名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

秋の日差しと爽やかな風で稲束が乾いていく

2012年10月02日 | セカンドルーム

 

飛騨の山里に、ようやく青空が戻ってきた。
鰯がたくさん泳いでいるのは、秋を代表する雲の一つだ。


天日干しの稲は、秋の日差しを受けて艶やかに乾いていく。
風は湿り気の多い南西だが、北西の乾いた風に変わるともっと早く乾く。


北向きの稲は南向きに比べて乾き難いので、稲束を四分六に振り分けて掛けている。


雨に濡れた犬小屋の屋根を取り外して風を入れ、湿ったベットも干してやった。


雨が降って気温もやや下がってきたので、裏山のきのこの様子を見に行ったが、まだ椎茸もなめこも出る気配は無かった。


黒舞茸の原木からは、直径3~5センチほどの小さな笠が出ていた。
今年はだめかと思っていたが、去年より10日遅れで顔を出してくれた。
残暑が続いたせいと思うが、待望の1号が出たので後続を期待したい。
直径30センチ以上に成長すれば、炊き込みご飯や炒め物で秋の味覚が楽しめる。


いつの間にか、山椒の実も真っ赤に色づいていた。
一粒口に含んだだけで、痺れが口中に広がるほど強烈だった。
寒暖の差の大きい飛騨産の山椒の実は香りも良く、七味唐辛子の原料として人気がある。
豊穣の秋を迎え、山の幸で食卓が賑わうのも間もなくだ。


今日も辺りを茜色に染めて一日が終わった。

コメント (6)
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