アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

すぐ狂う調律って、どんな調律?

2017年08月28日 | ピアノ
やまちゃんがうちに来たのって、1989年のことでしたが、なんでそんなハッキリ即座に出てくるかっていえば、そりゃ私の嫁入り道具として買ってもらったものだからね。

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新品のヤマハアップライトで、確か機種を選んでから試弾ができるところにでかけて三つの個体から選んだと思う。それで、初回の調律はピアノに「ついてくる」し、特に調律について思い入れやコネがなければそのままお願いするじゃないですか。そうやって何回か唯々諾々と調律をお願いしたあと…

たまたま紹介してもらった調律師さんにやってもらったら、はぁ~別物じゃん、って感じで
弾き心地とか音色とか。

それで、もう迷わずその方にお願いするようになりました。といってもピアノなんてほとんど弾いてなかったころなんだけど
(なのに唯一の「嫁入り道具」としてわざわざピアノを買ってもらうという不思議)

んでずいぶん長い間(10年以上?)その方に来てもらってたと思うんですが、あるとき、いつものように予約をして、その日に
「ぴんぽーん」と玄関チャイムが鳴り、「調律に来ました」いうて立ってた人が「ダレ!?(o_o)」
知らない人で(これかなり衝撃)、特に自己紹介も説明もなく調律をしていき、
弾いてみるとこれがガタガタ。

弾き心地とか音色とか。

クレーム電話を入れると、その「知らん調律師」はいつもの人の息子だという。
まぁいつかは代替わりってのもあるだろうけど、それならそれで事前にインフォームドコンセントっていうか、あるじゃないの?
かくかくしかじか、どうぞよろしくお願いします、っていえば
まぁそうかしょうがないな、ってな納得もあろうもんが説明なし(自己紹介すらなし)ってどうなのよ。

それで調律がどうしようもないんですがというと
「音(音程)が狂っていますか?」
って…いやそれはとりあえず合ってると思うけど…でも!!

「合ってるならいいじゃないですか」
調律と整調は別モノだし調律を依頼されてるんだからという趣旨だろうか。しかしアナタこれまでそんな仕事ぶりじゃなかった(弾き心地と音色までびしっとそろえていった)じゃないですか。

で、音程が合ってれば文句いうな的主張だったわけだが、そして確かにそのとき音程は合ってたと思うのだが、一週間くらいでぐだぐだ狂い始めてどんどんぼろぼろに。はやっ。。

という不幸な事故(その「二代目調律師」には二度と頼んでない。当たり前だが)のあと、心に引っかかっていた疑問が
「どういう調律だとすぐ狂うんだろう」
ってことで。

経験上温度湿度変化が激しい場合は狂いやすいとか、乱暴にたくさん弾きすぎれば狂うだろうって外的要因はある。

しかし調律の仕方で「狂いやすい」というのは何をどうやってるからなんだろうかと。

と思っていたら、「積ん読」状態で一部しか見てなかった本「もっと知りたいピアノのしくみ」の中に関係することが書いてありました。

この本は「第五章 ピアノ調律に挑戦?」って章があって(いや私はやりませんけどね!!)

うなりを聞きながらピンを回して、うなりが消えるところを探るわけですけど、まず、音が高くなる方向で合わせるか低くなる方向で合わせるかというのがあります。低くなるほうで合わせれば、弦の張力に助けられて回しやすいですから微調整がしやすいというわけです。これは(そういえば)バイオリンの調弦のときに実感することです。

そして「いずれの場合も、調律ハンマーを外した段階でピンにかかるすべての力が均衡していないと、調律は次第に狂うことになります。ピンにさしたハンマーを回転方向に軽く押してみて、狂うようだといけません。つまり、ピアノの調律では、うなりのない状態にするまでの過程がその後の調律の保持を決定付けるということです。」

「理想は、ピンにショックを与えて力を均衡させながらちょうど合った位置にすること」と書いてありますが(実のところあんまりわからない)ともかく歪みが残っている状態にならないようにピタッと決める必要があるわけですね。無駄な動き無理な動きをしながらなんとかかんとか正しい音のところで止めたような調律をするとすぐ狂うということはありうるようです。

さて、時は流れて、今うちに来てもらってる調律師さんはめるちゃん買ったところから派遣されている方で、まともな人なので(^^;; ちゃんと弾きやすく音色よく調律してくれます。ただ、めるちゃんがやまちゃんほど頑丈な子じゃないので狂いやすいです。同じ人が調律してますがやまちゃんは大丈夫です。

特に狂いやすい一音があります。中音域の「レ」で、これは去年の調律のとき、すぐ狂ったんで再度来てもらってそこだけ直してもらったんです。そしたらまたすぐ狂っちゃって(o_o) あんまり何度も来てもらうのもなんなので、shigさんが来るときハンマー持ってきてもらって(←何屋さん)そこだけ直してもらいました。

shigさんがいじったときは、いちど「ぐいん」とかなり狂わせてから戻していたような?? 狂いやすいピンの調子をリセットするようなものでしょうか??

ともかく、shigさんにやってもらったあとはよく保ってました(^^)

んで、今年また調律のあと、すぐ「レ」だけ狂っちゃった…これ、八月の癖に大雨ふって、しかも私が除湿機かけ忘れた日があったもんで「自責」な気もしますがそれにしても中音域の「レ」なんてよく使うとこだから困った。

ここだけ狂いやすいにはわけがあるんだろうけど、そういうピアノ側の問題がある場合に、調律でなんとかなるのか(この音も狂いにくくする技があるのか)、それとも狂いにくくする修理の方法があるか、それとも狂いやすいことはあきらめて自分でこの音だけ調律(!!)できるように練習する…のはできそうにないのでshigさんが来るときは毎回ハンマーを持ってきてもらうか(おい)

内藤先生は音の高さ合わせくらい自分でもいじるそうですが…いやはや

老後の趣味にいまから調律…は、ないよなさすがに

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