ゴエモンのつぶやき

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「ワンコイン(500円)」で応じる、札幌市の「地域ぬくもりサポート事業」)

2014年10月17日 01時52分37秒 | 障害者の自立

 子どもの送り迎えなど、障害者のちょっとしたお願いに地域住民のサポーターが「ワンコイン(500円)」で応じる、札幌市の「地域ぬくもりサポート事業」が好調だ。2年前に中央区の一部でモデル事業として始まり、現在は中央区と南区の全域に拡大、利用件数も増えつつある。利用者とサポーターの継続的な交流に発展したケースもあり、地域づくりにも一役買っている。

 事業は、障害者の福祉サービスの対象にならない分野を、事前登録したサポーターが1回(1時間半程度)500円で担う仕組み。2012年9月に中央区の幌西、南円山地区で開始。昨年7月に中央区全域に拡大され、今年7月には南区も加わった。市の委託を受けた中央区の社会福祉法人「あむ」が窓口となる「地域ぬくもりサポートセンター」を法人内に設け、利用者の依頼に応えられるサポーターを引き合わせる役割を果たしている。

 登録は利用希望者58人、サポーター150人。最初の1年間は160件の利用だったが、昨年9月~今年8月の2年目は2・15倍の344件と大きく伸びた。サポーターには主婦や定年退職者、学生などが登録。障害者からの依頼は保育園や幼稚園の送り迎え、作業所への付き添い、話し相手などが多いという。

 中央区の視覚障害者杉本和恵さん(36)は1年半前から週に1度、5歳と3歳の子ども2人の保育所の迎えを、近くに住むサポーターの吉羽文雄さん(65)に依頼している。特に冬場は頼りになるといい「雪道は道が分かりにくく、週1日でもお迎えに行ってもらえると助かる」と感謝する。吉羽さんは子どもを送り届けると、そのまま絵本を読んだり絵を描いたりして遊ぶ。吉羽さんは「子どもたちの成長を見られて僕もうれしい。これからも交流を続けたい」と目を細める。

 一方、課題もある。登録者のうち、南区の利用希望者は3人、サポーターは10人。区内の面積が広いこともあり、まだ利用に結びついた例がない。

 市は将来的に事業の全市拡大を目指しているが、ぬくもりサポートセンターの姉帯哲征(てつまさ)さん(50)は「希望者のニーズはさまざま。もっと周知してサポーターを増やさなければ、障害者の要望に応えることができない」と指摘する。事業の問い合わせは同センター(電)206・6511へ。

(10/15 16:00)  北海道新聞


働きたい障害者後押し 多久に通所施設新設へ 19日説明会

2014年10月17日 01時45分37秒 | 障害者の自立

 来年4月に旧多久南部小学校跡地(多久市南多久町)に開設される障害者支援センター「まや」の利用者説明会が19日、同跡地で行われる。午前10時、午後3時からの2回で、利用者の参加を呼び掛けている。

 同センターは、知的障害者や精神障害者の就労の場として、社会福祉法人「もやいの会」(川副春海代表)が運営。元福祉施設関係者や障害者教育に携わってきた教員らを中心に、生活支援や自立訓練を行う。

 事業は就労継続支援A、B型、就労移行支援、生活介護で定員40人。利用者は、水耕栽培によるトマトの栽培、耕作放棄地での露地栽培、長崎の洋菓子店と提携したケーキやクッキーの製造などを行う。

 多久市、小城市、佐賀市、武雄市、大町町、江北町まで送迎があり、遠方からJRを利用する人には中多久駅までの送迎もある。

 施設長には、同市の障害児を支援する施設「たんぽぽの家」の船津静哉代表が就任する。船津さんは「障害児の就労では、人間関係や仕事の問題で家に引きこもるなど、問題点も見えてきた。一人一人に合った就労支援ができるようお手伝いしたい」と話す。

 問い合わせは、同センター事務局、電話0952(76)4600。

 2014年10月16日 10時23分     佐賀新聞


視覚障害者サッカー:「守備力強化」で初Vへ…日本代表

2014年10月17日 01時41分33秒 | 障害者の自立

アジア・パラリンピックで初優勝を狙う日本代表の選手たち=東京都調布市の味の素スタジアムで2014年9月27日、大島祥平撮影

アジア・パラリンピックで初優勝を狙う日本代表の選手たち=東京都調布市の味の素スタジアムで2014年9月27日、

 今月18日から韓国・仁川で開かれるアジア・パラリンピックで、視覚障害者サッカー「ブラインドサッカー」の日本代表チームが初優勝を狙う。落合啓士(ひろし)主将(37)は「わくわくしている。全員が力を出し切るようにしたい」と意気込む。

 ブラインドサッカーは視力によってクラスが分かれ、今大会に出場する日本代表は全盲とほぼ全盲の選手で構成される。視力差を公平にするためGKを除く選手4人はアイマスクをつけてプレー。小さな鉄の球が入りマラカスのような音が鳴るボールと、コーチらの指示、守備側の「ボイ」という声や気配などを察知しながらプレーするが、視覚に頼っていないとは思えないほど展開は速い。

 9月27日にはJ1のFC東京対柏戦の前に味の素スタジアムで壮行試合が開かれ、関東選抜と対戦。1−0で勝利を飾った。魚住稿(こう)監督は「フランスでの強化遠征などで守備がよくなり、手応えを感じている」と話す。

 前回の2010年広州アジア・パラリンピックは5チーム中4位に終わり、12年ロンドン・パラリンピックの出場権を得ることができなかった。ブラインドサッカーは04年のアテネからパラリンピックの実施競技となったが、日本はまだ出場がない。20年の東京でも実施予定だけに、まずは16年のリオデジャネイロ大会で初出場を果たすことが大きな目標だ。

 パラリンピックのアジア出場枠は二つ。11月に東京で世界選手権があり、予選を勝ち抜いた世界の強豪12カ国が参加する。優勝国はリオへの出場権が得られるため、激しい戦いが予想される。弾みをつけるためにも、落合主将は仁川アジア・パラリンピックに向け「目標は優勝。攻撃のポジションを任せられているのでしっかりゴールを奪いたい」と語る。

毎日新聞 2014年10月16日 12時38分


Google Glassが聴覚障害者に見せる新たなセカイ

2014年10月17日 01時19分56秒 | 障害者の自立

以前このFUTURUSで、聴覚障害の有る人が電話をするためのスマートフォンアプリを以下の記事で紹介した。

『聴覚障害者の通話をラクにする音声テキスト変換アプリ』

上の記事では、聴覚障害を持つ人が、電話で話をすることをサポートするスマートフォンのアプリについての紹介だったが、今回は電話では無く、聴覚障害を持つ人が今、目の前に居る人と会話するためのアプリを紹介したい。

そのアプリはGoogle Glass(グーグルグラス)用アプリだ。目の前の相手が話した内容が、リアルタイムでGoogle Glassに文字として表示されるので、耳が聞こえない人でも相手が話した内容が分かることになる。

このアプリはジョージア工科大学の研究チームが開発した「Captioning on Glass」だ。このアプリによって、Google Glassの新しい利用方法が提案された。

グーグルグラスに相手の話したことを文字で表示する

「Captioning on Glass」は、Google Glassと連動したスマートフォンのマイクが聞き取った相手の発言内容を、リアルタイムでGoogle Glassのディスプレイに表示する。

つまり、相手の発言を瞬時で字幕化するのだ。

この機能を使えば、聴覚に障害がある人がGoogle Glassを掛けていれば、目の前の人が手話や筆談をしなくても普通に話すだけで会話が成り立つ。

「Captioning on Glass」はGoogleが提供している音声認識機能を利用しており、相手の声はGoogle Glassのマイクではなく、スマートフォンのマイクがキャッチしている。

Google Glassのマイクを利用しなかったのは、このマイクはGoogle Glassを掛けている側の人が話す声を拾うための装置だからだ。

なお、「Captioning on Glass」はGoogle Playストアで無料で配信していることも嬉しい。

この「Captioning on Glass」をGoogle Glassとスマートフォンの両方にインストールすれば利用可能になる。ただし、現段階ではAndroidのみ対応だ。

使い方は以下の手順になる。

まず、聴覚障害がある人がGoogle Glassを装着し、ペアリングしたスマートフォンを話をする相手に渡す。

スマートフォンを持っている側は、アプリの「Tap to talk」ボタンを押してから、話しかける。

するとGoogle Glassとスマートフォンの両方にリアルタイムで話した内容が文字として表示される。

するとGoogle Glassとスマートフォンの両方にリアルタイムで話した内容が文字として表示される

なぜスマートフォン側にも文字が表示されるのかというと、変換ミスがあった場合に、発話した側がすぐに修正候補から正しい変換内容に修正できるからだ。

この「Captioning on Glass」の開発のきっかけが切実だ。研究チームを率いているジム・フォリー教授自身が耳が遠くなり、不便を感じ始めたからだという。

次は翻訳アプリへ

「Captioning on Glass」の便利さは、聴覚障害者にとってだけでなく、話しかける側にとっても、手話を覚えたり、筆談する手間を省けるというものだ。そのため聴覚障害者側も、相手に遠慮せずに会話を楽しめる。

ただ、一つ問題があるとすれば、相手に自分のスマートフォンを預けるため、信頼関係がなければ気軽に使えないかもしれないことだ。

ところで、研究チームは既にその先を目指している。それはリアルタイムで相手が話している内容を翻訳して字幕化することだ。

既に英語、スペイン語、フランス語、ロシア語、韓国語、日本語への対応を進めているという。

これが実現すれば、異なる言葉を話す者同士でも、Google Glassを装着していれば、お互いに自国の言葉を話していても、会話が成り立つということだ。

「Captioning on Glass」はまた一つGoogle Glassの可能性を教えてくれた。

2014年10月15日    FUTURUS


山梨)お客と接し障害者「明るく」 甲府に専門店

2014年10月17日 01時16分41秒 | 障害者の自立

 障害者自立支援法に基づく福祉事業所「かしのみラボ」が15日、精神障害者がドライフルーツを製造し、販売する専門店を、甲府市朝日1丁目にオープンした。果物の加工から接客まで一連の作業を身につけることで、施設利用者の社会復帰につなげることがねらいだ。

 「いらっしゃいませ。おいしいフルーツはいかがですか」。開店と同時に、店頭に立った男性が、通りすがりの人に声をかけた。リンゴのドライフルーツなどを買った男性(79)は「温かい印象のお店ですね」と笑顔だ。

 「かしのみラボ」は、同市宝の福祉事業所「かしのみ作業所」が昨年7月、食品メーカーからレーズンなどドライフルーツの注文を受けたことをきっかけに立ち上げた。昨年末から地元スーパーや病院の売店などに卸し始め、今夏から個別販売も始めていた。

 「かしのみラボ」の利用者は10人。その多くは一度は社会に出たものの、統合失調症やうつ病のために退職。ラボで働きながら再就職を目指している。7月から働き始めた甲府市の男性(39)は、10年ほど前、強迫神経症を発症。勤めていた会社を辞めて、長い間、自宅療養したという。男性は「以前は人と話すのが嫌だったが、ここで働いてお客さんと接するようになって、明るく話せるようになった」。

 販売するドライフルーツはリンゴ、桃、ブドウの3種。いずれも山梨県産を中心にした国産で、施設長の小俣弘美さん(51)が農園まで足を運んで契約した農家から仕入れている。加工する際も、無添加、無着色で、保存料も使わない。季節によって扱う果物を増やす予定だ。

 小俣さんは「『障害者がつくっているから』ではなく、おいしさや品質でお客さんに選んでもらえるものをつくり続けたい」と話している。

 開店時間は平日の午前10時~午後4時。問い合わせは、かしのみラボ(055・288・9755)へ。

2014年10月16日03時00分     朝日新聞デジタル