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農林水産省の広報で、汚泥肥料中に含まれる放射性セシウムの取扱いについて
『6月16日、原子力災害対策本部は、上下水道や集落排水の汚泥について、(1)放射性セシウム濃度に応じた埋立・保管等のルールを決めるとともに、(2)汚泥を製品として利用する際には、関係府省が安全性を評価した上で利用しても良いとするなどの方針を決定しました。 一部の汚泥は肥料の原料として利用されています。汚泥の肥料利用にあたっては、非汚染農地に放射性物質を拡散させたり、投入先の農地土壌の放射性セシウム濃度を上昇させないよう、適切な対応が必要です。このため、放射性物質を含む汚泥の肥料利用に関する基準・ルールを策定しました。』
この記事に関連して、取扱いのポイント という記事が出ています。
『原料汚泥中の放射性セシウム濃度が200 ベクレル/kg以下の場合については、汚泥肥料の原料として使用できる。
対象となる地域は汚泥から放射性セシウムが検出された都県。
 (岩手県、山形県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、新潟県)』
、ということで、山梨県も含まれている、これは6月16日の決定なので、6月27日の厚生労働省通達以前になると思います。農林水産省と厚生労働省の連携については知りません。

この件については、2011-06-30 福島市・高線量の地域の子どもたちの避難を早急に という記事を読んでいた時に、右ペインにある「gpjTweet」欄でリンクされていた毎日新聞の記事-2011年6月24日 放射性物質:汚泥肥料の取り扱い基準を発表 農水省、これを読んでみて農林水産省サイトを確認したのが上の記事になります。

東京都の問題から甲府市や山梨県の下水汚泥についても確認した時に、セメントの原料になることは知りましたが、肥料の原料にもなっていることは今回はじめて知りました。いつも書くように私は農業のことなど全くわかりません。
農林水産省の記事も走り読みしただけですが、『原料汚泥について放射性セシウム濃度を測定し記録・保管するとともに農林水産省農政事務所等へ毎月10日迄に報告する。』 として山梨農政事務所に報告されるらしいことが書かれていました。当然ですがその報告は山梨県庁にも送付されるでしょう。県民に報告するのはどちらなのか私にはわかりません。

ネットのセキュリティを考えながらサイト構築している時は、「・・・かも知れない」→「調べる、OK、問題無い」の繰り返しです。放射性物質による汚染については「・・・かも知れない」で終りです。私自身はそれでも良い、今や加齢による体調変化の方が影響が大きいのですから・・・しかし情報は気が付く限りは確認しておきます。そして身内や仲間の子供たちに伝えます。
下水汚泥に放射性物質が検出されるということは、生活環境に放射性物質があることを意味するはずです。「もしかするとホットスポットがあるかも知れない」 →「調べた、問題無い」 その繰り返しがこれからもずっ~と続くのでしょう。調べるフットワークの軽い地域で子供たちを育てたい、誰しもそう思うでしょう。

◇ 2011.06.22 山梨県は放射性ヨウ素131の汚染がひどい
◇ 2011.06.17 下水汚泥の処理、通知が発せられた
◇ 2011.06.16 セメント原料に下水汚泥を利用する業者
◇ 2011.06.12 富士北麓と甲府市で下水汚泥にヨウ素131を検出
◇ 2011.05.26 山梨県各地や甲府市で下水汚泥にセシウム検出
◇ 2011.05.12  東京都下水汚泥の放射能汚染 | 東京都下水道局

(追記) 2011-07-09 03:20:46
2011年7月6日 放射線汚泥肥料 人体への影響を専門家が警告、日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/131373
問題なのは測定されていないストロンチウムの危険性です。
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ヨウ素とセシウムしかデータが出て来ない現状に疑問をもっていたのですが、やっぱりそうだったか!という記事です。 先が短い私はかまわないのですが、子供たちが可哀そうだ。


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