ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● アカネはアカネ染めの原料 ・ アカネ科

2018-10-31 | 〈野草〉
〈 アカネ 〉
花期 8~10月  分布 本州、四国、九州


山野に自生するツル性多年草で茎は良く分裂する。
アカネ染めの原料となり、乾燥させた根を使う。
茎は、軽く触っても簡単に折れてしまう! 





葉は4個、輪生しているように見えるがその内の2個は托葉が大きく発達したものだそうです。





雄しべは5個、雌しべの花柱は2個なので果実は2個くっ付いているのが普通。




 
アカネツボミフクレフシ
アカネにできた虫えいで、黒い部分はつぼみが固まったものでその中に虫の繭がある。
フシ(虫えい)は多くの場合、ダニ、アブラムシ、タマバエなどが寄生したものということです。


● 北上してきたキマダラカメムシ ・ カメムシ科

2018-10-30 |     カメムシ
〈 キマダラカメムシ 〉
体長 20~23ミリ  出現期 4~11月  


昨年まで見かけなかったカメムシですが
マイフイールドで見られるようになったのは7月末、そして寒くなって来た一昨日も健在でした。

一見、クサギカメムシにも似ていますがキマダラカメムシ
頭部にある白い縦条が特徴です。

サクラ、カキ、サルスベリ、ナンキンハゼなどにつく。
1775年に、長崎の出島で見つかった外来種で今年初めて来園?されました。
7月末には幼虫も見ていますがカメラを持っていませんでした。









更に、今年はヨツモンカメノコハムシも園内で発見、多数見つかりました。
こちらはヒルガオの葉を食します。
ヒルガオの葉は今までジンガサハムシが独占していましたが
今年は殆どの葉があっという間にヨツモンカメノコハムシに食害されています。
ヨツモンカメノコハムシが年十数匹に対しジンガサハムシは一匹ほど・・・来年が心配です。

今年、5月17日に投稿済みです。


● ヤブツルアズキはアズキの原種 ・ マメ科

2018-10-29 | 〈野草〉
〈 ヤブツルアズキ 〉 藪蔓小豆


花期は8月から10月、本州、四国、九州に自生する。
蔓性の一年草で花はノアズキに似ている。










ヤブツルアズキアズキ(小豆)の原種と言われています。
下記の画像はヤブツルアズキ(小)とアズキ(大)。
豆果の中には6~14個の種子が入っている。
大きさ、色、そして味も改良されているのですね!






● ヨツスジヒメシンクイは構造色が際立つ ・ ハマキガ科

2018-10-28 |     ガ
〈 ヨツスジヒメシンクイ 〉
開帳 11~12ミリ  出現期 5~9月

パッと飛んで来て葉の上に止まる・・・虫を撮る時には眼が命と、
絶えず眼にピントを合わせるように心がけていますが
この蛾は眼が葉っぱに着いているので苦労します。

幼虫の食草はカナムグラ、ホップ、アサなどとのことですが
此処にはカナムグラしか自生していません!
幼虫の画像を確認して、自分が撮った幼虫の画像と合わせてみようと思ったのですが
ネット上での確認はできませんでした。

昼行性とあって相手に良く見えるように模様も、色もとても美しいです。
構造色が際立っています!

















● 小さなハエが鎌を持っている ・ ミギワバエ科

2018-10-27 |     ハエ
〈 ミナミカマバエ 〉

ミギワバエは(水の際にいるハエ?)全世界で1500種いるのだそうです。
その多くは、浜辺や湿地、湖沼にいる。

体長は3~5ミリ程度のようですがこの小さな体に大きな鎌を持っている!
そしてこの鎌で小さな昆虫を捕まえて食べるのだそうです。

今の時期、もう昆虫たちの殆どがいませんが大小のハエがとても多いです。
その中で小さな、何の特徴もないハエがいる・・・と、撮る気もなく
何気なく見ていたハエでした。

☆ 前脚が鎌になっています!








☆ このような 環境にいますが人間に寄って来るでもなく存在感がないのです。








● アオツヅラフジ ・ ツヅラフジ科

2018-10-26 | 〈ツル性植物〉
〈 アオツヅラフジ 〉  別名 カミエビ

ほぼ日本全土に自生するつる性植物。
美味しそうに見える、まるでブドウのようだが有毒!
果実の中の種はまるでアンモナイトのようです。

名にツヅラが付いているのは古くからツルで籠を編んだことによる。











☆ 実の中の種子 鳥が実を食べることで果肉を取り去り運ばれて芽を出す。
  実のままでは発芽しないということです。



● ヤマハッカの花 ・ シソ科

2018-10-25 | 〈野草〉
〈 ヤマハッカ 〉

花期は9~10月、分布は北海道、本州、四国、九州
山地に咲くハッカ・・・と言うイメージージですが香りはない!

☆ 本日撮影












☆ 8月撮影 スジボソコシブトハナバチは紫色のこの花が大好き!受粉の助っ人(ハチ)です。





● ハナグモの狩り ・ カニグモ科

2018-10-24 | 〈虫〉クモ目
〈 ハナグモ 〉

出現期 4~10月  分布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島
花の周りで、蜜を求めてやってくる虫を待ち、捕食する。

☆  体長 3~4ミリ   




☆  体長 約6ミリ



● スカシヒメヘリカメムシ ・ ヒメヘリカメムシ科

2018-10-23 |     ヘリカメムシ
〈 スカシヒメヘリカメムシ 〉
体長 5~7ミリ  出現期 6~10月  分布 全国

平地から丘陵。黒~赤まで、体色には変異があるとのことです。
翅が、透けているのでスカシ・・・。他の情報はありませんが花粉が好きなようです。








● シリジロヒゲナガゾウムシは触角がユニーク ・ ヒゲナガゾウムシ科

2018-10-22 |     ゾウムシ
〈 シリジロヒゲナガゾウムシ〉

初めての出会いです。
竹の柵に張り付いていましたがその内に動き始めました。

豪華な素晴らしい触角?の持ち主はシリジロヒゲナガゾウムシです。
このように立派な触角を持っている虫さんはいない?きっと、特別な役割があるのでしょうね!
カオジロヒゲナガゾウムシに似ている・・・と思いながら撮ったのですが、
帰宅してよ~く見たら今まで撮ったことのない種だったので
それならばチャンスを待って顔やお尻をしっかり撮るのだったと反省!
安易にとってはいけませんね!

手元にある一冊の図鑑に姿が載っていて名前も分りましたが
体長は6~9ミリ、分布は北海道~本州、九州 ということだけで
詳しいことは分りませんでした。










● 美形の ササキリ ・ キリギリス科

2018-10-21 |    バッタ、コオロギ他
〈 ササキリ 〉
体長 20~28ミリ  出現期7~12月  分布 本州、四国、九州、南西諸島

和名のササキリはササに棲むキリギリスとのこと。
緑色型の他に黄色型の成虫もいる。
成虫、幼虫共に美形!
鳴き声はジキジキジキ・・・・・・。

私は、毎年、ササキリの幼虫が現れると嬉しくなる!
小さな体に長~~い触角、、眼も可愛い!

☆ ♂ 成虫


☆ ♀ 成虫




☆ 幼虫







● 似ている ノブドウ 2種 ・ ノブドウ科

2018-10-20 | 〈ツル性植物〉
美味しそうなカラフルな実ですが食べられません!

☆ 〈 キレハノブドウ 〉 
花期は7~8月で
ノブドウに対し葉が深く切れ込んでいます。
しかし、キレハノブドウにしては切れ込みが浅いような気もしますが同じツルで切れ込みが深いのもあります。
ノブドウでもないようですのでキレハとしました。 





☆ 〈 ノブドウ 〉
花期は7~8月で日本全土に自生している。
葉はエビズルに似ていて切れ込みは浅い。











☆ 実が大きくなっているのは(ノブドウタマバエやブドウトガリバ)の虫えいとのことです。
  以前紹介した画像です。








● コミミズクが一匹 ・ ヨコバイ科

2018-10-19 |     ヨコバイ
〈 コミミズク 〉
体長 9~13ミリ  出現期 4~11月  分布 本州、四国、九州

今年はあまり撮影に出かけられなかったからか、昨日の出会いは久々でした。
クヌギにいるようですが、私は通路脇の柵や擬木上で見つけることが殆です。

☆ 昨日






☆ 2017.4.16 成虫


☆ 以前撮った画像




☆ こんなところにいます。

● オオハナアブは眼が不思議 ・ ハナアブ科

2018-10-18 |     アブ
〈 オオハナアブ 〉

体長11~16ミリ  出現期 3~12月  分布 全土

眼は他の虫には見られない不思議な模様をしている。
幼虫は、オナガウジと呼ばれ汚水の中で育ちその中にある腐植物を食べて育つとのこと。

☆ ♀ は、眼と眼の間が離れている。









● トゲアシクチブトゾウムシ ・ ゾウムシ科

2018-10-17 |     ゾウムシ
〈 トゲアシクチブトゾウムシ 〉 別名 トゲアシゾウムシ
体長 3.8 ~4.5 ミリ   出現期 4~8月  分布 本州、四国、九州

色や斑紋には変異があるゾウムシのようですが、
ハッキリした模様なので名前調べに苦労はしませんでしたが
トゲアシ・・・足の棘がどこにあるのか不明です!