ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 迷彩模様のウンモンスズメ ・ スズメガ科

2021-01-25 |     ガ
〈ウンモンスズメ〉

30~38ミリ  5~9月

撮影は5月7日。
みどりの葉っぱに馴染んでいたのですが生まれたてかと思うほどに美しい個体、
触覚を見ると♀で、お腹が膨らんでいるようにも見えます。

翅はウンモンスズメの振袖かしらと・・・。











数日、サボってしまいました。
今日は頑張りましょうと思っていたら少々、パソコンのトラブル!
ようやく、投稿できます。

虫はイヤ!という友人たちがいますが、悩みながらの投稿です。


● ヨツモンマエジロアオシャク ヤガ科

2020-10-11 |     ガ
〈ヨツモンマエジロアオシャク 成虫・幼虫〉

この幼虫は9年前に撮っていたのですが正体が分からずにいました。
一年前に購入した蛾の成虫と幼虫の本を何度、めくったものか!
画像が小さい事と、老眼の私、眼鏡をかけても見つからなかった・・・
でも、今日、ようやく正体が判明しました。

スッキリして、ひょっとして成虫も撮っていたかと調べたら、
撮っていました。
成虫、幼虫、揃うと嬉しいですね!

🌼 平地から丘陵地の人里に多く。庭木でも発生する。

☆ 敷物を広げていたらそこに飛んできました。


☆ 植物のかけらを身にまとい、体を揺すってゆっくりと歩く・・・と、図鑑。
  この幼虫を見た時には、ユーモラスな動きがとても楽しかったです。
  何を背負っているのでしょう!















● マダラツマキリヨトウに大慌て ・ ヤガ科

2020-10-02 |     ガ
🌼
  ベランダの「ナツメ」はまだ小さな木なのですが10個の実が付きました。
  実が白く少し赤みが付いた時が美味しいというので食べて見ましたら、
  まるでリンゴ!の様で、以外や美味しかったです。

  私が初めてナツメを見た時には、赤くてシワシワ、
  食べてみたら、甘くて驚きでした。
  食感はジャリジャリ・・・それは砂糖のようでした!
  今は、食べ時を待っています。









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〈マダラツマキリヨトウ〉

マイフイールドの入口に入ったら、眼の前に何かが飛び出てきました。
今は、虫に会えずにいるので、虫と分かっただけで嬉しかった!
カメラを出して、逃げられない内に撮らなくてはと、大慌て。
パッと見ただけで図鑑で見たことがある初見の蛾だったのです。

開帳:30~35ミリ
薄暗い林縁の下草の上などで見られ、幼虫はシダ類を食べるとのこと。

☆ 脚はモフモフで体はオーバーコートを着ているようです。






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座間の殺人事件、現場は我が家から1~2分の距離にあります。
発覚したあの日、私は新宿に出かけ帰宅した時、ズラリと並んだ警察車両に驚きました。
事件現場のアパートの上から鑑識らしき人物が現場保存!と叫んでいます。

車の合間を縫って家に帰り、ネットを見て事件の概要が分かりました。
髪の毛が逆立つ驚きでしたがカメラを手に持ちベランダから記録しました。
いつもテレビで見ているキャスターも顔も見えています。

暫くは遠回りしましたがその内、明るいうちは前を通れるようになり
犠牲者を弔いながら通る日々です。

地元の方は複雑な思いで、二年目からは花束など、ここの置かないでくださいと・・・
今年は花束が二つ、風に吹かれて転がっていました。

今、現場となった部屋には若い男性が住んでいるとの記事を見たことがあります。

私の気持ちはいつになったら癒えるのか・・・先は見えません!


☆ 画像は事件発覚時です。







● オオスカシバからクチナシを守る ・ スズメガ科

2020-09-29 |     ガ
〈オオスカシバ〉 大透羽

チョウのようなガのような・・・ハイ、蛾なのです。

昨年はクチナシに、花がいっぱいついて喜んでいて、
その数日後に見たら、いつの間にか産んでいた卵が成長して
立派な幼虫になってあっという間に、楽しみにしていた花が食べつくされ
恐るべきオオスカシバです!

☆ 飛びながら蜜を吸います。
 






☆ こちらが幼虫。








☆ それで、このようなネットを考案しました。

● 美しいカギバアオシャク ・ シャクガ科

2020-06-13 |     ガ
〈カギバアオシャク〉
開帳:55~70ミリ  出現期:5~10月  分布:本州、四国、九州 

当マンションに遊びに来てくれました。
記念撮影をしてバイバイしましたが開帳は70ミリと大きく、♀でした。

シャクガは数種撮っていますがこれほど大きな種は初めてです。
色も体表も、とてもきれいな個体でした。








● タケノホソクロバ ・ マダラガ科

2020-06-07 |     ガ
〈タケノホソクロバ〉

☆ 成虫は青みがかった黒。

☆ 幼虫の体色は黄色・・・まだ、見たことがありません。
  体長:18~20ミリ
竹やササの葉を食べて育つ。
体毛には毒があり、触るとかなりの痛手にあうようです。
毒は、人間が触ると・・・と、そればかり気にしていましたが、
本来、鳥や捕食性昆虫などから身を守るための手段だったのですね!







※ ♂と♀で、体色が違うのかも知れません。





● ウリキンウワバ〈親と子の姿〉 ・ ヤガ科

2020-06-02 |     ガ
☆〈ウリキンウワバ〉 幼虫
マイフイールドには、毎年、ヒョウタンが植えられている場所があり、
過去2年はヨツモンカメノコハムシがかなりの数、葉っぱを食べにやって来た!
あっという間に葉っぱはスカスカになってしまうのです。

今年も、ソロソロかと思って行って見たらその姿はなく・・・
葉っぱの裏を見たら何かの幼虫がいた。
きれいというのか、体表面は凸凹で体長はかなり長そう・・・。
撮って帰り調べてみたら、ウリ科に付くウリキンウワバでした。
キューリの果実を食害する害虫だったのです。










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☆ 〈ウリキンウワバ〉 成虫
体長:38~42ミリ  出現期:7~10月  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄

2017年11月、クズの葉上にいる成虫を撮っていました。
枯れたクズに馴染むような色合いです。
体長:38~42ミリ  出現期:7~10月  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄













● アヤモクメキリガ ・ ヤガ科

2020-05-14 |     ガ
〈アヤモクメキリガ〉

体長:55~72ミリ  分布:本州、四国、九州

体に可愛い、色や模様が付いている大きな幼虫です。
顔を覗いたらスイバの花が添えられていて余計に可愛らしく見えた。
成虫の画像は見当たらないのでまだ撮っていなかったようです。

図鑑によると、食草はバラ科、マメ科、ナス科、ヒユ科、ユリ科、ヒガンバナ科、キク科・・・。
食草は多科に及ぶのですが、ダイズ、ネギ、ジャガイモ、ユリなどの害虫とのこと。
大きくて目立つので、野菜を作っている人に見つかったら・・・ですね!
・・・・・・・・・です。










※ アヤモクメキリガが好きなスイバ、撮影時もスイバにいました。

● カギシロスジアオシャクの姿は巧妙 ・ シャクガ科

2020-04-16 |     ガ
〈カギシロスジアオシャク〉

3月20日、木道横の擬木に虫らしきを発見!
良く見ると、蛾の幼虫の様で動きがとても面白かったのです。
体の背面は他の幼虫とは違って、飾りのような大きな突起が付いている。
それも、ブリキで作った鎧のような・・・音も聞こえて来そうでした。

次の用事があったのでゆっくり撮っていられなかったのが残念でした。
こんなに特徴があるから名前はすぐに判明すると思ったら??

蛾の幼虫図鑑の小さいのがあって2度、3度、見たのですが該当なしと思っていたのが
暫くしてこの種だと気が付きました。
図鑑に載っていたのは食樹の新葉になりきっている姿で、同一には見えませんでした。
(ほぼ、間違いのない同定と思いますが、充分にご確認くださいますように!)


成虫の姿は こちら

※ クロスジアオシャクに似ていますが背面の突起の長さが違っています。











● 小さな、カシワミスジギンモンホソガ ・ ホソガ科

2020-04-14 |     ガ
〈カシワミスジギンモンホソガ〉

4月6日、ヤツデの葉裏にいました。
ここ数年、ヤツデの葉っぱは私の宝物!

ところが、どうしたものか今年の葉っぱの裏には虫がほとんどいません!
いつもでしたら、クロスジホソサジヨコバイ、ヒゲナガサシガメ、クロスジホソサジヨコバイ、
ウロコアシナガグ等など・・・。

暖かくなったり、寒くなったりで虫達も生活のスタイルが狂っているのかも知れません。
手すりにも虫の姿は殆んどいない!
そういえば、最近は新型コロナで私のフイールド徘徊も少なくなっていますが!

カシワミスジギンモンホソガはとても小さく(5ミリある?)、何か虫らしいのがいる・・・
撮っておきましょう! という軽い気持ちでカメラに収めました。
その気持ちがいけなかった、ホソガということは分ったのですが初めての種だったようです。

良く似たホソガが4種いるようで、同定には交尾器を見ることも必要のようですが、
これで、間違いがないように思います。





ヤツデの葉っぱにいた一部は こちらです。

● ヒロバツバメアオシャク(親子の姿) ・ シャクガ科

2020-04-10 |     ガ
〈ヒロバツバメアオシャク〉  別名 モモアオシャク

開帳:29~35ミリ  出現期:6~7月  分布:本州、四国、九州

一緒に虫探しをしていた仲間が、ここに可愛い子がいるよ!と、教えてくれた。
見ると、ピンク色をしたシャクガの幼虫だった。
お得意の枝になるポーズを取ったかと思うと、傍に寄ったのを感じて恐怖だったのか
枝にペタンコしたり Ω スタイルで歩き出す・・・。

食樹はバラ科のソメイヨシノやモモとのこと。
この可愛い子はサクラ(ソメイヨシノかと)と、横の木にもいた。
でも、愛らしいこの子もモモ農家にとっては害虫なんです!
成虫になると、こんなに美しいのに駆除される。

シャクガの細くて小さな幼虫がこのような大きさの成虫になるのも不思議です。
成長の過程を見てみたいですね!

☆ 可愛いアクロバット













☆ 成虫も美しい 2011年 撮影





● 金色に光り輝くミドリヒゲナガ ・ ヒゲナガガ科

2020-04-03 |     ガ
〈ミドリヒゲナガ〉 





新コロナで家に籠る日が多くなりました。
・・・と言っても、私は自転車でフイールドまで5分のところ(行きは3分)なのですが。
ひたすらに新型コロナの終息を願っております。

今年、暖冬を超えた春というのに、マイフイールドにての虫の出はとても少ないです。
そのような中で4月3日にとても美しいヒゲナガガに出会いました。

虫を探して周りを見ていたら顔の横を長い触角の蛾が通り過ぎアオキの葉上に。
コンパクトなデジカメでは届かない場所、長いレンズの付いたカメラで
撮ることしかできませんでした。
2枚撮ったらヒラヒラと飛ばれてしまい、目で追いましたが彼方に・・・。

画像を確認すると、金ぴかのヒゲナガガと判りましたが、
今まで見たのとは違うような?
今まで撮っているのは)(ウスキヒゲナガ)画像はこちら
(クロハネシロヒゲナガ、ホソオビヒゲナガ)画像はこちら


家に帰り確認してみてもやはり今までのヒゲナガ蛾とは違う!
手元にある多くの図鑑には載っていなくて
ネットに頼り調べてみたら「ミドリヒゲナガガ」と判明いたしました。
今まで 3種でしたので4種目のヒゲナガです。

本種の、名前の由来はメタリックグリーンの美しい光沢をもつ蛾。
何に寄生するのか等、未だ分からないようです。
不思議なことにネットで調べても情報は少なく、
皆様のブログの記事は2015年しか見当たりませんでした。
希少種なのでしょうか?

前翅長:7~8ミリ  
☆ 画像は同シーン、2枚だけでした。残念です!

● クロテンフユシャク夫婦 ・ シャクガ科

2020-02-06 |     ガ
〈 クロテンフユシャク 〉
♂開帳:25~31ミリ  ♀体長:9~11ミリ  出現期:12~3月  
分布:北海道、本州、四国、九州

他にはだ~~れもいない、手すりの上に♀がいました。
シャクガの主役は♀かなと・・・♀を見付けると嬉しくなります。
♀はとても小さく、この小さい体で何個の卵を産むのかと心配になります。

クロテンフユシャクの♀は腹部の脇に黒い点があるのが特徴。
翅は全て退化しています。
口も退化、前方から撮ってみましたがいかがでしょうか!

幼虫はクヌギ、コナラなどの広葉樹の葉を食べるとのこと。

☆ ♀











☆ ♂











● イチモジフユナミシャク♀ ・ チョウ目 シャクガ科

2020-01-14 |     ガ
〈 イチモジフユナミシャク 〉

日本でのフユシャクは35種いるいるようですが成虫の口は退化しているとのことです。

平地では12月から1月にかけて見られるという深緑色で美しい体色でした。
体長は10ミリ位でとても小さく、宝石のように見えました。

この身体で成虫とは・・・♀は翅も退化していて飛べないので
フエロモンで♂を呼ぶのだそうです。
子孫を残すために産まれて来て、数日の命・・・立派です‼

名は(イチモジ・・・)で (イチモンジ・・・)ではありません!


☆ ♀   (♂は未見です)





☆ 暗かったのでフラッシュを使ったので美しい色は失せてしまいました。