アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ゆっくり練習するためのメトロノーム

2015年05月15日 | ピアノ
私はちっこくてかわいい機械式メトロノーム(→たぶんコレの旧型)を持っていますが、

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滅多に使いません(^^;;

ハノンとかツェルニーとか弾かないから、というのもあるかもしれませんが、
曲もあんまり、指が速く動くようにしなきゃいけないものを選んでませんしね。

モーツァルト二台ソナタのときはずいぶん使って練習しましたよ!!

あと、メトロノームを使うときは、「一人三役録音」のときね。テンポ合わせないと録音の足し算できないから。これはアタリマエ。
(でも機械式メトロノームはネジがゆるんでくるとかなり不正確、ということがわかりましたが)

つまり、私がメトロノームを使うのは、
(1) テンポアップしたいとき
(2) 録音の重ね合わせ目的のとき
ですが、そのほかに
(3) ゆっくり練習したいとき
というのがあります。

これはほんっとに(私にしては稀なことに)真剣に練習しようとしているときなのですが、たとえば先日の、プーランクのノクターン7番を一週間で譜読みしようとしているときとかです。

この曲は別に「超速」だから指が動かないというよりは(あっほんとはかなり速いんですが私はそんなに速く弾こうとしていないから)、
音の並びがややこしくて、ただ何度も弾くような練習だと、滞りなく並ぶようにすることがなかなかできないんです。私の場合。

そういうときに、ゆーーっくり練習して、指使いも指運びも音の意味も、じーーっくり考えて整理すると、急に音が並ぶようになったりするんですが、

機械の助けを借りないと、「ゆっくり練習」ってのができないんですね。「いらち」だから。

それと、メトさんなしでゆっくり練習しているときって、そのゆっくりですら弾けてないところで微妙に(あるいは微妙にでなく)余計な間を取っていたり、弾き直ししたりしちゃっててもわりと自覚なかったりするみたいなんで…

カチカチに合わせてゆーっくり弾くと、そのテンポですらうまくいってなくて、ウッて考え込んだり力が入っちゃったりしてる瞬間がどこなのかよくわかるんです。

そういうところは止まってよーく検討してみたりして

また、メトロノームを使ってゆーっくり練習するわけです。

ゆーっくりで、どこかで「ウッ」てなったりしないで、滑らか~に行けるようになれば、だいたい音が並ぶようになっています。

…まじめでしょ!?(←ドヤ顔)

なら、どうしていつもこうやらないの、といったらば
「時間がないから」
ではありません。時間はあんまりないけど、あんまりなくたって別にやりゃーできるんです。そうではなくて
「心のエネルギーがそこまでないから」
だらだらぬるい練習というか、ただ何回か弾いてみるみたいな弾き方で弾くのが日々の生活のストレス解消というか癒しというか。それってまぁ練習とはいえないかもしれないけどそれはそれで必要な時間なので…

で、「練習にもならないようなだらだら弾きが好き」などととんでもない発言をする不良生徒に向かって、おゆき先生はぐっとこらえて「それはそれでいいから一日五分真剣に練習したら」などと妥協点を探っていらっしゃいました。ありがたや。

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