ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

ヒメボタル-光りのナイアガラ

2008-07-20 00:11:58 | ホタル
 昨日19日(土)に、山梨県のヒメボタル生息地に行って来た。まだ明るい時間にかなり急な山道を登る。蒸し暑さと日頃の運動不足のために汗だくになりながらおよそ15分。赤松林を抜けると雑木林になり、下草もいきなり少なくなった。たぶんこの辺りだろうと予想し、暗くなるのを待つ。すると19時15分。1匹のヒメボタルが光り出した。しばらくするとあちらこちらで光りだし、19時45分頃には、数え切れないほどのヒメボタルが黄金のフラッシュ光を発しながら飛び交っていた。山の斜面を見れば、上から谷の方へ光りが流れている。まるで光りのナイアガラだ。尾根伝いに続く山道も右から左へ、左から右へ、下から上へ、上から下へ。私自身もヒメボタルに取り囲まれている状態だ。何という光景だろうか。いつしか暗闇になり、1m先の友人さえも見えない状況のなかで、森のあちらこちらで光りの明滅が広がっていた。生息数は岩手県二戸市ほどではないが、マナーの悪い鑑賞者は誰もいない。たいへん興味深い飛翔行動も観察できた。ここのヒメボタルを保護するための方法は1つだ。誰にも知られることないよう静かに見守ることだ。原生林に生きるホタルには、人々を絶対に近寄らせてはいけない。
 乱舞の風景は、オリンパスOM-2とリバーサルフィルムで撮影した。今夜は、興奮で眠れそうにない・・・

ホタルの写真は、東京にそだつホタル (東京ゲンジボタル研究所/古河義仁)

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ヒメボタル

2008-07-13 20:13:36 | ホタル
7月9日は、東京奥多摩のヒメボタル観察に行ってきたが、この土日は、片道700Km、7時間かけて岩手県と青森県の県境までヒメボタルの観察に行ってきた。ここは、100万匹が生息しているといわれている場所である。今年は、一昨年に訪れた時ほどではないが、天候にも恵まれ、多くのヒメボタルが飛翔していた。ここのヒメボタルはフラッシュ発光にしては発光時間が長く、写真に撮ると光りが帯びになる特徴がある。また、ブナ林だけでなく、コンクリート道路の脇の茂みにも大量に発光している変わり者である。乱舞の風景写真は、鑑賞者のマナーの悪さから、ほとんど撮影できなかったが、今回の目的であるメスのヒメボタルの観察とクロマドボタルの観察が出来たので、行った甲斐があった。
今度の週末は、山梨県にヒメボタル観察に行く。そこは初めて行くところなので、どのくらいの数が発生するのかは、まったくわからないが、岩手のヒメボタルとの比較等とても楽しみである。

ホタルの写真は、東京にそだつホタル(東京ゲンジボタル研究所/古河義仁)
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