ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

ミゾソバ

2015-11-07 18:37:02 | 野草

 ミゾソバ(Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )は、タデ科タデ属 (Polygonum) またはイヌタデ属 (Persicaria) に分類される一年生草本植物である。東アジア(日本では北海道・本州・四国・九州)に分布し、小川沿いや沼沢地、湖岸など肥沃な水湿地に群生している。
 花は、8月から10月にかけて咲くが、3~4mmほどの淡紅色が混じった白い小花が集まって花をつける。 花の蕾(つぼみ)が、コンペイトウのように見えることから、コンペイトウグサとも呼ばれている。
 ミゾソバは薬草で、リューマチに対して薬効があるようである。花にはフラボノイド・クエルセチン配糖体のクエルチトリン、ペルシカリン等が含まれ、ドクダミの葉にも含まれているクエルチトリンは、利尿作用もあるという。
 食用には、新芽や柔らかい葉を、塩を入れた熱湯で茹でて、水に浸してアク抜きをしてから、おひたし、ごまあえ、佃煮、油いためにして食べると良いらしい。

 里山の谷戸に行くと、放棄水田が湿地化した所は一面ミゾソバに覆われており、その生命力に驚かされる。かっては、飢饉の時の救荒食として、水田の脇で有用植物として栽培していたとのことだが、今では、食べることも無い。しかも、葉柄の短い棘と茎の逆棘に触れれば痛いので、邪魔な雑草と化している。
 葉茎に触れぬように近づいて見れると、花は可憐で美しい。(花と言っても、花弁に見える部分は萼であり、花弁はない。)昆虫の少なくなった谷戸田では、マクロレンズが活躍する絶好の被写体である。

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ミゾソバ

ミゾソバ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 2000(撮影地:東京都八王子市 2010.09.20)

ミゾソバ

ミゾソバ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 500(撮影地:東京都あきる野市 2011.10.16)

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