ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

その先の風景

2006-10-12 21:06:35 | ホタル
 ブログの記事からホタルの話題が消えた。ホタルの成虫が飛び交う季節は、桜前線のように九州から北上し、およそ二ヶ月かけて北海道へと移動する。それぞれの地域では、約三週間の間、夜の幻想的な饗宴が繰り広げられるが、時期が過ぎれば多くの人々は無関心になる。
 ホタルの飛翔時期が終わり昼間となれば、ホタルの存在すら忘れ、河原でバーベキューを楽しみ、油を流し、ゴミを捨てていく・・・。その場所では、時の流れと共にホタルが生育し、四季を通じて劇的なドラマを展開させているのである。その風景には、二十四節気ごとに自然の美しさに満ちあふれ、その変化の積み重ねは豊かな生態系としてホタルを育み、永年の発生につながっている。ホタルは、こうした自然環境あっての存在であり、飛び交う情景も美しい背景とセットで成り立つ1つの風景画でありながら、現代の人々は、ホタルの「光」だけしか見ていないのかもしれない。
 人の感覚というものは、変化する。研ぎ澄まされることもあれば、衰えたり麻痺することもある。例えば、現代の子供達の中には、美味しいと感じる「味覚」が変化している。食品添加物によって作り出された「味」でなければ、美味しいと感じないという。その味は、決して素材本来の旨味ではなく、料理という味のハーモニーでもない。味を濃くした人工的な化学調味料の味である。日頃から、その味に慣れてしまっていることが原因だ。
 もしかしたら、人々のホタルに対する感覚も、昔と今では大きく変化しているのかも知れない。ホタルを養殖することが環境教育と思いこんだり、本来のホタルの生息環境や生態系の重要性を原理主義として軽視する人々もいる。
 ホタルの飛び交う風景の未来は、一体どうなるのであろうか。心配でたまらない。by 東京にそだつホタル
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ジョージ・ウィンストン

2006-10-01 18:03:55 | その他
 朝晩はすっかり涼しくなってきた。秋である。この季節にぴったりなのは、何と言ってもジョージ・ウィンストンのピアノだろう。1980年のウィンダム・ヒル第1弾アルバム『オータム』に収録された「あこがれ/愛」がトヨタ自動車“クレスタ”のテレビCF曲に使用され、人気爆発。このアルバム『オータム』は、これまでに日本だけで累計400万枚以上のセールスを記録し、現在もロングセラーを続けている。
 今回、前作『モンタナ~ラヴ・ストーリー』から、約1年半ぶりとなる、全編ピアノ・ソロによるニュー・アルバム「GOLF COAST BLUES & IMPRESSIONS」がリリースされる。2005年夏、アメリカ南部を襲ったハリケーン“カトリーナ”の被災者救済とメキシコ湾岸慈善事業のためのチャリティ・アルバムである。このアルバムの売上げによるすべてのアーティスト印税を、ニュー・オリンズ/メキシコ湾岸復興慈善団体に寄付をするそうである。
 ヘンリー・バトラー、ジェームズ・ブッカー、Dr.ジョンら、ジョージ・ウィンストンが敬愛するニュー・オリンズ・アーティストの作品とともに、日本でもなじみのある「聖者が街にやってくる」。加えてウィンストン自らの思いを作品にしたオリジナル6曲(ウィンストンの真髄とも言えるメロディアスな曲3曲と、音楽的心のふるさと/ニュー・オリンズ出身の作曲家[ヘンリー・バトラー/晩年のジェームズ・ブッカー/晩年のプロフェッサー・ロングヘアー/Dr.ジョン/アラン・トゥーサン/ジョン・クリアリー]たちにインスパイアされたリズム&ブルース調3曲で構成されている)。
 昨日輸入盤をいち早く購入し聴いてみたが、どれもすばらしい出来だと思う。ただ個人的には、持っているすべてのアルバムの中ではやはり「AUTUMN」や「DECEMBER」、「FOREST」が好きである。

ジョージ・ウィンストン 
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