ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

春の里山を歩く

2009-04-19 17:25:46 | 風景写真/紅葉
東京の里山を歩いてきた。

今日は初夏を思わせる陽気で、すでにアゲハチョウやクロアゲハが飛んでいる。
水田では田お越しが始まり、水面には雑木林の新緑が映っている。
谷戸にはウグイスの声がこだまし、すがすがしい空気が流れる。
日頃の雑踏を忘れさせる空間だ。

 谷戸の溜め池。

 無数のヒキガエルのオタマジャクシが泳いでいる。

 トウキョウサンショウウオの卵塊。

 水底を這うイモリ。 コンパクトデジカメでは、水面にピントが合ってしまうため、水底のイモリはピンボケ。

 谷戸の一番奥にある溜め池では、6月になるとモリアオガエルが産卵する。

 新緑が美しい雑木林。

 ここに掲載した写真は、最近、息子が購入した1,200万画素のコンパクトデジカメで撮影したものだ。コンパクトデジカメは、万人が簡単にそれなりに美しい写真が撮れるが、私のように銀塩の一眼レフを愛用してきた者にとっては、ちょっとした記録用には便利で良いと思うが、写真としては物足りないというのが感想だ。
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ホタルの放流式

2009-04-18 12:49:15 | ホタル
今年も相変わらず全国でホタルの幼虫の放流が行われている。ホタルの放流式として、定着しつつある。

児童らが「大きくなってね。自然の中でたくましく育ち、きれいに光る姿が早く見たい」などと声を掛けながら、幼虫数百匹~数千匹と餌となるカワニナを何十kgも一緒に放流する。

間違っていないか?

ホタルの幼虫は、「里親」として各家庭でこの時期まで飼育する。すでに大きく成長しており、一ヶ月ほどで、上陸するのだ。

「水槽で大きくなるまで過保護に育てたので、さっさと成虫になってくれ!」と放流しているのではないか。

ホタルは、どこから手に入れたものなのか。養殖業者から購入したのか?
そのホタルは、自生地から乱獲されたものであることを知っているのであろうか?
ここで飛んだホタルは、その場所で産卵して孵化するのであろうか?

ホタルの放流式は、いつ、誰が始めたものなのか。
ホタルが自然に飛び交う環境づくりは不十分なまま、「ホタルの里親制度」「ホタルの放流式」といったホタルは飛ぶが定着しない安易な方法ばかりが目立つ。

飼育するならば、少数を卵から成虫になるまで行って勉強すべきだし、
放流するならば、台風の過ぎた頃、幼虫がまだ小さいうちに行うべきだ。

「ホタルの里親制度」「ホタルの放流式」などに参加する子供達は、大人達の利己主義に騙され、本来のホタルの生態を理解することもない。この子供達が大人になれば、さらに不可解なことになるだろう。

ホタルを愛するならば、ホタルが自然に飛ぶ環境を学んで欲しい。その環境の保全と再生に正しい方法で望んで欲しい。

東京にそだつホタル
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