ゴエモンのつぶやき

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健常者のマナー改善へ 障害者の写真入り「共感看板」設置

2017年05月26日 01時56分21秒 | 障害者の自立

 障害者や妊産婦ら向けの駐車スペースの健常者らによる利用を減らそうと、障害者の写真と感謝のメッセージを入れた「共感看板」が二十四日、伊勢崎市内のスーパーに試験導入された。米国で効果が実証された試みで、車いす利用者の高橋宣隆さん(42)=同市=が発足したグループが国内でも広めようと働き掛けた。全国的にも珍しく、高橋さんは「使えずに困っている人がいることを知って」と願う。 

 アイデアを提案したのは、ネット交流サイトのフェイスブック(FB)で昨年七月に発足したバリアフリー研究グループ「バリラボ」。これを食品スーパー「フレッセイ」(本社、前橋市)が快諾し、この日、同社が展開するクラシーズ連取(つなとり)店に設置された。

 公共施設における車いす利用者用の駐車スペースの整備は法律で義務づけられている。ドアを全開にして乗り降りする必要があるため通常より広く駐車スペースを確保。多くは店の入り口近くにある。

 県は二〇〇九年、適正利用を進めるため「思いやり駐車場利用証制度」を始めた。対象は障害者のほか▽妊産婦▽要介護1以上の高齢者▽難病患者-で利用証を交付し、掲示を求めている。協力する県内施設は約八百三十カ所。他に全国三十五府県にも同じ趣旨の駐車場があり、利用証の相互利用を進めている。

 だがマナー違反は後を絶たない。

 バリラボの複数メンバーによると、若者や元気な高齢者が駐車し、利用証の掲示がないケースが目撃されている。思いやり駐車場が使えず、障害者が帰らざるを得ない場合もある。

 高橋さんは「ちょっとだけと軽い気持ちかもしれないが本当に困る人がいる。高齢者なら誰でも駐車できると勘違いしている人もいるかも」と推測する。

 共感看板は二〇一四年ごろ、米国で社会実験として設置され、迷惑駐車が一気に改善する効果があった。障害当事者の写真を見せることで、本当に駐車スペースを必要とする人の存在をマナー違反者に自然に意識させたことが功を奏したとみられる。

 バリラボの会員はFBでつながった国内外の約千人で構成。米国在住のメンバーが情報提供し、日本で導入を働き掛けている。二月には大分県内の病院に初めて設置された。

 クラシーズ連取店には思いやり駐車場が七台分あり、看板は四基設置された。費用約十六万円は同社が負担した。看板は横〇・八メートル、高さ一・一メートル。写真のモデルは高橋さんと、バリラボメンバーで歩行補助器具を使う太田市の飯塚起子(ゆきこ)さん(31)が担当し、「空けてくれててありがとう」など感謝のメッセージを添えた。

 看板の効果が確認されれば、フレッセイの県内店舗で導入を広げる予定。高橋さんは「共感の輪が広がり、県内だけでなく全国に浸透すれば」と期待する。

写真

セレモニーで「共感看板」の設置を祝う高橋さん(左)と飯塚さん

2017年5月25日   東京新聞

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