ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

ゼフィルス(2015)

2015-09-27 10:02:42 | チョウ/ゼフィルス

 ゼフィルス(Zephyrus)とは、ギリシャ神話の西風の神ゼフィロス(Zephyros)が語源で、同義語にゼファー、セフィーロ等があるように「そよ風の精」の意を持っているが、昆虫のシジミチョウ科ミドリシジミ族の呼称である。
 ミドリシジミ族は、分類学上、現在では Theclini(テクリニ)族と呼んでいるが、第二次世界大戦前までは、Zephyrus(ゼフィルス)族と言われていたため、また、学名に、zephyrus が今でも使われている種もあるため、愛好家の間で一群をゼフィルスと呼んでいる。
 ゼフィルスは、現在、世界に約120種余りが知られており、その90%以上は東アジアの温帯域の森林に生息している。日本には、25種類3亜種が生息しており、種類によっては「飛ぶ宝石」と言われるほど美しい。しかしながら、生息地は限られ、発生期間も短く、その姿を見ることすら難しい種も多く、美しさと希少性から、採集者の的になっている。地域によっては、条例で採集を禁止し、生息環境全体を保全している自治体もある。

 ゼフィルスは、昆虫写真を趣味や仕事にする者にとっても、美しさと撮影難易度の高さから心惹かれる魅力的な存在である。生息地を探して何度も通い、十分なロケハンと生態を理解することが基本だが、その年の気象条件や天候にも左右され、満足に撮影できないことの方が多い。次第にゼフィルス・フリークとなり、毎年その姿を追い求めてしまうのである。
 本年は、目標であった2種類の初撮影と5種類の撮り直しを達成し、全25種類3亜種のうち24種類のゼフィルスを写真に撮ることができた。ブログ「ホタルの独り言」で毎年この時期にまとめてきたが、本年も今シーズンの区切りとして、以下に鱗翅目シジミチョウ科ミドリシジミ族(ゼフィルス)の分類と、これまで撮影した写真をまとめた。当然、証拠程度の写真もある。そうした種については、未撮影の1種とともに来年の課題としたい。

ミドリシジミ族(Theclini)

    ウラキンシジミ属(Ussuriana)
  • ウラキンシジミ(Ussuriana stygiana
    ウラゴマダラシジミ属(Artopoetes)
  • ウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri
    チョウセンアカシジミ属(Coreana)
  • チョウセンアカシジミ(Coreana raphaelis
    ムモンアカシジミ属(Shirozua)
  • ムモンアカシジミ(Shirozua jonasi
    オナガシジミ属(Araragi)
  • オナガシジミ(Araragi enthea
  • ウスイロオナガシジミ(Antigius butleri
  • ウスイロオナガシジミ九州亜種(Antigius butleri kurinodakensis)絶滅危惧ⅠA類(CR)
    ミズイロオナガシジミ属(Antigius )
  • ミズイロオナガシジミ(Antigius attilia attilia
    アカシジミ属(Japonica)
  • アカシジミ(Japonica lutea lutea
  • ウラナミアカシジミ(Japonica saepestriata saepestriata
  • キタアカシジミ(Japonica onoi
  • キタアカシジミ北日本亜種(Japonica onoi onoi)絶滅危惧Ⅱ類(VU)
  • キタアカシジミ冠高原亜種(Japonica onoi mizobei)絶滅危惧ⅠA類(CR)
    ウラミスジシジミ属(Wagimo)
  • ウラミスジシジミ(Wagimo signatis
    ウラクロシジミ属(Iratsume)
  • ウラクロシジミ(Iratsume orsedice
    ミドリシジミ属(Neozephyrus)
  • ミドリシジミ(Neozephyrus japonicus japonicus
    メスアカミドリシジミ属(Chrysozephyrus)
  • アイノミドリシジミ(Chrysozephyrus brillantinus brillantinus
  • メスアカミドリシジミ(Chrisozephyrus smaragdinus smaragdinus
  • ヒサマツミドリシジミ(Chrysozephyrus hisamatsusanus
    キリシマミドリシジミ属(Thermozephyrus)
  • キリシマミドリシジミ(Thermozephyrus ataxus
    オオミドリシジミ属(Favonius Sibatani & Ito, 1942)
  • クロミドリシジミ(Favonius yuasai
  • オオミドリシジミ(Favonius orientalis orientalis
  • ジョウザンミドリシジミ(Favonius taxila taxila
  • エゾミドリシジミ(Favonius jezoensis jezoensis
  • ウラジロミドリシジミ(Favonius saphirinus
  • ハヤシミドリシジミ(Favonius ultramarinus ultramarinus
  • ヒロオビミドリシジミ(Favonius latifasciatus
    フジミドリシジミ属(Sibataniozephyrus Inomata, 1986)
  • フジミドリシジミ(Sibataniozephyrus fujisanus fujisanus

ウラキンシジミ
(2014.8.3)

ウラゴマダラシジミ
(2012.06.23)

チョウセンアカシジミ
(2012.06.30)

ムモンアカシジミ
(2012.08.25)

オナガシジミ
(2011.7.16)

ウスイロオナガシジミ
(2015.6.29)

ミズイロオナガシジミ
(2012.06.17)

アカシジミ
(2012.06.14)

ウラナミアカシジミ
(2013.06.02)

ウラミスジシジミ
(2015.6.29)

ウラクロシジミ
(2014.6.15)

ミドリシジミ
(2012.07.01)

アイノミドリシジミ
(2013.07.21)

メスアカミドリシジミ
(2015.6.7)

ヒサマツミドリシジミ(メス)
(2015.9.23)

キリシマミドリシジミ
(2013.08.03)

クロミドリシジミ
(2012.06.23)

オオミドリシジミ
(2015.06.13)

ジョウザンミドリシジミ
(2013.07.13)

エゾミドリシジミ
(2014.7.6)

ウラジロミドリシジミ
(2015.7.5)

ハヤシミドリシジミ
(2013.06.30)

ヒロオビミドリシジミ
(2015.6.6)

フジミドリシジミ
(2015.7.12)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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ヒサマツミドリシジミ(メスの吸水行動)

2015-09-24 19:36:46 | チョウ/ゼフィルス

 ヒサマツミドリシジミ Chrysozephyrus hisamatsusanus hisamatsusanus (Nagami et Ishiga,1935)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族(通称ゼフィルス)で、メスアカミドリシジミ属のチョウである。
 オスの翅表は金属様黄緑色で、たいへん美しい。メスの翅表は黒褐色で、前翅基半に紫色斑と中央部に小さい橙色斑がある。翅裏の斑紋に著しい特徴があり、後翅裏面白帯の後端が他のゼフィルスはW字状であるのに対し、本種は、後翅肛角の赤斑で1度折り返しV字状となっている。
 日本の特産種で、本州(東限は、太平洋側では神奈川県足柄上郡、日本海側では新潟県西頸城郡)、および四国、九州に分布するが、生息地域や場所は、極めて局所的である。環境省RDBに記載はないが、鹿児島県、熊本県で絶滅危惧Ⅰ類に、宮崎県、高知県、大阪府で絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。富山県のカテゴリーでは、「情報なし」に選定されている。
 和名は本種が最初に発見された鳥取県の久松山(きゅうしょうざん)を読み替えて付された。ただし現在、久松山には生息していない。
 ヒサマツミドリシジミは、1970年に生態が解明されるまでは、「謎の蝶」「幻の蝶」「日本産最稀種」と呼ばれ、日本鱗翅学会が生態解明に懸賞金をかけたこともあったほどである。食樹は、尾根沿いや渓流沿い等の温暖湿潤な環境に生育するブナ科コナラ属のウラジロガシやアカガシ等であるが、羽化した成虫は食樹からかなり離れた場所(山頂など)に移動して生活するために、食樹がなかなか判明せず、生態の解明を困難にしたのである。食樹がウラジロガシと判明してからは、各地で産地が幾つか見つかり「幻の蝶」ではなくなったが、現在においても、成虫の移動先等、まだ謎が多いチョウである。
 成虫は、5月下旬頃に羽化し、オスは午後の時間、他のゼフィルス同様に葉先でテリトリーを見張る行動を行い、テリトリーに侵入してきたオスと盛んに卍飛翔を繰り返す。そのため、寿命は短いと思われるが、メスは秋まで生き延び、ウラジロガシの冬芽が形成された頃に、再び発生地に戻って産卵する。

 ヒサマツミドリシジミを撮影するべく、昭和53年に発見されたと言われる北陸に、この夏、3週連続で訪れ4日をかけて探蝶したが見つからず、無念の遠征で終わっている。そこで今回、メスの吸水と産卵の様子を撮ろうと現地を再訪した。
 当初、10月10日頃を計画していたが、9月12日に知人(中 毅士 氏)からメールがあり、ヒサマツミドリシジミのメスを撮影したとのこと。添付の画像を確認すると、まさしくヒサマツミドリシジミのメスであった。急遽、予定を繰り上げ。このシルバー・ウィークに決行となった。

 9月20日、午前1時半に出発し5時半に北陸に入るが、天候は雨!ただ、夜明けとともに晴れ間が広がり、一安心。まずは、産卵ポイントの様子を伺うが、姿はない。雲が多く陽の光も弱い。仕方なく氷見市へ移動し、トンボ探索でこの日は終了。
 21日。知人に、早朝からいくつかの生息場所を案内していただき、待機するもヒサマツミドリシジミは見つからない。午後には、かなり曇ってきたため、しびれを切らし、来夏にオスの撮影を試みようと思う場所、およそ80km先のポイントに移動しロケハン。予定では、この日に帰るつもりであったが、いることが分かっていながら、見られない、撮れないでは悲しい。次の日に賭けようと決めて残留。
 22日。これまでで一番天気がよい。朝から気持ちの良い秋晴れである。期待しながら、早朝から吸水ポイントと思われる場所で待機するが、朝日が当たってきてもメスは現れない。産卵ポイントに移動して待機してもダメ。そこへ知人がやってきて、つい先ほど撮った写真があるとのこと。拝見すれば、何とヒサマツミドリシジミのメスが吸水し、開翅している写真。吸水は、朝の一定時間のみの行動であるため、今となってはもう遅い。どうして私の前には姿を現してくれないのだろうか?
 撮影されたという吸水場所をご案内頂き、その後、再び産卵ポイントで待機するが、一向にヒサマツミドリシジミは現れない。ウラギンシジミに阻まれてのことだろうか?悔しすぎる!このままでは帰れない・・・。

 23日、4日目。この日も快晴で、絶好の日和。気合を入れて、午前6時半から知人が撮影に成功したという吸水ポイントでカメラをセットして待機。気温は20℃。風は時折り強く吹くが、問題はなさそうだ。しばらくすると、知人もやってきて二人でその時を待つ。
 ここは標高200mほどで、対岸は切り立った岩崖になっており、所々にウラジロガシの群落がへばり付いている。このウラジロガシがヒサマツミドリシジミの産卵場所だ。

ヒサマツミドリシジミの生息環境

 7時過ぎ。対岸の岩崖にあるウラジロガシと川岸に朝陽が当たり始める。7時20分。1頭のシジミチョウが、ウラジロガシからヒラヒラと舞い降りてきた。水面ギリギリを飛びながら、崖の水際に近づくと、渓流などの水辺に棲む野鳥であるキセキレイ(Motacilla cinerea)が食べてしまった。キセキレイは、5分もするといなくなったが、食べられたシジミチョウの種類の特定はできなかった。
 7時27分。2頭目のシジミチョウが降りてきた。この個体は、水面から2mの高さを水平に飛び、広葉の上に止まって開翅。20m先であるが、600mmレンズで慎重にピントを合わせてモニターで見ると、ヒサマツミドリシジミであることが確認できた。この個体は、その後、飛び立ってウラジロガシに戻っていった。

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの開翅)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 3200 -1/3EV(2015.9.23 7:29)

 その後、数分おきに次々とヒサマツミドリシジミが降りてきて、川岸の石に止まって吸水するようになった。のべ15~16頭が飛んできたが、その内1頭を追いかけると、3m先の石の止まり吸水を始めた。しばらくすると移動して、今度は手の届くような目の前の石で吸水を始めた。翅裏白帯がV字状もよく分かる。まさしくヒサマツミドリシジミである。
 ヒサマツミドリシジミは、始め、石の頂部に止まり、徐々に水際まで歩いて移動し、吸水するという行動である。

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの吸水)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 250 -1/3EV(2015.9.23 7:51)

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの吸水)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 640 -1/3EV(2015.9.23 7:59)

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの吸水)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1250秒 ISO 200 -1/3EV(2015.9.23 8:02)

 吸水が終われば、開翅するに違いない。この個体は、別の石に飛び移って、案の定、翅を開いた。翅は、多少擦れてはいるものの、尾状突起も健在だ。羽化時期の6月下旬から3カ月近く経っているとは思えない。一説には、「夏眠する」とも言われているが、定かではない。
 この時期に見られるのは、メスだけである。産卵のために生き延びてきたわけだが、産卵場所のウラジロガシの冬芽が確実に形成されるのを待っているためと考えられる。冬芽が形成される前に産卵すると、冬芽の形成過程で押し潰されてしまうからだと言われている。(参考文献1)
 午前9時頃になると、ウラジロガシから舞い降りる個体もいなくなり、吸水行動は、ほとんど見られなくなった。吸水行動が終了した個体は、真っ直ぐにウラジロガシに舞い戻り、10時頃~15時ころまで産卵行動を行うものと思われる。

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの開翅)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 1600(2015.9.23 8:06)

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メスの開翅)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 1250(2015.9.23 8:07)

 ヒサマツミドリシジミは、初見初撮影の種で、「鱗翅目」では 131種類目、全25種類のゼフィルスでは24種類目となる。

 今回、1泊2日の予定を大幅に変更して3泊4日の遠征。最終日に、ようやくヒサマツミドリシジミを写真に収めることができた。総走行距離は、1,260km。天候にも恵まれ、撮りたいという執念の結果であるが、中 毅士 氏のお力添えなしには、実現不可能であった。夏と秋、たいへんお世話になり、心から感謝を申し上げたい。
 また、今回観察し撮影した事象は、当地におけるヒサマツミドリシジミの生態を解明する上で重要な資料の1つとなるであろう。

 来夏は、オスの活動場所の探索とオスの美しい翅表を是非とも撮影したい。

参考文献
1:月刊 むし No.533 July 2015 P32.- p44 ヒサマツミドリシジミの謎を追って(1) / ヒサマツ・フリークの会

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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北陸で出会ったトンボたち

2015-09-23 19:18:09 | トンボ/アカネ属

 6年ぶりとなる秋の5連休。20日(日)午前1時半に自宅を出発し、北陸へ向かった。目標は、あるチョウ(後日、掲載)を撮るためであるが、中国大陸からの飛来種であるトンボも見たい。そこで、氷見市宮田にある乱橋池を訪ねた。

 乱橋池周辺で確認されたトンボの種類は67種を数えており、その数は静岡県桶ヶ谷沼の70種に劣るものの、単位面積あたりの多さでは日本一を誇っているという。実際に訪れてみると、谷戸の上部から湿地、水田、溜池が連なっており、自然環境は素晴らしい。平成16年に発足した「乱橋池周辺のトンボと自然を守る会」の保全活動の努力が伺えるが、トンボがいない。ほとんど見当たらない。スナアカネ、アイリクアキアカネ、オナガアカネ等の飛来種は愚か、普通種のトンボも飛んでいない。時間か、それとも時期が早いのか。期待を裏切られてしまった。

 この遠征で唯一出会えたトンボは、ギンヤンマ、リスアカネ、アキアカネだけであった。(とは言っても、メインのチョウにほとんどの時間を費やした。)

ギンヤンマ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 3200 -1/3EV(2015.9.20)

リスアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 640 -1 2/3EV(2015.9.20)

アキアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 3200 -2/3EV(2015.9.21)

アキアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 3200 +1EV(2015.9.21)

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一輪

2015-09-19 18:27:48 | 動物

かなり前に撮影したレンゲショウマとハスの写真だが、再現像しアップしてみた。

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ツマジロウラジャノメ

2015-09-15 19:26:03 | チョウ/タテハチョウ科

 ツマジロウラジャノメLasiommata deidamia interrupta)は、 タテハチョウ科ジャノメチョウ族キマダラジャノメ亜族で、翅の地色は灰褐色、または黒褐色で、翅表には前翅に1個、後翅に2個の眼状紋(蛇の目)があり、前翅には白色の帯状斑紋がある。後翅裏面には6個の眼状紋(蛇の目)があるのが特徴だ。
 ジャノメチョウの仲間は、赤道直下の熱帯地方には翅色の派手な種類が多いが、日本では、唯一ベニヒカゲとクモマベニヒカゲが色彩的に見栄する種で、その他はたいへん地味である。しかしながら、ツマジロウラジャノメは、地味ながらも前翅の白斑がとても印象的なチョウである。
 北海道(日高山脈、夕張山地)、本州(東北地方~中部地方、四国地方の一部)に分布している。標高500m~2,000mの渓谷や露岩地、林道の崖に生息し、食草は、崖などに自生するヒメノガリヤス等である。
 局所的とも言える生息環境のガレ場や岩場が、土砂崩れや落石を防ぐためにコンクリートで覆われる工事が進んでおり、絶滅している生息地も少なくない。環境省RDBに記載はないが、青森県、群馬県のRDBでは絶滅危惧Ⅰ類、福井県では絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県では準絶滅危惧種に選定されている。

 さて、山梨県甲州市の林道を徒歩で10km往復し、ようやく出会えたツマジロウラジャノメ。かなり急斜面のお花畑で、翅の擦れたオス1頭だけを見つけ、証拠程度の写真を撮影。(写真は、すべて同個体)
 ツマジロウラジャノメは、初見初撮影の種で、「鱗翅目」では 131種類目になる。

ツマジロウラジャノメ

ツマジロウラジャノメ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 250(撮影地:山梨県甲州市 2015.9.11)

ツマジロウラジャノメ

ツマジロウラジャノメ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 500(撮影地:山梨県甲州市 2015.9.11)

ツマジロウラジャノメ

ツマジロウラジャノメ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 500(撮影地:山梨県甲州市 2015.9.11)

ツマジロウラジャノメ

ツマジロウラジャノメ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 500(撮影地:山梨県甲州市 2015.9.11)

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ブログの引っ越し

2015-09-13 11:21:27 | その他
いつも、ブログ「ホタルの独り言」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
この度、ホームページの容量、ブログ・システムの不具合等の問題により、
以前に利用しておりましたgooブログにて「ホタルの独り言 Part2」として再開することに致しました。
今後とも、引き続きご覧いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

東京ゲンジボタル研究所 代表 古河 義仁
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