u t a u k u j i r a
詠う鯨 - Whale that sings -
roboteck town
2017-09-19 / 徒然
学園都市に行ったのだが,あちこちにこの看板がある。
いやー 「学園都市」っぽいよね。流石,50年進んでいる街だけはある。
実際にロボットは見たことがないが。
「空域」や「地域」ではなく「区間」なので,MSやVFは無理だろうが,せめてATくらいは見たいものだ
ATの構成パーツは,通電すると収縮(もしくは伸張)するマッスルシリンダー,ジジリウム結晶を使った高速演算素子,高出力ジェネレーター,高トルクのコアレスモーター,高剛性軽量の装甲というところ。
マッスルシリンダーだが,劇中ではポリマーリンゲル液に通電すると収縮するとされているが,現在,こんなものがあった。
「バイオメタル・ファイバー」(トキ・コーポレーション)
http://www.toki.co.jp/biometal/products/bmf/bmf.php
これならPL液はいらない。PL液のネックはすぐに劣化することと発火性が高いことだが,この問題は一気に解決。
バイオメタル・ファイバーを劇中同様,直径15cm程度に束ねれば,かなりの出力が期待できる。
高速演算が可能な超小型コンピュータだが,これは今のCPU技術でいいだろう。
ATの動作プログラムはミッションディスクに記録するが,今やSSDも一般的になった。物理駆動するディスクより高速だ。
高出力ジェネレーターだが,現在ではバッテリーを使うしかないか。
「トヨタ、高性能の全固体電池を開発」(トピックス・イベント CrunchBase)
http://jp.techcrunch.com/2017/07/26/20170725toyotas-new-solid-state-battery-could-make-its-way-to-cars-by-2020/
電池技術もブレイクスルーの見込みが立ったので,これを使えば相当量の電源は確保できそうだ。
ローラーダッシュに使うグライディングホイールだが,これは言ってしまえば単なるモーター。
現在でも自動車用インホイールモーターが実用化されているし,LEAFのモーターを改造して,両足に2基ずつ着ければ,そこそこ大トルクを稼げそうだ。
ATのガワだが,フルスチールでは重すぎるので,カーボンコンポジットを多用すれば,剛性と軽量化を両立できそうだ。
500hp,600hpのランボやフェラーリでは当たり前の技術だし。
おぉ!! コストを度外視すれば,ATは作れそうだ。「実験」なのだから,ぜひお願いしたい
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