ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

ウスバシロチョウ 半黒化型

2016-05-30 22:38:01 | チョウ/アゲハチョウ科

 ウスバシロチョウ Parnassius citrinarius citrinarius Motschulsky, 1866 は、北海道から本州、四国にかけて分布するが、分布域のどこにでも見られるわけではなく、局所的に個体群が存在してる。そのため、それぞれの地域個体群の間で遺伝的な変異が存在すると考えられており、地理的変異・個体変異が多い種である。上翅中室の外縁側下方や中央に丸い黒紋が出現するような翅の斑紋の違いがあったり、全体的な色合いが黄色い個体や白い個体、そして黒っぽく見える個体等、様々である。地理的では、日本海側では、白い鱗粉が少ないために黒っぽく見える個体、いわゆる黒化型の個体が多く出現することが知られており、愛好家からは「ウスバクロチョウ」などと呼ばれている。
 今回、北陸において黒化型に近い個体を撮影したので掲載する。比較のために黒化していない個体も写真も掲載した。来年は、様々な地理的変異・個体変異を撮影することを目標にしたい。

参考:ウスバシロチョウ(2016.04.20投稿)

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ウスバシロチョウ(黒化個体)

ウスバシロチョウ(黒化個体)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320(2016.5.28)

ウスバシロチョウ(黒化個体)

ウスバシロチョウ(黒化個体)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 320(2016.5.28)

ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/2500秒 ISO 200 (2010.05.22)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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アオヤンマ

2016-05-26 21:22:06 | トンボ/ヤンマ科

 アオヤンマ Aeschnophlebia longistigma Selys, 1883 は、ヤンマ科アオヤンマ属で、日本のアオヤンマ属は、アオヤンマとネアカヨシヤンマの2種からなる。本種は、北海道から九州まで生息しているが、九州はごく一部の県でしか確認されていない。他のヤンマ類のように腹部第3節が細くならず、体形は全体がずん胴型。体色は鮮やかな青緑色をしており、ヨシ、ガマ、マコモなどの抽水植物が繁茂し、腐葉土などの堆積物が多い明るい池沼や水郷地帯の溝川に生息している。幼虫期間は1~2年(2年の方が多い)である。

 アオヤンマは、天気の良い朝は、7時頃から活動を始める。池から陸地の方まで飛びまわりながら、飛んでいる小さな昆虫を捕まえての食事タイム。捕らえた虫は、池の中のアシや周りの高木の枝にも止まって食べる。時折、クモの巣からクモを捉えて食べることもある。
 食事が済むと、オスはアシの間を低空飛翔し、アシの葉に翅をぶつけて、時々バサバサと音をたてながら、メスを探して飛びまわる。ホバリングは一切行わない。観察したところでは、クロスジギンヤンマのように明確な縄張りを持っているようには見えないが、オス同士が近づけば激しい空中戦を繰り広げる。
 茂みの中でメスを見つけると交尾をし、連結したまま空高く舞い上がり、池の周囲の高木の枝に止まる。その後、交尾を終えたメスは、単独で産卵のために池へ戻って、アシの茂みの中へと入っていく。産卵場所の選択基準は不明だが、ある一本のアシに止まると、茎につかまりながら下方へと降りていく。そして産卵管を茎に差して産卵を開始する。産卵に集中すると、カメラを近づけても平気である。

 アオヤンマは、環境省RDBには準絶滅危惧として記載されており、東京都や千葉県、埼玉県、群馬県、その他多くの県で絶滅危惧Ⅰ類に、また、神奈川県では絶滅としている。生息環境そのものの消失が主な減少の原因であるが、アメリカザリガニが侵入し増殖するに従い姿を消してしまった例も少なくない。東京都内では、多摩地域ではなく、23区内の公園で見られる。

注釈:注釈:本記事は、過去にて撮影し個別に公開していた写真を、時節柄の話題として提供するために再現像し編纂したものです。
お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

アオヤンマ

アオヤンマ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 3200(2014.5.24)

アオヤンマ

アオヤンマ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 3200(2014.5.24)

アオヤンマ

アオヤンマ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F5.6 1/2500秒 ISO 320(2012.6.2)

アオヤンマ

アオヤンマ(メス)
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 800(2012.6.2)

アオヤンマ

アオヤンマ(交尾)
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200(2012.6.2)

アオヤンマ

アオヤンマ(交尾)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X / 絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 3200(2014.5.24)

アオヤンマ

アオヤンマ(産卵)
Canon EOS 7D / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200(2012.6.2)

アオヤンマの産卵写真

アオヤンマ(産卵)
Canon EOS 7D / SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE / 絞り優先AE F2.8 1/500秒 ISO 200 +1/3EV(2014.5.24)

アオヤンマの生息環境

アオヤンマの生息環境

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サラサヤンマ

2016-05-25 22:39:24 | トンボ/ヤンマ科

 サラサヤンマ Sarasaeschna pryeri (Martin, 1901)は、ヤンマ科サラサヤンマ属で、日本のサラサヤンマ属は、サラサヤンマとオキナワサラサヤンマの2種からなる。サラサヤンマは北海道から屋久島にまで分布し、オキナワサラサヤンマは沖縄本島北部にのみ分布している。サラサヤンマは、丘陵地や低山地のほとんど水のない小さな湿地や休耕田などに生息するヤンマで、体長が6cm程しかなく、ヤンマの仲間では一番小さいだろう。関東では5月初め頃に羽化して、雑木林の中で過ごし、成熟する5月下旬頃に湿地に戻ってくる。クロスジギンヤンマの次に出現するヤンマである。和名のサラサは、更紗(さらさ)模様から付けられている。更紗模様は、東南アジア系の模様の総称。同じ紋様が繰り返し増殖していく様式は、輪廻転生のように無限に再生する生命観を表現したものと考えられている。
 幼虫(ヤゴ)は、草に覆われた湿地内の、僅かに水の溜まった場所で、泥の上に落ち葉が堆積したような所で生活しているようであるが、まだ、生態の詳細は解明されてはいない。
 本種は、環境省RDBに記載はないが、東京都、神奈川県、群馬県、長野県のRDBで絶滅危惧Ⅰ類に、青森県、兵庫県、徳島県のRDBで絶滅危惧Ⅱ類に、千葉県、埼玉県、栃木県のRDBでは、準絶滅危惧種に選定している。里山の谷戸における湿地や休耕田が主な生息環境だが、里山そのものの消失、里山においても、放棄放置によって湿地や休耕田が乾燥状態になる等が減少の原因と考えられる。

 東京都内では、多摩西部の数か所でサラサヤンマを観察、撮影することができる。オス成虫はホバリングの名手で、メスが産卵に来そうな湿地の高さ50cmくらいの場所で、長い時は10秒以上も静止したまま飛んでいる。また、人を恐れることがなく、かなり近づいても逃げないので、撮影者としては、撮ることを存分に楽しめる被写体である。
 産卵のシーンを収めてからまとめようと思ったのだが、なかなか計画通りにはいかないのが、昆虫撮影の宿命。産卵は来年の課題とし、これまでの写真をまとめて掲載した。

サラサヤンマ

サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/400秒 ISO 200(2012.4.30)

サラサヤンマ

サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/640秒 ISO 200(2012.4.30)

サラサヤンマ

サラサヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(2011.6.19)

サラサヤンマ

サラサヤンマ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F8.06 1/200秒 ISO 3200 +1EV(2013.5.25)

サラサヤンマ

サラサヤンマ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F4.5 1/125秒 ISO 640 +1EV(2013.5.25)

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ハラビロトンボ

2016-05-24 22:19:19 | トンボ/トンボ科

 ハラビロトンボ Lyriothemis pachygastra (Selys, 1878)は、トンボ科(Libellulidae)ハラビロトンボ属(Lyriothemis)で、ハラビロトンボ属は、日本には本種以外に2種(オオハラビロトンボとキイロハラビロトンボ)が生息している。本種は、北海道の南部から九州・四国まで分布し、体長の割に腹部が極端に太く扁平で短いという独特の体形をしており、特にメスの腹部は極太である。未熟なうちは雌雄とも全身が黄色を基調とした体色をしており似ているが、交尾器で容易に判断できる。オスは成熟するにつれて全身が黒化したのち、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになるが、メスは体色が全体的に黄色が濃くなる程度である。また、雄雌ともに顔面の額上部が青色の金属光沢を放つのも特徴である。
 本種は、平地や丘陵地の挺水植物が繁茂する腐植栄養型の沼や湿地に生息しており、4月頃から9月頃まで見ることができる。幼虫は毛深いヤゴで、常に泥を多く付着させており、 他のトンボよりも乾燥に強いとされ、水が干上がってもある程度は泥の中で生存する能力を持つといわれている。
 環境省RDBに記載はなく、北海道および千葉県のRDBでは絶滅危惧Ⅰ類に選定され、東京都では絶滅危惧Ⅱ類に選定しているが、都内多摩西部の谷戸では群れ飛ぶように生息している。 私的には普通種という感があり、これまで数枚しか撮影していなかった。過去の写真を見ると、メスと思っていたものが未成熟のオスだったりといい加減。まずは、特徴が分かる「図鑑的写真」をきっちりと収めようと思った。次は、羽化や産卵などの生態的シーンを撮っていきたいと思う。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(未成熟オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/1603秒 ISO 320 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(未成熟オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 320 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(成熟途上オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 200 -1EV(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(成熟オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(成熟オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.3秒 ISO 320(撮影地:東京都あきる野市 2011.5.22)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(未成熟メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/200秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(未成熟メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 250(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(成熟メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.22)

ハラビロトンボ

ハラビロトンボ(成熟メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320V(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.22)

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カワトンボ属

2016-05-21 20:39:27 | トンボ/カワトンボ科

 カワトンボ属(Genus Mnais)の種分類学的取り扱いについては諸説があり、以前はニシカワトンボ、ヒガシカワトンボ、オオカワトンボに分けられていたが、Hayashi et al.(2004)によって、核DNAのITSI領域の塩基配列と外部形態の解析から2種に分類された。その後、この説における学名と和名が日本蜻蛉学会の標準和名検討委員会において整理され、ニホンカワトンボ Mnais costalis Selys, 1869 とアサヒナカワトンボ Mnais pruinosa Selys, 1853 になった。
 ニホンカワトンボは、中部、中央構造線より南部の四国と紀伊半島を除いた全国に広く分布し、アサヒナカワトンボは、新潟・群馬・埼玉・千葉から西の本州から九州まで広く分布し、 両種が混生している地域も多い。両種の生息環境はほぼ同じで、平地や丘陵地の抽水植物や沈水植物が生育する中流域の流れが緩やかな清流に生息している。
 両種ともに環境省RDBに記載はないが、ニホンカワトンボにおいては、東京都の区部では絶滅、多摩地域では絶滅危惧ⅠA類、およびⅡ類に、静岡県、愛媛県、宮崎県のRDBでは絶滅危惧Ⅰ類に、鹿児島県のRDBでは、絶滅危惧Ⅱ類に、富山県、三重県、和歌山県、徳島県、島根県、熊本県のRDBでは準絶滅危惧種として選定している。

 アサヒナカワトンボとニホンカワトンボの形態的区別はかなり難しい。頭幅長に対する翅胸高の比が大きく、縁紋の形が細長い方がニホンカワトンボと言われるが、これらの形質は地域差や個体差があり、更には、伊豆半島から山梨県にかけて分布するものは、両種の中間型で交雑種とも考えられているから、混生している地域ではDNA解析をしないと確実な同定は困難である。ちなみに、ITS1領域223塩基対のうち132番目と156番目がTAとなっているものがニホンカワトンボ、CAとなっているものがアサヒナカワトンボ、TGとなっているものが伊豆個体群であるという。
 以下に、上記形質を基に分類したカワトンボ属の写真を掲載したが、先述のように同定が極めて困難なため、種名は(仮)とする。

参考文献
苅部治紀・守屋博文・林文男 「神奈川県を中心としたカワトンボ属の分布」 Bull.Kanagawa prefect.Mus.(Nat.Sci),no.39,pp.25-34,Mar.2010

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ニホンカワトンボ

ニホンカワトンボ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 500(2016.5.5)

ニホンカワトンボ

ニホンカワトンボ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 400(2011.5.8)

ニホンカワトンボ

ニホンカワトンボ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1600(2012.6.23)

アサヒナカワトンボ

アサヒナカワトンボ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 640(2016.5.14)

アサヒナカワトンボ

アサヒナカワトンボ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 320(2016.5.5)

アサヒナカワトンボ

アサヒナカワトンボ(産卵)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/125秒 ISO 3200(2016.5.14)

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奥四万湖/浮島

2016-05-16 22:24:31 | 風景写真/湖沼

 「奥四万湖の浮島」は、浮島と呼ばれてはいるが、浮いているわけではない。いわゆる中州で、通常は水上に出ているから 木も生えている。しかしながら、雪解け水等が流れ込んで水位が上がる時期は、少しばかり水没する。それが、透明度の高いコバルトブルーの湖水との対比で、このような景観になるのだ。ただし、5月の中旬頃になるとダムから放水が始まり、水位が下がると単なる中州(陸地)になってしまうから、写真のような新緑とのコラボレーションは、10日ほどしか見られないのだという。まさに「奇跡の絶景」といえるだろう。

 奥四万湖を訪れたのは、この景観を撮るためである。四万川ダムの管理事務所によれば、16日に放水を始めるというから、この日が本年のラストチャンスであった。
 湖の周遊道路をあちこち移動しながらロケハンするが、木立が邪魔をして撮影ポイントはわずか数か所で、しかも木立の間から狙うしかないので、訪れた撮影者の構図は、皆、同じようなものになり得る。しかしながら、光景は刻一刻と変化する。一期一会なのだ。そして、その光景を情景として捉え、心に感じたものを写真に表現することが自然風景写真の真髄である。
 この日の天気はうす曇りで、光り輝く光景は期待できない。その代わりに、柔らかい光がまわって若葉そのものの美しさが際立ち、また、運良く一切波立つことのない湖面が、湖水の透明感をより一層引き出していた。その光景は、ファインダーを通してみても絵画的印象が強かった。写真は写実であり「現実を描く(写す)」ことだが、現実にあるものから美しさを見出し、「自らの目を通して何を感じたか」を描く(写す)という点では、絵画の世界の印象派(印象主義)に通じるものがあるかも知れない。
 目前の「奇跡の絶景」と対峙し何枚かの写真に収めた。勿論、モネやルノワールの芸術作品の足元にも及ばないが、「奥四万湖の浮島」の魅力は伝えられるだろう。

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奥四万湖/浮島

奥四万湖/浮島
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 0.6秒 ISO 100(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

奥四万湖/浮島

奥四万湖/浮島
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 0.5秒 ISO 100(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

奥四万湖/浮島

奥四万湖/浮島
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.3秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

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奥四万湖/青の絶景

2016-05-15 20:03:08 | 風景写真/新緑

 奥四万湖は、群馬県中之条町四万温泉の最奥にある、四万川が四万川ダムによって堰き止められてできた人造湖である。奥四万湖の特徴は、何といってもコバルトブルーの湖面であろう。湖には、酸性の水が流れ込んでいるが、酸性の水中には岩石より溶け出たアルミニウムやケイ酸が含まれており、これが塩基性の温泉水等と混合して中和されるとアロフェンという懸濁微粒子が生成される。湖水には大量のアロフェンが含まれており、これらが水中に入った太陽光の青い光を反射することで、コバルトブルーの色が見えると言われている。
 奥四万湖には魚が生息しておらず、高知県の四万十川よりも汚染度が低いという。透明度の高い湖のコバルトブルーと深い山の新緑が対比する5月の光景は、まさに神秘的な美しさである。

 昨今、ブログは昆虫ばかりの記事になってはいるが、本年撮影を計画している昆虫は、今月末から本格始動のため、ブログは過去に撮影した種の「まとめ」的な記事がほとんどである。出掛けてはいるものの、GW期間中に撮った「ヒメシロチョウ」と「ホソミイトトンボの産卵」以外はあまり気合も入らず、撮っても駄作ばかりを連発して意気消沈気味なため、この辺で「カッチリとした風景写真を撮ろう!」と予定外の遠征に行くことにした。
 15日午前2時半に自宅を出発し、向かった先は、記事冒頭に説明した「奥四万湖」である。この地は、30年前に会社の社員旅行で四万温泉へ行って以来である。ちなみに、四万温泉は スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」のイメージモデルの1つと言われる旅館「積善館」がある温泉地。四万温泉に向かう国道353号には「メロディーライン」が設置されており、制限速度で走ると走行音が主題歌である「いつでも何度でも」を奏でてくれる。
 アップテンポの主題歌を聞きつつ、沿道のキツネに驚嘆しながら奥四万湖周遊道路の一番奥にある橋に5時に到着。先客は1名。挨拶を交わした後、歩きながらロケハン開始。 4月に桜を撮って以来の風景写真なので、焦らず、じっくりと対峙したいところだが、周遊道路から見る場所は限られているため、結局は定番写真に納まる。しかも、天気は生憎の曇り空。ただし、無風で湖面はとても静かだ。鏡のような湖面と曇り空ならではの柔らかい光を味方にして、緑と青の美しさを切り取った。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

奥四万湖

奥四万湖
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1.6秒 ISO 100(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

奥四万湖

奥四万湖
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

奥四万湖

奥四万湖
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

 奥四万湖には「浮島」と呼ばれている地形があり、特有な景観がある。以下の写真は、その一部であるが、湖面が白い。 これは、空の色(曇の白色)がそのまま映し出される場所で方向であるからだ。青空に白い雲があれば、それが映し出される。このカットは、南米ボリビアのウユニ塩湖をイメージして撮られる方も多いが、今日の天気では、それも無理。ならば、ハイキーでシンメトリックしかないだろう。
 次の記事では、「浮島」の定番写真を紹介したい。

奥四万湖/浮島

奥四万湖/浮島
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:群馬県吾妻郡中之条町 2016.5.15)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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春の草原の虫たち

2016-05-14 20:35:27 | その他昆虫と話題

 遅く起きた土曜日の朝。本年計画している昆虫写真のターゲットの数々は今月末からの予定。勿論、大遠征すれば撮り直しできる種もいるが、 来月上旬に行う講演の準備など、色々とやらなければならない事があり出掛けるつもりはなかった。しかしながら、外を見ると予報よりも天気が良い。また、Facebookの諸氏は、日々、昆虫の写真を掲載し続けている中、自分だけ指を加えて見ているわけにもいかなくなり、午前10時半に出発して多摩西部の公園と谷戸を訪れた。
 とは言っても特に撮影目標はない。出会う昆虫も多くはなく、しかも撮影済の種ばかり。昆虫には、それぞれ発生時期があるので、多摩西部ではちょうど狭間。家に閉じこもっているよりは、自然の中を散策するのは気分転換に良いが、撮れないストレスもあり、微妙な精神状態である。とりあえず、公園ではコアオハナムグリとダイミョウセセリを撮り、谷戸ではカワトンボとハラビロトンボと戯れた。カワトンボについては、この春に撮り溜めたものが多くあるので、後日、分類等の話題を含めて記事にまとめたいと思う。
 本記事では、「春の草原」に生息する昆虫の中から、この春に撮影した未掲載の写真に過去に撮影したものを加えて編纂した。各々の生態、その他解説については省きたいと思う。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

キバネツノトンボ

キバネツノトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/8000秒 ISO 6400(撮影地:山梨県北杜市明野町 2014.6.14)

コアオハナムグリ

コアオハナムグリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/320秒 ISO 200 +1EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

ギンイチモンジセセリ

ギンイチモンジセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200(撮影地:東京都調布市 2012.4.29)

トラフシジミ

トラフシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 200(撮影地:山梨県上野原市 2012.5.4)

ツマキチョウ

ツマキチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.4.30)

ダイミョウセセリ

ダイミョウセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/160秒 ISO 640 +1EV(撮影地:東京都あきる野市 2016.5.14)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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オオイトトンボの産卵

2016-05-12 21:57:18 | トンボ/イトトンボ科

 5月初めに訪れた埼玉県の水田では、ホソミイトトンボに混じってオオイトトンボが産卵を行っていた。
 オオイトトンボ Paracercion sieboldii (Selys, 1876)は、イトトンボ科(Coenagrionidae)クロイトトンボ属(Paracercion)で、 青い西洋なし型の眼後紋、肩縫線の黒条が完全に黒いのが特徴である。メスの体色には緑色と青色の2型がある。北海道、本州、四国、九州に分布する日本特産種で、主として丘陵地から山地にかけての水生植物が繁茂した池沼や湿地の滞水で見られる。都内の池では5月上旬から9月頃まで見られるが、青森県では春に産卵された同一年齢群の中の一部が一年二化するというから、都内においても二化している可能性はある。
 オオイトトンボは、環境省RDBに記載はないが、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、奈良県、香川県、愛媛県で絶滅危惧Ⅰ類に選定されている。特に西日本では、 同属のセスジイトトンボやムスジイトトンボに比べ、本種が最も激減していると言われている。水域の汚濁や植生の消失などの環境変化に敏感で、同属の中では一番先に姿を消すようである。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

オオイトトンボの交尾態

オオイトトンボの交尾態
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 250(2016.5.5)

オオイトトンボの交尾態

オオイトトンボの交尾態
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 250(2016.5.5)

オオイトトンボの交尾態

オオイトトンボの交尾態
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200(2016.5.5)

オオイトトンボの産卵

オオイトトンボの産卵
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/400秒 ISO 200(2011.9.4)

オオイトトンボの交尾態

オオイトトンボの交尾態
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/400秒 ISO 200(2011.9.4)

オオイトトンボの産卵

オオイトトンボの産卵
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F4.5 1/640秒 ISO 200(2011.9.4)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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クロマドボタル

2016-05-11 19:33:27 | ホタル

シリーズ「ホタルの写真を撮る」その4

 日本のホタル科(Lampyridae)49種類の内、幼虫が水中で過ごすホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種類のみで、46種類は、ヒメボタルを代表するように、一生を陸地で生活する陸生ホタルである。(尚、スジグロボタルは、半水生)
 本記事では、陸生ホタルであるマドボタル属(Pyrocoelia)のクロマドボタルPyrocoelia fumosa Gorham,1883)について紹介したい。

 日本国内には、以下の9種1亜種が生息しているが、クロマドボタルとオオマドボタルを除いては、南西諸島(アキマドボタルは対馬)に生息しており、ほとんどが各島々の地域固有種である。

ホタル科(Family Lampyridae)/マドボタル亜科(Subfamily Lampyrinae)

  1. マドボタル属(Genus Pyrocoelia Gorham,1880)
    • ハラアカマドボタル(Pyrocoelia abdominalis Nakane,1977)
    • ヤエヤママドボタル(Pyrocoelia atripennis Lewis,1896)
    • オオマドボタル(Pyrocoelia discicollis Kiesenwetter,1874)
    • クロマドボタル(Pyrocoelia fumosa Gorham, 1883)
    • イリオモテマドボタル(Pyrocoelia iriomotensis Nakane,1985)
    • オキナワマドボタル(Pyrocoelia matsumurai matsumurai Nakane, 1963)
      • オキナワマドボタル久米島亜種(Pyrocoelia matsumurai kumejimensis Ch j et M. Sat,1972)
    • ミヤコマドボタル(Pyrocoelia miyako Nakane,1981)
    • アマミマドボタル(Pyrocoelia oshimana Nakane,1985)
    • アキマドボタル(Pyrocoelia rufa E. Olivier,1886)

 クロマドボタルは、本州の東海、近畿以東に分布し、それより西では、同属のオオマドボタル(形態が異なるが同一種という説もある)が分布し、伊豆半島では混生している地域もある。主に低山地にある水田や湿地に隣接した雑木林の林縁に生息しており、東京都においては、八王子市、あきる野市、青梅市の谷戸で見られ、成虫は6月下旬頃に発生する。
 オスの成虫が黒色で前胸背板の前縁に2つの透明な窓があることが和名の由来であるが、メスは黒色ではなく淡黄色で上翅、下翅ともに退化している。これはマドボタル属特有のメスの特徴で、世界中に生息するマドボタル属のメスは、すべて同じような形態である。ホタル科の多くが、前胸部が赤で前翅が黒色という典型的な「ホタル」の形態色であるが、本種は、全身が黒色というのも 興味深い。
 南西諸島に生息するマドボタル属の成虫は、夜行性でゲンジボタルのようによく発光するが、クロマドボタルのオスの成虫は昼行性で、天気の良い日は午前9時頃から活動を始め、林縁の草むら上をよく飛んでいる。また、夜間には微弱な発光をし、メスに近づくと強く発光するが、配偶行動は光によるコミュニケーションではなくフェロモンによると考えられている。メスは、飛ぶことができないため、木の切り株や葉上に這い上がってフェロモンを発し、オスの飛来を待つようだが、その目撃例はなく、落葉の下でじっとしているところが稀に見つかる程度である。写真のメスは、人工飼育により羽化させて撮影したものである。
 幼虫は夜行性で、草の葉上や木の枝を這い回り、カタツムリの一種であるウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana Pfeiffer,1850)等の陸生貝類や小さなクモ等を食べて生活しているが、樹液を吸う様子も観察(水分やミネラル類を補給していると思われる。)されている。また、人工飼育では、バナナやリンゴ等の果実、カブトムシの人工的な餌であるゼリーも食することが分かっている。幼虫は、冬季を除く期間よく発光し、秋になっても発光している様子が見られることから、地域によっては秋蛍、または土ボタルとも呼ばれている。尚、幼虫の光は明滅することなく連続光であることから、コミュニケーション・サインではないと思われる。
幼虫は前蛹を経て蛹になるが、土中に潜って土まゆを造ることはなく、地表に横たわって蛹になり、蛹の期間はおよそ10日間である。(尚、卵も蛹も連続発光する。)

 写真は、比較のために宮古島に生息するミヤコマドボタル(Pyrocoelia miyako Nakane,1981)も掲載した。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

クロマドボタル(オス)

クロマドボタル(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 500(撮影地:静岡県富士宮市 2010.7.3)

クロマドボタル(メス)

クロマドボタル(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/30秒 ISO 3200(飼育個体 2011.2.26)

クロマドボタル(オス)

クロマドボタル(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 400(撮影地:静岡県富士宮市 2010.7.3)

クロマドボタル(幼虫の発光)

クロマドボタル(幼虫の発光)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/30秒 ISO 3200(飼育個体 2010.5.24)

クロマドボタル(蛹の発光)

クロマドボタル(蛹の発光)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
バルブ撮影 F16 43秒 ISO 400 ストロボ使用(飼育個体 2010.5.25)

ミヤコマドボタル

ミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG 絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

発光するミヤコマドボタル

発光するミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F2.8 15秒 ISO 3200(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

発光するミヤコマドボタルの幼虫

発光するミヤコマドボタルの幼虫
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)

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