ゴエモンのつぶやき

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»相模原障害者殺傷事件、声を上げ闘う両親「息子はいつも家族の中心」

2017年02月22日 03時11分35秒 | 障害者の自立

 神奈川県相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件で、逮捕された男の精神鑑定が終了しました。「障害者なんていなくなればいい」。男が言い放ったその言葉に対し、息子が重傷を負った家族は、「息子はいつも家族の中心だ」として闘い続けています。

 20日午後、身柄を警察署に移された植松聖容疑者(27)。責任能力の有無を調べる精神鑑定が終了し、横浜地検は、起訴するかどうかを今週末までに判断します。

  去年7月、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者が次々と刃物で刺され、19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件。逮捕された元職員の植松容疑者は、障害者を冒とくする内容の供述を一貫して続けています。

  「障害者がいなくなればいいと思った」(植松容疑者)

  「ここももうなくなるんだな」(尾野剛志さん)

  尾野さん夫婦の息子の一矢さんは、植松容疑者に腹などを刺され、一時、生死の境をさまよいました。

  「僕は本当は死刑よりも無期懲役がいいんです。無期懲役の方が 、彼はもっと苦しむんじゃないかなって」(尾野剛志さん)

  「かず君こんにちは」

  事件のショックから食事が摂れない一矢さんに家族は寄り添い続けました。

  「今年は酉年です。コケコッコーです」(尾野チキ子さん)

  一矢さんは現在別の障害者施設に入所していて、尾野さん夫婦は週に一度、面会に訪れています。一矢さんが大事そうに抱きしめている人形。甥からのプレゼントです。離れて暮らしていても、家族の中心はいつも一矢さん。

  「僕ら夫婦は、まず一矢を中心にして」(尾野剛志さん)

 「一矢はいつも(家族の)真ん中だから、どこに行っても」(尾野チキ子さん)

  「障害者なんていなくなればいい」。尾野さん夫婦は、植松容疑者のこの言葉と闘ってきました。

  「前を向いて考えていかないとダメだって、自分の中で言い聞かせてます」(尾野剛志さん)

  母親は、「息子は今回、被害者となったが、他人を傷つけることしかできない容疑者より幸せだ」と話します。

  「一矢は刺されちゃったけど、刺すよりはマシかなって。私は一生懸命かわいがって、いらない子なんかじゃなかったから」(尾野チキ子さん)

  被害者のほとんどの家族が声を上げることさえできない現実があります。父親の剛志さんは、それでもあえて顔と名前を出し、取材に応じる理由をこう話します。

  「まだまだつらくて泣いてる人たちがいるのも事実。そういう人たちのことも、世の中に出してあげなきゃいけないって思う」(尾野剛志さん)

(20日16:50)  TBS News


視覚障害者も"見える"ようになるスマートグラスを開発

2017年02月22日 02時59分37秒 | 障害者の自立

再び家族の顔が見られる喜びを体験

世界の人口の1%(約7000万人)が視覚障害に苦しんでいると言われている。

コンシューマー製品が狙う市場規模としては、この数字は大したことがないかもしれないが、視覚障害者をサポートするテクノロジーの少なさを考えると、これは膨大な数だと言える。

昨年オックスフォード大学のプロジェクトから誕生したスタートアップのOxSightが、彼らの生活を変えようとしている。

同社は、視覚障害者が身の回りのものを認識し、障害物を避けることを可能にするARスマートグラスを開発し、現在そのテストを行っている。彼らのプロダクトは、言うならば視覚障害者用の補聴器のようなものだ。

OxSightのスマートグラスは、将来的に杖や補助犬の代わりになるかもしれない。杖や補助犬でも近くにある障害物は避けることはできるかもしれないが、自分の周りの環境全体を感じとることまではできないのだ。

OxSightのスマートグラスは、将来的に杖や補助犬の代わりになるかもしれない。

これまでに彼らのプロダクトを試した人のほとんどは、生まれつき全盲ではなく、生活するうちに段々と視力が落ちてきた人たちだった。

というのも、OxSightのスマートグラスは、光の認識であれ動きやモノの形の認識であれ、利用者にまだ残されている視力を増強する仕組みになっているからだ。

ユーザーの脳へは何も接続せず、ハードウェアは眼球とも情報のやりとりをしない。その代わりに彼らのスマートグラスには、身の回りの状況を理解するためのAR空間を再現する、透過ディスプレイやカメラシステム、コンピュータビジョンの技術が用いられている。

「視力を失いはじめると、モノの前後関係がつかみづらくなります」とOxSightのファウンダーで、身体制御を専門とする神経科学者のStephen Hicks博士は話す。

「別々の場所にあるもののはずなのに、視界がぼやけて一緒に見えてしまいます。しかし私たちのスマートグラスは、モノの位置関係を把握し、それぞれの境目をハッキリ見せることができます。そのため、ほとんどの視覚障害者の目に残っている僅かな視力を使って、彼らはもっと直感的そしてインタラクティブに周りの環境と触れ合えるようになります」

私たちの脳が3次元空間を認識するときのプロセスは、現代のビデオゲームが床やソファー、壁といった要素をマッピングするプロセスと似ている。ゲームのシステムは、大きな物体を認識し、ユーザーとの距離感を測って3次元空間を再現しているのだ。

OxSightのスマートグラスは、このコンセプトと私たちの脳の働き方を利用して、マンガのようなレイヤーをユーザーの周りに貼り付けているようなイメージだ。

最小限の視力が残っている人であれば、周りにいる人をスマートグラスが投影したハリボテのような姿で認識することができる。さらにその人の視力に応じて、色やズーム機能を使って見え方をカスタマイズすることも可能だ。

視覚障害者といってもひとりひとりの状況は全く違うため、OxSightはユーザーがそれぞれ最適だと思う形で周りを認識できるよう、見え方を調整できるようにした。

「つまり、ユーザーは普通の人のように世界を認識できるようになります。しかしそれはあくまで、なんとなくどんなモノが眼前にあるのかというオーラを感じ取ることができるという程度に過ぎません。一方でこれは、例えば暗い場所で出入り口を見つけたり、障害物などをさけたりする際には大変便利なことです」とHicksは話す。

「私たちのスマートグラスはモノの輪郭を目立つように強調するので、ユーザーはすぐに、そして直感的に周りを認識できるようになります。音で空間を認知する手法など、視覚障害者を助けるための手段は色々と考えられてきましたが、どれも習得までに時間がかかる、複雑で難しいものばかりでした」

スマートグラスを初めた試した人のほとんどは、「自由に動き回れる」「心配せずに外出できる」「バーやレストランといった視界の限られる暗い場所にも行ける」といったコメントを残している。

さらに被験者の多くは、再び家族の顔を見ながらコミュニケーションがとれることに感動しており、特に二度と家族の顔を見ることができないだろうと考えていた人たちの喜びはひとしおだ。

OxSightのスマートグラスをかけながらボーリングを楽しむ被験者。

これまでこのようなデバイスの販売を試みた企業がないため、どのように市場で販売するかや、それにどのくらいの資金が必要になるかなど、製品化に向けてはわからないことだらけだ。一方でOxSightは政府・民間どちらからも助成金を受けており、慈善心溢れる投資家も見つけることができた。

「大金を稼げなくても、OxSightはとても楽しいビジネスです。これから私たちが開発しようと考えているプロダクトはまだまだありますし、それが何かの助けになる人もたくさんいると思います」とHicksは語る。

OxSightが今抱えてている最も大きな問題が、何をMVP(実用最小限の製品)とするか、そしてどのようにプロダクトを市場で販売するかということだ。医療機器に関する規制はたくさん存在し、モノを認識する機能や形状、長持ちするバッテリーなど、コンシューマー向けプロダクトとは違った要件も満たさなければいけない。

そこでOxSightは、視覚障害者をサポートすることにフォーカスし、このようなニーズに答えられるようなプラットフォームをつくろうとしている。一方で彼らは、ハードウェアの進歩に連れて、企業としても成長していきたいと考えている。

最終的には、スマートグラスの核にあるAR技術と同じものを使って、認知症や自閉症、失読症に苦しむ人たちにも有益なプロダクトが開発できるだろうとHicksは話す。

2017年02月20日    ハフィントンポスト

 


毎日ユニバーサル委員会 「共生」をレガシーに=主筆・小松浩

2017年02月22日 02時49分52秒 | 障害者の自立

 パラリンピックと東京は縁が深い。競技が始まったのは1960年のローマ大会だが、パラリンピックという呼び名がつけられ、定着していったのは、4年後の東京大会からだ。

 この話があまり知られていないのは、敗戦の荒廃から立ち上がり、高度経済成長を謳歌(おうか)するさなかの東京五輪の熱狂が、パラリンピックを後景に追いやってしまったからだろう。

 だが、「国威の発揚」や「日本人の誇り」を五輪に投影する時代は、もはや過ぎ去ったようだ。

毎日新聞    2017年2月21日


嵐・櫻井翔が「慶應ボーイ」の真価を見せつけた驚愕エピソードとは?

2017年02月22日 02時25分00秒 | 障害者の自立

 嵐の櫻井翔といえば、言わずと知れた慶應ボーイ。幼稚舎から大学まで慶應という生粋の慶應育ちだ。ジャニーズ初の大卒キャスターとして「NEWS ZERO」(日本テレビ系)に起用され早11年。現在も月曜キャスターの一員として、“イチメン!”というコーナーを受け持っている。

 そんな櫻井が、同企画を通じてある試験にひっそり合格していたという。テレビ番組制作会社のスタッフが明かす。

「それは高齢者や障害者の視点になってサポートを行うユニバーサルマナー検定です。『イチメン!』で紹介したのをきっかけに2級を受験すると、みごと合格。昨年4月、障害者差別解消法がスタートしたことを受けて、一般の小売業大手の社員らと一緒に受験したそうです」

 櫻井は実技として、車いすの研修や段差のスロープのぼりをしている。また、高齢者の疑似体験として、足などに動きを制御するサポーター、視界がかすむゴーグル、周りの音が聞こえにくいヘッドホンなどを装着して、杖をついて歩いた。

「彼がすごいのはペーパーテストで100点満点を取って合格したところ。70点以上で合格になるんですが、そのラインを余裕で突破してしまうあたりは、さすがは慶應卒です。キャスターを10年以上も務めた賜物でしょうね」(前出・テレビ番組制作会社スタッフ)

 かねてからジャーナリスト気質が強く、ひとつの事柄を突き詰めた取材スタイルに興味を示していた櫻井。満点突破は当然の結果だったかもしれない。

2017/02/21   アサジョ (ブログ)

放送コード完全無視! 18禁妄想AVネーミング大賞も?

2017年02月22日 02時16分24秒 | 障害者の自立

 米トランプから、ベッキー、乙武クンまで「世界のキタノ」が放つ毒全開のぶった切りとは?

 最近、テレビがつまらない。そう感じるのは、「殿」の毒舌がすっかり画面から消えてしまったからではないか。70歳になり、映画の世界では「世界のキタノ」と呼ばれ、フランス政府から勲章まで受ける人になった天下のビートたけしが、政治から芸能スキャンダルまで次々にぶった切りにしたのが、『テレビじゃ言えない』(ビートたけし/小学館)だ。

 例えば「テレビじゃ言えない、危ないニッポン」の章。安倍内閣の目玉プランだった「一億総活躍社会」のスローガンを、“最悪なキャッチコピー”と一蹴。「国が国民に頑張れって強いるのは、よくよく考えりゃ『働いて税収を増やせ』『社会保障に頼るな』って言われているのとほとんど同じだろ。(中略)こんな押しつけがましい言葉に拒否反応を示さないニッポン人はやっぱりヤバい」と、警鐘を鳴らす。もちろん、新たなネーミングとして『一億総活躍・欲しがりません勝つまでは』と、持ち味全開で逆提案することも忘れない。

 また、今の日本を「一億総自主規制社会」と称し、不倫騒動のベッキーや、嘘のプロフィールでテレビから“一発退場”になったショーンKへのメディア対応も本書ではぶった切り。「『右にならえ』の一斉外しという対応は、(中略)クラスでのイジメを見て見ぬフリしてる気弱な中学生と変わらない考え方だ」「世の中が『たった1回の失敗も許されない社会』になっているのが怖い」と、たけし節も猛毒を放つ。この他にも、アメリカのトランプ大統領が今回の大統領選に勝利した理由を、映画の制作現場の実情と重ねた独自の理論は必見だ。

「話題のニュース毒舌分析」の章では、高齢者の危険運転といった社会派問題から、ASKAや清原など有名人の薬物使用まで、放送コードを完全に無視した「殿」の毒舌ぶりが全開。その中でも、まだ記憶に新しい2016年。ベッキーと共に不倫で話題になった乙武クンについても、本書では触れている。

 体にハンディがあってもなくても、人間の性格や嗜好は別のものだと多くの人はわかっていたつもり……だが、タブーに触れない建前社会は、「あれだけ叩かれたら手も足も出ないだろ」という表現すら自由に言えない空気を、改めて浮き彫りにした。“ご乱心”ネタの先輩である「殿」は、だからこそ乙武クンは障害者も女好きは変わらないことを世間に認識させ、結果的には障害者のあらゆる面でパイオニアとなった彼の功績を本書で讃えている。

 ちなみに巻末には、18禁の妄想AVネーミング大賞や林家三平・国分佐智子さん結婚式での爆笑祝辞も公開されている。結婚式は2011年だったが、当時はあまりにも内容が過激なため、ワイドショーや新聞が祝辞を全文公開することができなかったという。たけし流のジョークがちりばめられた祝辞は、今読んでも圧巻だ。

「オイラは、死ぬまでくだらない芸人であり続けたいと思っているんだ」――古希を迎えた「殿」が放つ「毒」の数々が、テレビの世界から消えた今。活字の世界でのびのびと放たれているような「毒」こそが、“たけし流の優しいエール”として、テレビを見ながら苦笑できる日が再びやってくることを願ってやまない。

ダ・ヴィンチニュース    2017.2.21