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2011年9月26日の陸山会裁判判決は、水谷建設からの裏献金を認めて、それを隠すために政治資金報告書に虚偽記載をしたとして有罪判決となった。
そうなると水谷建設の裏献金について、検察は改めて政治家の贈収賄事件として起訴する事になるのだろうか。
これは小沢一郎さんの起訴理由(検審起訴)とも重なってくるわけで、山口一臣さんの小沢一郎が「起訴相当」となった理由(2010年05月07日) を読み返してみても、小沢さんの検審起訴の理由でもない裏献金があることを裁判所が認定した事になる。
検察がストーリーを組み立てマスコミが垂れ流したことを、事実であると裁判所が認定した意味は大きい。歴史的大疑獄事件ということになる。
裁判官の知的レベルすら信用できなくなった時に、この国はどこに向かうのだろうか。2011.09.26 23:50 記


2011年9月26日に石川知裕さん達の陸山会裁判の判決があります-裁判について | ともひろ日記によると、『判決前夜の気持ちはメルマガで出すつもりであるが判決当日に号外も出す・・(2011年9月21日日記)』とのこと。「ゲンダイネット」に2本の記事が出ていました・・・
【陸山会裁判26日判決】(上) 小沢秘書3人は無罪なのか有罪なのか 2011年9月20日
【陸山会裁判26日判決】(下) 小沢の“座敷牢”幽閉は続くのか 2011年9月22日
これまで小沢事件に関係する記事はできるだけ読んできてブログにも書いてきましたが、この裁判の結果は私には予想もつきません。法律の解釈については解釈をした人々の考え方が私には理解できないケースをこれまでも読み聞きしています。人を裁く権限を与えられた人々を信じるか信じないかなどと言ってみてもはじまらない世界だと思っています。
私が小沢一郎さんに関連して書いた最近の記事は、2011.08.30 自社連立政権の再来とNHKの誤報と ですが、野田総理は9月24日未明(日本時間)に国連総会で一般討論演説を行うとのことです。今回のような裁判の判決はそういう演説の内容などを忖度して決まっていくものなのだろうと私は想像しています、政治も司法も私の幼い思考方法では理解できない社会かと。 2011.09.23 22:55 JST 追記


石川知裕さんのブログで8月22日記事がでていました・・・最終弁論を終えて『最後に裁判長から「被告人は前に出てください」「何か最後に言いたいことはありますか」と告げられた。以下、私のコメントを掲載させていただくことにする。』としてメッセージが書かれています。
判決は9月26日とのことです。この事件も小沢一郎さんの検察審査会起訴も、全ては小沢さんに総理の座につかれると困る人々が仕組んだものであろうことが、この裁判の過程ですっかり見えてしまったでしょう。・・・・陸山会事件:結審まとめ江川紹子氏
しかし、そのことをマスメディアは伝えないし、彼等も菅直人一派を持ち上げて震災を人災に至らしめた責任から逃れられないのだから、小沢問題の本質を明確に報じることは決して無いでしょう。
そして小沢一郎さん以外なら誰でもよいという立場らしく前原氏の出馬動向などを世論調査と称する相変わらずの手法と合わせて必死に伝えているようです。なにはともあれ、民主党の次の代表を選ぶ時に小沢一郎さんだけは外さねばならないという策略は見事に功を奏したらしいです。
なぜそれほど小沢一郎が嫌われるのか。世界的な視野をもって日本をまともな国民主権国家になし得るかどうかという問題の本質を考えるネティズンは小沢さんを理解しています。小沢嫌いのネティズンも別な思想的立場からアンチ小沢論を書き続けているのでしょう。どちらも既得権益擁護のためにネットを使っている市民では無いはずだと私は思っています。以上、2011.08.22 追記


陸山会裁判は6月1日に被告人質問が完了し、7月20日の論告求刑になると書かれている石川知裕さんのともひろ日記 6月1日があります。その後は8月22日に弁護側の最終弁論があって結審し、判決は秋とのことです。(朝日新聞 7月1日)

ところが「ともひろ日記」の7月3日に 「調書不採用」 と題した日記が書かれていて、「東京地裁が陸山会事件で私を含めた3人の調書の一部不採用を決定した。」などが記されています。
私はこの件について以下のような2011年7月1日の各紙記事を確認しています・・・
◇ 産経新聞-小沢氏への「報告」調書却下 元秘書裁判、任意性を否定 小沢氏公判へも影響
◇ 毎日新聞-陸山会事件:却下調書に「小沢元代表関与」部分 東京地裁
◇ NHK-調書却下 小沢氏裁判に影響か
◇ 朝日新聞-小沢氏元秘書の供述調書、一部不採用 陸山会事件公判
◇ 東京新聞-元秘書供述調書 「小沢氏へ報告」不採用

これらの新聞記事はしばらくは読めると思いますので簡単に引用しておきますが、東京地裁(登石郁朗裁判長)は6月30日、検察側が証拠請求していた三人(石川知裕、池田光智、大久保隆規)の供述調書計38通のうち12通を採用しないことを決めた。
調書全体の却下は、石川被告の供述調書15通のうち10通、池田被告の21通のうち2通で、大久保被告の2通の調書は採用された。
却下された調書は、政治資金収支報告書の提出前に虚偽記入について小沢元代表らに報告し了承されたとする調書などとのことですから、これは検審起訴による小沢一郎裁判に強く影響することになります。

日本経済新聞は7月5日の記事で、元秘書の調書不採用決定に検察側が異議 陸山会公判で東京地検 と報じています。
『「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検は5日、衆院議員、石川知裕被告ら元秘書3人の供述調書の大部分の採用を却下した東京地裁の決定を不服として、異議を申し立てた。 (東京地裁は)「威迫ともいうべき心理的圧迫や小沢氏の不起訴という利益誘導があった」と認定し、検察側が請求した調書12通の採用を却下。小沢元代表の関与を認めた石川議員らの調書も不採用となった。』
東京地検としては天下分け目の戦いとして当然の反撃でしょうし、マスメディアも自分達の存在意義が問われる問題なので固唾を呑んで見守っている状況と思います。検察リークの垂れ流しで国民を誘導したことが、詐欺的な犯罪行為とされるか、それとも剣より強いペンの役目だったと評価されるかの分かれ目です。

2011年7月7日、The Journal のインタビュー記事で 石川知裕:最後に特捜部にエールを送って、この事件を終わりにしたい が掲載されています。石川さんの話の中で佐藤優さんの発言を引いて「集合的無意識」 という言葉がありました。メモしておこうと思います。

陸山会裁判が本命としていた「小沢一郎の政治とカネ」事案では、検審起訴に関する疑惑が明らかになりつつあります。6月30日、森ゆうこ参議院議員のブログで、東京第5検察審査会の起訴議決は無効だ!調査報告続編発表 の記事は居座り政権報道に隠れてしまっているように思えますが、国家的激震の震源地です。森議員が東京地裁に情報開示させた「審査員の出席簿によって、議決は無効であることが証明できた。」 ちなみに森ゆうこ資料サイトで 「110630法務部門刑事司法と国民参加のあり方検討WT」 に関係資料がアップロードされています。
森さんは明示的には書いていないのですが、2010年9月14日の検審起訴議決が同日開催された民主党代表選に影響したことは良く知られていることです。代表選に間に合わせて議決した(民主党内部には流された)とまで言われていることです。そしてその検審起訴の議決書が10月4日に署名された。その両方に出席したとされる検察審査員について調べた報告です。
2010.10.13 平均年齢 34.27歳・・・ゾクゾク更新、真実不明、この謎が解けたということ。

陸山会裁判について、私は4月27日の第10回公判までしかフォローできていません。そこまでの過程でも裁判について報じるマスメディア情報の片寄りには気が付きました。それらを読みながら菅直人政権の成立に尽力した人々の東日本大震災後の有り様、体たらくも見てきました。
7月6日から7日にかけての深夜、甲府空襲。日本各地の空襲でも米軍からそれを予告し警告するビラが播かれたと読んだことがあります。そういうビラを読む奴は非国民だとして、それらの情報を破棄させた人々がいたことも読みました。
東京電力、九州電力、原子力村住人、菅直人テキな人々が大手を振ってまかり通る世の中、どんな情報の中に真実が隠されているか、それを読み取れる情報リテラシーを自ら鍛え上げていかねばならないと思っています。「甲府空襲」、今この山梨県に再来しつつありませんか? といつもながらキタリモンの余計なヒトコト(^o^)
2011.04.27 水谷建設前社長1億円提供を証言、検察尋問に
2011.02.10 陸山会事件公判傍聴記を読む



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