本結びにしても、結び目がうまくできていないと、左の写真のようになってしまう。
こうなると簡単に糸が滑って抜けてしまうのはわかる。
結び目を作る時には、それぞれの糸の端を正しい方向にひっぱって、結び目を正しく作った方が良い。
そして、3回以上結んでほどけないようにする。
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しかし、2回糸を巻くと結び目は大きくなる。
小さく固くほどけにくい結び目にならない(左)。
結ぶ時に緩みにくい利点はあるが、その必要がないときは習慣的に外科結びを使うのはやめた方が良い。
外科結びはかえってほどけやすいことを指摘している人の外科医もいる。
外科結びをするなら、本結びで回数を増やした方が良い。
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糸結びを理解するためには、ロープ結びが役に立つ。
しかし、今や日常生活で紐やロープを結ぶことは無くなってしまった。
子供達には紐靴を履かせたいと思っていたが、今はマジックテープで止めるだけの靴しか売ってない。
人は不器用になるばかりだ。
わたしはボーイスカウト出身。そしてロッククライミングでロープ結びを覚えた。
ボーイスカウトも山岳部ももう流行らないらしい。
「ラストボーイスカウト」そう言うとそんな名前の映画があった(右)
このタイトルの「ボーイスカウト」は時代遅れの正義漢を指すらしい。
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スノーダンプは割と新しい除雪器具。
なかなか機能的。
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今日は午前中、喉頭片麻痺のTieback & Ventriculocordectomy
午後は第三中足骨内顆骨折手術3ヶ月後のスクリュー抜き。
骨癒合良好。
Tieback後1ヶ月の再検査。
披裂軟骨の外転状態良好。
当歳馬の歩様異常のx線撮影と超音波画像診断、そして直腸検査。
難しく珍しい症例だったが診断はついた。
入院馬は帰って行った。
思いつきなのですが、女結びは名も無い結び方なのでしょうが「仮結び」とよんで「これって結んでいるって言わないんだよね」と教えては如何でしょう。
Hig先生に言われれば「おおそうか」と思う学生いっぱいいると思います。
外科結びだけではなく、モノフィラメントも緩みやすいので本結びを重ねることを絶対習慣にしたほうが良いですね。
器械結びは本結びで覚えられたのですが。左手で把針機持って(苦笑)
結び目を正しい方向に引っ張って締めないと、本結びもほどけ易いです。かく言う私も何度も痛いめや恥ずかしいめに遭ってきました。
USAには左利き用の医療器械が売っているようです。左利きの人は左手で器械を上手に扱うので感心させられますが、右利きの私たちは左手では布鉗子をはずすことさえできません。