ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




◇ 2011年5月13日 15:48 日本テレビの記事、汚泥の焼却灰から高濃度の放射性物質 東京
『東京都の下水処理施設から出た汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルという高濃度の放射性物質が検出されていたことが日本テレビの取材でわかった。
 東京都によると、江東区の下水処理施設「東部スラッジプラント」で3月25日に採取した汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルの放射性物質が検出されていた。同じ時期に採取した別の2つの施設の焼却灰からも、一キロあたり10万ベクレル以上検出されていたという。これらの焼却灰は、すでにセメントや建築資材などに再利用されている。』

日本テレビの取材を補完するように共同通信が取材したのでしょうか、汚泥焼却灰から放射性物質 都下水処理施設で3月採取 2011/05/13 20:53  【共同通信】 が出ています。
『東京都内の下水処理施設で3月下旬に採取された汚泥焼却灰から、1キログラム当たり17万ベクレルの高濃度の放射性物質が検出されたことが13日、都への取材で分かった。焼却灰は既にセメントなど建設資材に再利用されたという。  都下水道局によると、検出された施設は「東部スラッジプラント」(江東区)。同時期に大田区と板橋区の下水処理施設2カ所でも汚泥焼却灰から10万~14万ベクレルの放射性物質が検出された。  1カ月後に再調査し、3施設の放射性物質は1万5千~2万4千ベクレルまで低下したことを確認。物質が放射性セシウムかどうか特定を進めている。』

焼却灰の試料採取日が4月25日で、東京都下水道局公式ホームページには、下水処理における放射能測定結果 平成23年5月12日 が出ていますが、これ以前には同様な記事はありません。
日本テレビや共同通信の取材がいつだったのかは分かりません。『東京都下水道局で自主的に行ってきた全β(ベータ)放射能の測定』による3月下旬の結果を知っている人が、隠しておくことはいけないという思いから日本テレビなどに知らせたことで取材が入り、当局側と擦り合わせながら当局は5月12日に記事を公開し、メディアは13日に報じた--こんな風に「根拠もなくあれこれおしはかって勝手に想像すること」も可能な世の中です。
東京都下水道局が報道の根拠となったデータもホームページに公開するのは公僕として当然の仕事です。石原慎太郎さんも分かっておられるでしょう。

ちなみに、 〔共同〕配信の日本経済新聞によると、高濃度放射性物質含む焼却灰は容器保管 政府方針 2011/5/13 12:25
『福島県の下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質が検出された問題で、政府の原子力災害対策本部は、放射性物質の濃度が1キログラム当たり10万ベクレルを超える汚泥については可能な限り県内で焼却や溶融処理をし、焼却灰は容器に入れて保管すべきだとした取り扱い方針をまとめた。国土交通省などは12日、同県に方針を通知した。同県が安全な処理方法を示すよう国に要望していた。』 罪刑法定主義を適用すれば東京都がセメントや建築資材などに再利用したことは罪に問われません。5月12日という日付の一致を揣摩臆測してはいけません(^o^)

東部スラッジプラントは、砂町、三河島、有明、落合、中野、みやぎ水再生センターの水処理の過程から発生する汚泥を処理しています。」とのことです。水再生センター一覧から江戸っ子の私は23区内の町名ならおよその場所も分かります。
搬入された汚泥段階の測定なら汚染地もわかるでしようが焼却灰で測定するなら何処から来た汚泥かは分からないのかも知れません。そういうことも含めてデータの公開は必要と思います。
都内は学校の校庭なども含めてほとんど舗装されていると思いますので、目視できない放射性物資は地表に積もる事も無く水で流されているように思います。東京都の散水車が走り回っている地域があるかも知れませんね。パーキングメーターが使われている場所では散水しませんから要注意です。
都内23区も三多摩各市でも神奈川県や茨城県と同じように自治体独自に測定がされているかも知れませんが、今はそこまで調べる時間はありません。都内区市町村リンク集を設定しておくだけにします。

2011.03.24 浄水場サンプリングの方法を知りたい の記事は東京都の水道水に放射性物質の混入が報じられた時に書きましたがフォローしていません。今回の下水汚泥の汚染についてもフォローせずに書きっぱなしの記事になるでしょう。
私自身はこれから都内に出かける時もいつも通りです。こういう非常時にICTは如何にあるべきか、関心はそれだけでこんな記事を書いています。愚かな人々の道連れにされるのは口惜しいけど私に関係ある人々の子供たちだけはなんとか守れるようにしたい。彼たち彼女たちがこれから日本を立て直してくれるのだから。

ついでに・・・・
◇ 文部科学省-都道府県別環境放射能水準調査結果 で東京都内のただ1か所、東京都(新宿区)が以下の場所です・・・
東京都健康安全研究センター
都内の環境放射線測定結果 測定場所:東京都新宿区百人町
 【ここはJR山手線高田馬場駅と新大久保駅の間、JRと小滝橋通りに挟まれた小高い土地で団地のはしりだった戸山団地で有名です。--参考・高齢化進む戸山団地
足柄茶の問題から神奈川県や茨城県の測定状況を見てきて、文部科学省が平常時に続けていたものを、相変わらずそのまま続けているのは何故だろうかと疑問に感じます。

 
 
2011/05/24 14:49:43 平成23年5月19日 下水道局の記事が出ています。テーブルの数値情報は引用を省きます-- http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0513.htm 下水処理における放射能等測定結果 東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター及びスラッジプラントの脱水汚泥及び汚泥焼却灰に含まれる放射能の詳細な測定結果並びに施設周辺の空間放射線量の測定結果が出ましたので、お知らせします。 なお、今後も放射能濃度の測定を定期的に実施し、当局ホームページで公表していきます。 -------------------------- 空間放射線量の測定結果 は測定日5月18日 で、以下のコメントがあります-- 放射線量は、職員が地上1mの地点でシンチレーションサーベイメータ等により測定しています。 (参考) 文部科学省ホームページ「全国大学等の協力による空間放射線量」によれば、5月11日~18日の各地区における空間放射線量を1時間あたりに換算した参考値は、 文京区 0.13μSv/h~0.21μSv/h、 府中市 0.04μSv/h~0.08μSv/h、 目黒区 0.04μSv/h~0.08μSv/h、 港区 0.08μSv/h~0.08μSv/h、 八王子市 0.04μSv/h~0.08μSv/hです。 東京都健康安全研究センターにおける「都内の環境放射線量調査」によれば、5月11日~18日の1日単位の測定結果の平均値は、 新宿区百人町 0.0627μSv/h~0.0678μSv/hです。 ------------------- 「全国大学等の協力による空間放射線量」も毎日PDFファイルで掲載されていますが、山梨県内大学で協力はありませんので、私はこれまで参考にはしていません。
2011/05/31 01:11:46 保坂展人さんのブログ記事、 http://bit.ly/k2k7cY (URL短縮形) 「世田谷区内の消費電力」の情報開示を求めて から辿っていって、 http://www.city.setagaya.tokyo.jp/020/d00033250.html 世田谷区サイト-放射性物質等測定結果の情報 ここから、 http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html 都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について >地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターでは、今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、自然界に通常存在しない放射性物質の測定を行っています。以下に、その測定結果を速報でお知らせします。 このページを知りましたので、追記しておきます。 尚、東京都ホームページ http://www.metro.tokyo.jp/ では、左目次の「都内の環境放射線測定結果は、測定場所:東京都新宿区百人町」がメインです。 (関連情報)の中で、都立産業技術研究センターの上記ページにリンクされています。


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情報通信月間公式ホームページから、山梨県内では2件の行事開催を確認できます。山梨県庁の担当は情報政策課です。
予告記事は、2011.02.01 デジタルと光がむすぶ、みんなのきずな 情報通信月間 を書いていましたが東日本大震災、無計画停電、原発震災の追っかけで最新確認が遅れました。下記のように「関東テレコム講演会」も震災テーマにシフトしたようです。私は大震災とICTの活用を中心とした検証がいずれはどこかで行われると期待しています。3.11で日本が変わるためには避けられないステップのひとつだと考えています。

◇ 5月26日(木) 10:40~ 平成23年度情報通信月間記念講演会
 会場 : ベルクラシック甲府
 講演 : 「クラウドコンピューティングで広がるITの未来」
 講師 : マイクロソフト ディベロップメント株式会社 代表取締役 社長 兼 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 最高技術責任者(CTO) 加治佐俊一(かじさ しゅんいち)氏
 『昨今大きな注目を集めている「クラウドコンピューティング」。ソフトウエアやハードウエアの使い方に革新的な変化をもたらしつつあるこの新たなITの形態は、地域における市民活動や企業経営の環境も劇的に変える可能性を秘めている。クラウドコンピューティングの最新の状況と、そこから広がるIT の未来像について紹介。』
 参加費 : 無料です

◇ 6月11日(土) 10:00~15:00 CMで伝えよう!今、わたしにできること~約束編~
 会場 : 山梨県立科学館 対象 : 小学校4年生~6年生 30人
「公共広告って何だろう?」というテーマで考え、その役割や作るときの注意点などを学びます。グループ毎に相談しながら、撮影・編集をして、みんなで実際に公共広告を作ってみます。
「こんにちわに」、「さようならいおん」、「ありがとうさぎ」・・・子供たちにも人気があるのではないかと思います。

◆ 6月9日(木) 13:30~17:00 平成23年度第1回関東テレコム講演会 内容は当初の「クラウドコンピューティング関連、セキュリティ関連<Xd12L>」から、変更されています。
 会場 : 九段第3合同庁舎 11階共用会議室1 (東京都千代田区九段南1-2-1)
 講演1 「東日本大震災を受けた今後のICT事業者の取り組みについて」 講師 : 株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部上席コンサルタント 北俊一氏
 講演2 「災害時における通信事業者のBCP(事業継続計画)の在り方」 講師 : デロイトトーマツリスクサービス株式会社パートナー 丸山満彦氏
なお、『例年、6月1日に開催しております「電波の日・情報通信月間記念式典」については、開催しない』とのことです--総務省関東総合通信局-お知らせ/平成23年5月9日

2010年については、2010年情報通信月間、山梨県内行事を書きました。



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