ゴエモンのつぶやき

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「広報ふくつ」全国一に 障害者との共生27ページ特集が評価

2017年05月26日 01時49分11秒 | 障害者の自立

 福津市が戸別配布している市広報紙「広報ふくつ」が、今年の自治体発行の広報コンクール(日本広報協会主催)広報紙部門(市部)で全国一となる総務大臣賞を受賞した。相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」殺傷事件を機に、市内の三つの障害者福祉事業所を1カ月にわたり密着取材し、27ページに及ぶ特集を掲載した昨年12月1日号が評価された。取材を受けた事業所スタッフも「障害者が地域で暮らしていることを知ってもらういい機会になった」と受賞を共に喜んだ。

 「広報ふくつ」は毎月1日号で特集を組み、昨年12月1日号では「だいじょうぶ!のふくつ魂」とのタイトルで、障害者の人権と共生社会について考えた。「ふくつ」には「福津」に「不屈」の意味をかけた。

 「自分たちは障害のある人たちに本当に目を向けてきただろうか」。広報担当の堀田典宏さん(52)=現在は同市防災安全課長=は、19人が刺殺されるなどした「やまゆり園」の事件に衝撃を受け、福祉担当の部署と話し合い、差別解消を呼び掛ける特集を組むことを決めたという。

 泊まり込み24時間

 堀田さんが取材した事業所にも、事件は影を落としていた。ある事業所の介護スタッフは「ここにいたら怖い思いに遭う?」と利用者に問い掛けられた経験を明かした。「地域にオープンにしてきたのに、防犯対策を強化せざるをえない」。苦悩のまっただ中にある事業所もあった。

 堀田さんは事業所に泊まり込んで24時間密着取材をしたり、障害者と家族100人にアンケートをして差別を受けた経験などを調査したりと、障害者との共生社会をつくるという視点で立体的に取材し、読みやすい特集に仕上げた。

 市民から反響の声

 取材先の一つの「アトリエ夢工房」は、障害者たちが手作りするパンを提供するカフェを併設。特集ではパン生地を丸める利用者といった優しい表情の写真なども数多く掲載した。施設長の小柳雅美さんは「障害者の活動を知ってもらうことが理解につながる」と歓迎。広報紙を見た市民から「福津にこういう事業所があるとは知らなかった。今度パンを買いに行きます」と、反響の電話もあったという。

 堀田さんは「取材すればするほど、自分の理解が浅かったと感じた。障害者の人権を多くの市民が考えるきっかけになればうれしい」と話している。

 受賞作は福津市のホームページで閲覧可能。市広報秘書課=0940(43)8113。

 同コンクールでは県内の他の4市町も入選した。4市町と受賞作は次の通り。

 北九州市=「そうだ、北九州で働こう。」プロジェクト(広報企画部門)▽糸島市=ウェブサイト(市部)▽桂川町=広報けいせん16年10月号(広報紙・町村部)▽福智町=福智まごころ通心(広報企画)

受賞した「広報ふくつ」を手にする福津市職員と障害者福祉事業所のスタッフ

受賞した「広報ふくつ」を手にする福津市職員と障害者福祉事業所のスタッフ

=2017/05/25付 西日本新聞朝刊=

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