ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

中綱湖のオオヤマザクラ

2017-05-07 20:33:22 | 風景写真/桜

 中綱湖のオオヤマザクラを撮る予定を、今年のゴールデンウイークに組み込んだ。中綱湖は、長野県大町市にある仁科三湖の中でも一番小さな湖だが、湖の西側に群生するオオヤマザクラの濃いピンク色が湖面に映る様はとても美しく、全国各地からカメラマンが詰めかける日本屈指の人気スポットになっている。また、オオヤマザクラの自生の群生地としては本州の南限とされており、植物学的にも貴重で、青木湖から中綱湖周辺に自生で大木になったものが多いことから、大町市の天然記念物に指定されている。
 その美しさを撮るため過去に2回挑戦し、2013年は「中綱湖の桜」として、2015年は「中綱湖(水鏡)」としてブログに掲載している。しかしながら、2013年は、花付きは良かったにも関わらず湖面が波立っており、水鏡に映る姿を撮影できなかった。2015年は、湖面は静かであったが満開を過ぎており、半数以上が葉桜で花色が冴えない結果で終わっていた。

 ゴールデンウイークの3日~4日の中遠征。3日の早朝から茨城県、栃木県で撮影し、長野県の大町市には18時半に到着。念のため、中綱湖をロケハン。対岸に薄っすらと見えるオオヤマザクラは満開だ。撮影位置を確認し、明朝に期待しながら白馬に移動し車中泊。
 4日、午前3時に湖畔に到着。気温は7℃。厚手のコートを着て4時にカメラをセッティングし、夜明け前の4時20分より撮影開始。わずかなさざ波が収まる瞬間を狙いながら、日の出後の5時半までシャッターを切り続けた。桜全体に太陽が当たる頃になると湖面は常に波立ってしまい、湖面に映る様を見ることはできなくなってしまった。
 欲を言えば、雨上がりの晴れであれば、背後の山が煙ってより幻想的になるのだが、満開と水鏡という条件合致も私には奇跡的であり、過去2回よりも中綱湖のオオヤマザクラの美しさを撮ることができた運の良さに感謝したい。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

中綱湖のオオヤマザクラ写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1.3秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04 4:56)

中綱湖のオオヤマザクラ写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 0.5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04 5:08)

中綱湖のオオヤマザクラ写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04 5:17)

中綱湖のオオヤマザクラ写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04 5:20)

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山桜

2017-04-22 17:05:11 | 風景写真/桜

 ヤマザクラ Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992)は、バラ科サクラ属の落葉広葉樹である。日本の代表的な桜で、宮城県以西の山地の日照条件のよい場所に広く自生している。土壌の浅い岩礫地や尾根筋に生育していることが多い。ヤマザクラの一群は、オオシマザクラやオオヤマザクラ、カスミザクラなどの基本種が12種ほどあり、更にそこから変性した自生種が100種類くらいあると言われている。ちなみに、有名な奈良の吉野山の桜は、ほとんどがヤマザクラである。里桜(染井吉野、彼岸桜等)は、花が咲いた後から葉が出てくるが、ヤマザクラは開花と同時に葉が出るのが特徴である。花色は淡白な色彩だが、赤色の新葉によって、山桜全体が色濃く見える。
 現在でお花見と言えば「桜(ソメイヨシノ)であるが、平安時代以前は、花と言えば梅であり、花見の対象が桜になったのは平安時代以降になってからと言われている。当初は、貴族によって、江戸中期からは庶民にまで定着し、桜の美しさを愛でていたと思われる。そして、その桜は「山桜」が主であった。

 今年になって初めての「桜」写真であるが、撮影を予定している桜は、まだ咲いていないため、過去に撮影した山桜の写真を選別して現像し直した。
 参加しているFacebookのコミュニティに山桜(写真1及び2)の写真を投稿したところ、「名もない山桜をスカウトして、プロデュースしてデビューさせた・・・」こんな嬉しいお言葉を頂戴した。有名な景勝地では、全ての条件を揃えて、更にプラスαの要素を加えなければ、誰が撮っても同じ写真になってしまうが、自分が見つけて惚れ込んだ被写体の最上の美を表現した結果は、オンリーワンの作品になる。とは言っても、定番写真ですら満足に撮れないのだから、メジャー・デビューさせるのは夢のまた夢である。
 GW期間中に見頃と天候が合えば、これまでに訪れたことのない場所の桜風景を撮る予定である。

参照:一本桜

お願い:写真は、正確にお伝えすべく、すべて1024*683 Pixelsで掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

山桜の写真

山桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/30秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都奥多摩町 2014.4.19 6:50)

山桜の写真

山桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/40秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.4.12 6:23)

山桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100(撮影地:東京都あきる野市 2016.4.16 7:43)

中綱湖の写真

オオヤマザクラ(中綱湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 30秒 ISO 100 CPLフィルター使用(撮影地:長野県白馬村 2015.5.3 4:33)

中綱湖の写真

オオヤマザクラ(中綱湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.3秒 ISO 100 CPLフィルター使用(撮影地:長野県白馬村 2015.5.3 5:27)

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一本桜

2016-04-25 22:47:44 | 風景写真/桜

 日本各地には桜の名所が多くあり、東京都内においても、千鳥ヶ淵や私の自宅近くの国立駅から伸びる大学通りも見事である。ただし、それらは桜そのものの美しさよりも景観全体の美しさに感動しているとも言える。一方、たった一本の桜でも心打つ名木もある。雄大で力強く、圧巻の存在感でそびえたつ孤高の一本桜。生命感に溢れ、威風堂々と鎮座するその姿には、独特の貫禄と風情がある。
 一本桜は、全国に何本もの名桜があるが、これまで以下の4本を収めたので、ここでまとめて紹介したいと思う。いづれも樹齢は300年以上で、日本の歴史と文化を感じる名桜である。 過去にブログ記事として掲載した桜については、詳細を記した記事にリンクを張っているので参照していただきたい。

駒つなぎの桜

駒つなぎの桜
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F3.5 8秒 ISO 100 -1 1/3EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2011.4.29)

駒つなぎの桜

駒つなぎの桜
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

上発地のしだれ桜

上発地のしだれ桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/100秒 ISO 50(撮影地:群馬県沼田市上発地町 2014.4.26)

上発地のしだれ桜

上発地のしだれ桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/40秒 ISO 50 -1/3EV(撮影地:群馬県沼田市上発地町 2014.4.26)

発知の彼岸桜

発知の彼岸桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/1250秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:群馬県沼田市中発地町 2014.4.26)

天王桜

天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.2 1/13秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24)

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天王桜

2016-04-24 20:21:24 | 風景写真/桜

 天王桜は、群馬県片品村の里山に咲く一本桜で、樹齢推定300年、樹高が13.65m、樹冠幅は18.6mのオオヤマザクラの巨木である。桜の根本に石の祠「天王神様」が奉られていることから、「天王桜」と呼ばれている。平成23年には、群馬県指定の天然記念物になっている。

 今年の「桜撮影」は、千葉県の「今井の桜」と、この「天王桜」に絞っており、また「天王桜」は初見であるため、是が非でも撮っておきたかった。毎日、開花情報を見ていると、4月21日に開花。その後、気温の高い日が続いたためゴールデンウイークでは遅いと判断し、24日の早朝に撮ることにした。
 朝5時から撮影するためには、4時には到着しておきたい。逆算すると遅くとも午前0時半に自宅を出発しなければならない。それはキツイ。結局、23日(土)の17時半に出発し、 現地に21時半着。車内で寝ることにした。
 4時半起床。前夜は一番乗りであったが、朝には他に2台。一人と挨拶を交わして、無料駐車場から数分の距離にある「天王桜」に向かった。「大きい!」しかも、ほぼ満開である。 桜の周囲360度どこからでも撮れるが、柵にロープ、建物に看板、そしてお墓・・・天気はあいにくの曇りで白い空。できれば、それらは入れたくない。一番良いと思わる撮影場所は、 私有地の畑で当然のことながら立ち入り禁止。構図が難しい。素晴らしい桜を前にして、全体を収めることができないもどかしさ。色々と悩んでいると、カメラマンの数も増えてきた。 写真に写る邪魔者にならないため、皆、必然的に同じ場所に集まる。おそらく、もっと時間が経って観光客などが大勢来たら、撮影どころではないだろう。
 天気も曇りでロケハンなしの初訪。満足度が低いまま6時に現地を引き上げた。日曜日6時半、上りの関越道はガラガラ。自宅には8時半到着であった。

 これまで、いくつかの「一本桜」を見て撮影してきたので、次の記事においてまとめて紹介し、本年の「桜撮影」を終了したいと思う。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

天王桜

天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 0.3秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:13)

天王桜

天王桜
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F6.3 4秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 4:54)

天王桜

天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 0.3秒 ISO 100(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:10)

天王桜

天王桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:群馬県片品村 2016.4.24 5:43)

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しだれ桜の魅力

2016-04-17 10:12:42 | 風景写真/桜

 しだれ桜(Cerasus spachiana f. spachiana)は、枝が柳のように垂れ下がって生えている桜の総称である。エドヒガンの変種が多く、八重紅枝垂、紅枝垂、清澄枝垂、仙台枝垂、一重紅枝垂、枝垂彼岸、菊枝垂、糸枝垂、吉野枝垂、雨情枝垂、枝垂彼岸など様々な品種がある。ピンクや赤、白の花を枝にたくさん付け、糸を垂らしたような花姿であることから、別名イトザクラとも呼ばれ、京都府では府花に指定している。
 桜の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」「純潔」「淡泊」「心の美しさ」などで、満開の艶やかな眺めと散り際の潔くもはかない美しさは、ただの表面的な美ではなく、凛とした芯の通った内面からにじみ出る美を感じさせる。フランスでは、「Ne m’oublie pas 私を忘れないで」という。はかない美しさから連想された花言葉だ。しだれ桜にも花言葉がある。「優美」「ごまかし」である。「優美」は、しだれ桜の見た目の華やかな美しさからつけられたそうで、また、「ごまかし」は、垂れ下がった枝に隠れてごまかすことに由来しているという。
 これまでいくつかの有名な「しだれ桜」を見てきた。それぞれ違った趣があるが、ここでは、全体像ではなく、あえて切り取った絵ばかりを集めてみた。場所を明記しなければ、どこの「しだれ桜」か分からないものばかりだが、枝垂の効果であろうか?下手な写真でも、それなりにごまかせる。
 今年の桜撮影は、群馬県の一本桜を残すのみ。初めて訪れる場所でロケハンもしていないので一発勝負だ。毎日、開花情報と睨めっこである。

注釈:本記事は、過去に様々な地域や場所において撮影し個別にブログにて公開していた写真を、時節柄の話題として提供するために再現像し編纂したものです。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

龍珠院の枝垂桜

龍珠院の枝垂桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/15秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.4.13)

貞麟寺の枝垂桜

貞麟寺の枝垂桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県白馬村 2013.4.29)

龍珠院の枝垂桜

龍珠院の枝垂桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/80秒 ISO 100(撮影地:東京都あきる野市 2014.4.13)

久遠寺の枝垂桜

久遠寺の枝垂桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 30秒 ISO 100(撮影地:山梨県南巨摩郡身延町 2011.4.02)

久遠寺の枝垂桜

久遠寺の枝垂桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.0 52秒 ISO 200(撮影地:山梨県南巨摩郡身延町 2011.4.02)

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金山落し「今井の桜」

2016-04-10 17:09:14 | 風景写真/桜

 金山落し「今井の桜」。一週間前に訪れた時は、曇りで3分咲きだったため、撮り直しの再訪である。場所や桜の詳細については、掲載済みの記事「今井の桜」を参照いただきたい。
 4月9日の天気予報は、朝から晴れ。午前2時半に自宅を出発し、中央道、首都高、常磐道(柏IC)経由で現地に4時着。まだ、誰も来ていなかったが、30分ほど車内で待機していると、次から次へと車がやってきた。皆、目的は同じである。桜は満開で、一輪も散っていない。まさに見頃である。私を含めて10人ほどが橋の上に三脚をセットし、金山落しの 下流方向(日の出方向)へレンズを向ける。前回のロケハンで、「今井の桜」の特徴である土手と菜の花、そして川面に伸びた桜に朝靄を加えて逆光で撮るには、この橋が一番良い撮影ポイントであることは分かっていたが、他にも行くことができない。なぜなら、下流方向へ農道を歩いて行く者は邪魔者になり、上流に行けば橋の上の者が邪魔者になるからだ。それでも、無神経な人は歩いて行く。皆のフレームに収まった所で三脚を立てようものなら大変である。すぐに呼び戻されるのだ。
 集団の中にいても、上下左右の違いでレンズ越しの絵はかなり変わるので、限られたスペースにて少しずつ移動しながら構図を決め、日の出を待つ。日の出時刻は、5時16分。5時を過ぎると、空がピンク色に染まり始めた。朝焼けとまではいかないが、川面に映る光景が美しい。日の出後は、また光景が違う。幾分、朝靄も発生して柔らかな光となる。前日が雨ならば霧も出て幻想的になるのだろうが、先週の曇り空にはない感動がある。やはり「光」は重要だ。
 6時頃になると、皆、思い思いの場所に散らばってパシャパシャ。私は6時半に引き上げ8時には帰宅した。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/8秒 ISO 100(撮影地:千葉県白井市 2016.4.9 5:39)

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/20秒 ISO 100(撮影地:千葉県白井市 2016.4.9 5:52)

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/60秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.9 6:13)

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.0 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.9 6:13)

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龍珠院の桜

2016-04-07 22:26:26 | 風景写真/桜

 龍珠院は、東京都あきる野市の奥座敷にある約600年ほど前に開創されたという臨済宗の小さな寺だが、春には、高遠桜、枝垂れ桜、山桜、八重桜、染井吉野といった様々な桜と共に、菜の花、ミツバツツジ等が咲き乱れ「花の山寺」として親しまれている。ちなみに、桜と言うと「染井吉野」が一般的だが、野生種や園芸品種を合わせると約600品種が存在するといわれており、花弁の色や形も様々で、開花の時期もまた品種によって異なるという。
 龍珠院には、これまで何度も訪れた。春らしい陽が降り注ぐ朝、降り止まぬ春雨の朝・・・満開の桜はいつも違う表情を見せてくれる。本記事は、過去に撮影し個別にブログ「ホタルの独り言」(このブログはPartⅡ)にて公開していた写真と未公開写真を、時節柄の話題として提供するために再現像し編纂した。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

龍珠院の桜

龍珠院の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/320秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.4.13)

龍珠院の桜

龍珠院の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:東京都あきる野市 2011.4.16)

龍珠院の桜

龍珠院の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 0.3秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)

龍珠院の桜

龍珠院の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/4秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.14)

花の山寺

花の山寺「龍珠院」
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/40秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.4.13)

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今井の桜

2016-04-02 20:55:08 | 風景写真/桜

 「今井の桜」は、千葉県白井市北部の今井地区を流れる「金山落し」と呼ばれる用水路の両岸、名内橋から手賀沼までのおよそ2kmに渡る桜並木である。昭和35年、地域の景観を保つため緑の羽根の還元資金によりソメイヨシノ、八重桜が150本ほど植えられた。昭和58年には千葉県の「美しいふるさとづくり運動」の一環として指定を受け、地域環境保全のために、手賀沼土地改良区白井支部が管理しているものだ。桜並木は、現在では約280本ほどになっている。今も護岸工事がされていない昔ながらの川岸の風情と川面を覆うように伸びた桜が素晴らしい場所である。2010年4月11日の満開時に訪れているが、当時、撮影したRAWデータを保存していなかったため、再訪することにした。
 4月1日(金)21時。東京都港区の勤め先からそのまま「今井の桜」へ向かった。レインボーブリッジを渡り湾岸道路で千葉入り。船橋から北上して、実家のある鎌ヶ谷を通り越し白井市へ。現地に23時に着き、翌朝5時に起床して用水路へ歩き出したが、何と3分~5分咲き。都心の至る所で満開の桜であるが、こちらは、まだまだこれからの様子。
 天気は曇りで、光の演出はない。天候はあらかじめ知っていたことだが、満開でないのは少々残念である。満開の桜に朝霧、朝焼け、朝日の光芒・・・霧氷の撮影同様にタイミングが難しい。この場所における最上の光景ではないが、この日この時の景色は一期一会のもの。「今井の桜」の特徴である、土手、菜の花、川面に伸びた桜をセットにして撮影した。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/13秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.2)

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/20秒 ISO 100 +1EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.2)

今井の桜

今井の桜
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/20秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:千葉県白井市 2016.4.2)

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