越しで薪になった。

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山里の取り入れ風景

2012年10月10日 | セカンドルーム

 

日が少しずつ短くなって、午後5時を過ぎると夕日が沈み、朝は6時を回ってもあたりは薄暗い。


好天に恵まれてどこの家も秋の取り入れに大童で、日足と追いかけっこをしている。


コンバインで刈り取った後の田んぼは、刈り草が撒かれて来年の田植えに備えている。


稲架干しや稲こきが終わった田には、丸太の木組みだけが残っている。

先週は見事な5段稲架が組んであったが、今日は稲こきの真っ最中だった。


よく乾いた稲束が脱穀機にかけられて、籾が20キロずつ袋詰めにされ、藁も一抱えほどに束ねられていく。
稲刈りをした時の籾の含水率は20~25パーセントで、10日間ほど天日乾燥すると15パーセントまで下がる。
この含水率の米が食味も良く、貯蔵に最適といわれている。
大規模農家や人手の少ない農家は、人工乾燥機を利用するので稲架干しは年々減っていく。
乾燥機を利用すれば人手も省け、天候に左右されず短期間に仕上がるので、経費は掛かるが機械に頼る農家は増えていくだろう。
熱風で短時間で乾燥した米と、太陽の光と乾いた風でじっくり干した米は微妙に味が違うようだ。

 


裏山のなめこの様子を見に行ったら、数本のホダ木から小さななめこが出ていた。
本来の発生時期より少し早く出たきのこを、「走り子」と呼んでいる。
ここ数日の冷え込みで、気の早いなめこだけが出てきたようだ。
来週あたりの大発生に期待が膨らむ。

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秋の高山祭り・八幡祭

2012年10月09日 | セカンドルーム

 

今日は秋の高山祭の初日で、明日10日まで行われる。


この祭りは桜山八幡宮の例祭で、春に開催される日枝神社の山王祭と合わせて高山祭と呼ばれる。


絶好の祭り日和に恵まれ、たくさんの観光客で神社の周辺や古い街並みはにぎわっていた。
表参道には10台の祭り屋台が曳き揃えられ、境内では布袋台のからくりが奉納された。

からくり奉納は午前と午後にそれぞれ1回行われるが、1時間以上も前から待つ見物客で埋め尽くされ、とても側へ近づけない。

祭り行列や屋台の曳き回しを見物し、露天が立ち並ぶ宮川沿いの雑踏を歩いて祭りの賑わいを楽しんできた。

 


八幡祭が終わると秋が深まり、冬の足音が忍び寄ってくると言われる。
夕方の冷え込みは、その言葉通りになった。

秋の高山祭り・屋台曳き廻し

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山里の恵み・舞茸とむかごの炊き込みご飯

2012年10月08日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨はすがすがしい秋晴れで、風も和み暖かかった。


稲も乾燥が進み、近くへ行くと香ばしい稲と籾の匂いが漂ってくる。
野山も秋たけなわで、クリやクルミが盛んに実を落とし、柿やナツメも熟してきた。


紫アケビも弾けて、中の真っ白な実が甘みを増してきた。


厚い皮を割って実を口に含むと、とろけるような舌触りと濃厚な甘味が口中に広がる。
東北地方では厚い皮も料理に使われるが、飛騨で食べる人は見かけない。


山芋の蔓に生える「むかご」も食べごろで、黄葉した葉の脇にたくさん付いている。


塩茹でや煎っておかずにするが、山芋とは一味違う野趣に満ちた味がする。

裏山の舞茸も7個ほど芽を出し、一番大きいのは25センチを越していた。


さっそく1個を収穫して、今夜のおかずにすることにした。


滞在中のおかあさんが、舞茸とむかごの炊き込みご飯に舞茸汁を作ってくれた。
素材の良さもあるが、いつも作っている男の山家料理よりはおいしかった。

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乗鞍岳に初雪が降り、初めて薪ストーブに火を入れた

2012年10月07日 | セカンドルーム

昨夜降った雨は明け方に止んで、朝霧が消えた後に僅かながら青空が顔を出した。
里の雨は乗鞍岳では初雪となり、3センチほど積もったとテレビが報じていた。


連休で訪れた観光客は、寒さに震えながら赤と白のコントラストを楽しんだことだろう。
乗鞍スカイラインは今月末で冬季閉鎖されるが、それ以前に根雪になれば来年の5月中旬までゲートが閉じられる。
山の紅葉や雪も間もなく麓に下りてくる。
陽射しがあれば昼間は暖かいが、日が落ちると気温が急激に下がる。

朝晩は炬燵を使っているが、今日は初めて薪ストーブに火を入れた。
まだ本格的使う時期ではないが、昨日手入れをしたのでテストを兼ねて使ってみたが、煙突の抜けもよく薪も勢いよく燃えた。
半年振りの赤々と燃える炎は、これから始まる長い冬を心地よく過ごさせてくれる。

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彼岸花が咲く中で冬の準備を始めた

2012年10月06日 | セカンドルーム

 

あちこちの畦や土手で咲き誇っていた彼岸花が、盛りを過ぎて色褪せてきたが、ここの一角だけは鮮やかさを保っている。
足がすくむような妖しげな火焔は、群生して咲くよりは疎らにひっそりと咲くほうが彼岸花らしい。

虫と日焼けが嫌いなおかあさんが、いい季節になったので昨日から手伝いに来ている。猫の手でも欲しいところなので、さっそく中断していた薪割を再開することにした。
玉切りした細い丸太は、すべて割って薪棚に積み上げてあるが、30センチを越す太い丸太だけが残っていた。


この太さになると、斧を力いっぱい振り下ろしても割れない。


チェンソーで、丸太の中心を3分の1程の深さまで切り込んでから斧を打ち込み、後は適当な大きさに割っていく。


出来た薪は非力なおかあさんが一輪車で運び、軒下に積み上げていった。


お互いに筋肉痛や腰痛にならないところで打ち切り、庭木の剪定をすることにした。
伸びて屋根に張り出した枝や、徒長して通路を塞ぐ枝などを切り落とした。
これを怠ると除雪の邪魔になるし、積雪で通路が狭くなって難儀する。
一輪車に3杯分の枝は町では処分に困るが、山すそに積んでおけば腐食して自然に帰っていく。


今日の最後の仕事は、薪ストーブの点検と煙突掃除だ。
ハリネズミ状の器具を、煙突の下から差し込んで掃除することも出来るが、煤を浴びるし完全に落とせないので、年に一度は大屋根に上ることにしている。


ついでに、枯れ葉や小枝で詰まっていた雨樋の掃除もした。
雨の度にオーバーフローをしていたが、これからは水しぶきが飛び散ることも無くなるだろう。

大屋根から辺りを見下ろすのは冬の雪下ろし以来であるが、秋の取り入れ風景から山が紅葉に変わるころ、薪ストーブが本格的に動き出す。

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稲架干しの稲が良く乾き稲こきも始まった

2012年10月05日 | セカンドルーム

今日の飛騨地方は秋晴れで、乗鞍連山を見渡すことが出来た。
高いところではナナカマドやヤマウルシの紅葉が始まっているが、今年は残暑の影響で麓へ下りて来るのは少し遅れるようだ。


はさ干し中の稲は、秋の陽射しと乾燥した空気でよく乾いてきた。


どこの稲架も上部をビニールシートで覆うなどして、乾燥を少しでも早める工夫をしている。
稲の切り口が上を向いているので、シートで雨や夜露の進入が防げる。
今年は不精をして覆いをしなかったが、たまたま近所の田んぼで稲架の上段に稲束を横に並べて干しているのを見かけたので、早速真似をすることにした。

ビニールほどの防水性は無いが、見た目もきれいだし多少の効果は期待できそうだ。
今日のような天気が続けば、あと1週間ほどで稲こきが出来るだろう。
稲刈りが早かった家では、脱穀機を使った稲こき作業が始まった。


連休は、あちこちの田んぼから脱穀機のエンジン音が響いてくることだろう。

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スズメバチの不思議な習性

2012年10月04日 | セカンドルーム

 

わが家は毎年スズメバチが、軒下や天井裏に巣を作る。
今年も軒下に巣を作り始めたが、途中で営巣活動を止めてしまった。
バレーボールほどの大きさになっていたので、作り続ければ一抱えほどになり、数百匹の働き蜂が出入りしたことだろう。

スズメバチが途中で巣を放棄することはよくある事で、ハチのいなくなった小ぶりな巣はあちこちで見かける。
女王蜂が野鳥に襲われたのか、西日の射す場所だったので、夏の暑さに耐え切れなくて引越しをしたのかもしれない。
スズメバチは攻撃的で危険だと言われているが、何度も同じ屋根の下で過ごしてきたが、一方的に襲われたことは一度も無い。


毎日通る土間の天井に巣を作ったときも、至近距離を飛び交っていたが何事も無かった。
押入れの天井に巣を作ったときに、部屋に迷い込んだスズメバチを無意識に払った瞬間に手の甲を刺されたことがある。
手がグローブのように腫れあがり痛い思いをしたが、これは突発的な出来事で、お互いに不用意に刺激しなければ危険は無いと思っている。
通学路や公共機関など、多数の人が出入りして危険が予測される場所ならともかく、見つけ次第すべてを駆除すれば生態系が損なわれてしまう。


スズメバチは不思議な習性があって、今頃の時期になると幼虫を巣から落とすようになる。
秋が深まり餌が少なくなると全部の子供が育てられないので、間引きをするのだといわれている。
一匹の女王蜂候補が巣から出て越冬場所へ移った後は、冬を前に働き蜂や雄蜂は死に絶えて、立派な巣は再び使われることは無い。
ひと夏を働き続けたハチたちの営みに、秋でなくても哀れを感じる。

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秋が進み動物や昆虫たちも忙しそうだ

2012年10月03日 | セカンドルーム

 

先日の台風でぬかるんでいた家の前の田は、、ようやく乾いてきたので取入れが始まった。
所々に水溜りが残っていて作業が大変そうだが、これ以上熟し過ぎると籾摺りの時に米が割れてしまうので、集落の稲刈りも今日あたりで終わりそうだ。

 


わが田の稲は乾燥が進み、葉や籾も黄一色になって来た。


田んぼに飛び交っていた赤とんぼや蝶々もいなくなり、カマキリだけが稲束で休んでいる。


どれも雌カマキリで、子を孕んだお腹が大きく膨らんでいる。
雄が見当たらないのは、子を産む雌の栄養源になってしまったのだろうか。


たくさん棲みついていたカエルやイモリも、水を引いた田から冬の寝ぐらへ移動が始まり、わずかに湿り気のある泥の上で見かけるだけになった。

田んぼや草むらにいたカメムシも、家の壁や窓にたくさん止まるようになった。
わずかな隙間を見つけて家に侵入し、押入れや戸棚の裏などで越冬する。


ペットボトルの上部を切り取って逆に差し込んだ捕獲器で捕まえているが、次々と来るので際限が無い。


家の脇に、立派な皮コートが脱ぎ捨てられていた。
この時期に見かけるのは珍しいが、残暑が続いたせいかもしれない。
早く冬眠をする穴を見つけないと、冬を越せなくなってしまう。
家に棲みついていたヘビのお蔭で、夏の間はネズミは見かけないが、間もなく家に戻ってくるだろう。
秋が進むと、動物や昆虫たちの動きが、急にあわただしくなってくる。

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秋の日差しと爽やかな風で稲束が乾いていく

2012年10月02日 | セカンドルーム

 

飛騨の山里に、ようやく青空が戻ってきた。
鰯がたくさん泳いでいるのは、秋を代表する雲の一つだ。


天日干しの稲は、秋の日差しを受けて艶やかに乾いていく。
風は湿り気の多い南西だが、北西の乾いた風に変わるともっと早く乾く。


北向きの稲は南向きに比べて乾き難いので、稲束を四分六に振り分けて掛けている。


雨に濡れた犬小屋の屋根を取り外して風を入れ、湿ったベットも干してやった。


雨が降って気温もやや下がってきたので、裏山のきのこの様子を見に行ったが、まだ椎茸もなめこも出る気配は無かった。


黒舞茸の原木からは、直径3~5センチほどの小さな笠が出ていた。
今年はだめかと思っていたが、去年より10日遅れで顔を出してくれた。
残暑が続いたせいと思うが、待望の1号が出たので後続を期待したい。
直径30センチ以上に成長すれば、炊き込みご飯や炒め物で秋の味覚が楽しめる。


いつの間にか、山椒の実も真っ赤に色づいていた。
一粒口に含んだだけで、痺れが口中に広がるほど強烈だった。
寒暖の差の大きい飛騨産の山椒の実は香りも良く、七味唐辛子の原料として人気がある。
豊穣の秋を迎え、山の幸で食卓が賑わうのも間もなくだ。


今日も辺りを茜色に染めて一日が終わった。

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