リオデジャネイロパラリンピックの車いすテニス女子シングルスで銅メダルを獲得した上地結衣選手(22)=兵庫県明石市出身=が9日、神戸市中央区の商業施設「神戸ハーバーランドumie(ウミエ)」で開かれた車いすテニス体験会で指導し、子供らとさわやかな汗を流した。
障害者スポーツ啓発のための「パラスポーツワールド2016ひょうご」(県障害者スポーツ協会主催)で、同パラ五輪卓球女子シングルス5位の別所キミヱ選手(68)=明石市在住=らも登場した。
上地選手は体験会で、買い物客らに車いすの扱い方や、ラケットの使い方をアドバイスしながらゆるやかにトス。初めて車いすに乗る子供らも、懸命に球を打ち返していた。芦屋市涼風町の小学4年、仲田温哉さん(9)は「リオで活躍した選手に教えてもらえて感動した」と話した。
上地選手は「パラスポーツがだんだん盛り上がってきているのを感じる。皆さんの期待に応えられるよう成長していきたい」と語った。
車いすテニスを指導する上地結衣選手(右)=神戸市中央区
2016.10.10 産経ニュース
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