名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里で稲刈りが始まった

2012年09月20日 | セカンドルーム

 

秋祭りが終わって、集落の風景は日ごとに秋色に染まっていく。
コスモスが散り始めると、稲田は黄金色に染まり、吹きぬける涼風で波打っている。


田植えが早かった家では、今日あたりから稲刈りが始まった。

 

山間地は狭くて変形の田が多いので、小回りの利く1条刈りのバインダー(稲刈機)を使う人が多い。
2~3株ほどを刈り取っては、1束に縛って片側にはき出していく。
中には、自走させながら出てきた稲束を一山ずつ揃えて、後の運搬をし易くしている人もいる。

 


刈り取った稲束は、稲架掛け(はさかけ)にして天日乾燥する。
2~3段掛けが多いが、5段以上の稲架を見かけることもある。


天気にもよるが、10日から2週間ほど乾燥した後に脱穀して精米すれば米になる。


規模の大きい田ではコンバインを使って、4条から6条の稲株を刈り取りながら脱穀し、藁は細かく刻んで田んぼに撒いていく。


待機している運搬車に積み込まれた籾は、JAのライスセンターに持ち込まれて、温風乾燥、籾摺り、精米、袋詰めされて市場へ出荷される。
山里でもコンバインを利用する農家が増えてきたが、大型機械が入れない小さな田んぼでは、昔ながらの稲刈り風景を見ることが出来る。

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