ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

外来巻き貝「コモチカワツボ」、神奈川の河川で大繁殖

2007-02-12 19:26:49 | ホタル
 外来種の巻き貝「コモチカワツボ」が、神奈川県内の河川で繁殖していることが、同県環境科学センターの調査で確認された。 コモチカワツボは、ニュージーランド原産で、雌雄同体、雄性発生で繁殖力が極めて強い。ホタルの幼虫がエサとする在来種「カワニナ」にそっくりで、ホタルの幼虫も食べることが知られている。そのため、ホタル繁殖用として業者が販売したり、カワニナに紛れ込んでいた可能性も指摘される。センターは「全国で生態系が乱される恐れがある」としており、調査結果は3月に松山市で開かれる日本生態学会で報告される。
 確認地点の多くが、ホタルの名所として知られる鎌倉、箱根、湯河原などと重なる。センターは、ホタルのエサとしてコモチカワツボを販売していた業者を把握しており、ホタル繁殖のため外来種が多用されている恐れもある。コモチカワツボは国の特定外来生物に指定されておらず、輸入や販売、移動が規制されていない。センターの研究員は、「ホタルを復活させる運動も、コモチカワツボを使っては生態系の破壊につながる」と話している。
 センターは、2004年に県内の24河川で川底の生物を調査し、コモチカワツボを8河川で初めて確認した。アユで知られる県西部の早川や千歳川で、アユのエサになる川底のコケを食べたり、カワニナを駆逐したりしていた。鎌倉市の滑川では、50センチ四方当たり約1万8000匹が密集していた。現在も調査を継続中で、アユへの影響は確認していないが、「生態系への影響が出かねない」としている。「川底がコモチカワツボで覆われてしまえば、魚のエサになる藻類も育たなくなる。コモチカワツボが靴底に付着し、落ちた場所で繁殖する恐れもあることから、米国では、釣り人に靴の消毒を呼びかけている。
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