ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● キバラルリクビボソハムシ(親と子の姿)・ ハムシ科

2020-04-29 |     ハムシ、ダマシ
〈キバラルリクビボソハムシ〉

体長:5~6.5ミリ  分布:日本全土

瑠璃色の美しいキバラルリクビボソハムシは腹部の末端3節が黄色です。
食草はツユクサ。

良く似ている種にクビボソハムシがいますが撮影の際には
必ず腹部の確認をすることです。
こちらの食草はアザミ。

☆ 以前、掲載した画像も含まれています。









☆ 幼虫です。2011年6月、撮影です。
   親の姿捜しに8年かかってしまいました。


☆ 良く似た、ルリクビボソハムシ。腹部末端は黒い。



● フタスジヒラタアブ、親と子の姿 ・ ハナアブ科

2020-04-27 |     アブ
〈フタスジヒラタアブ〉

体長:10~15ミリ  出現期:4月  分布:本州、四国、九州、対馬

成虫の腹部は、お洒落な模様です。
花粉と蜜を求めて花にやって来ます。
本種に会ったのは、この時だけ・・・個体数は少ないような気がします。
手元にある数冊の図鑑の内、一冊だけの掲載でした。

ところが、幼虫は毎年見られます。
今は、手すりのあちこちに!
ここで、言いたくないのですが・・・一生懸命、撮ってきた部分はお尻だったとのこと!
殆んどがこうして逆さになっているのだと思います。
顔だと思ったのはお尻で、突起は呼吸するための器官のようです。
知らなかった事とはいえ笑ってしまいましたが、撮り直しですね!
コロナが怖くて家に籠っていますがその内に。

☆ ♀ 2011.4.20 撮影





☆ 幼虫です。 






● クモたちの捕食 ・ ハエトリグモ科

2020-04-23 | 〈虫〉カマキリ目
〈デーニッツハエトリ♀〉

3月になってからは、手摺上で見かけるようになります。

デーニッツハエトリはフレンドリー!
カメラを近づけても逃げません。

見事に大きな蛾の幼虫を狩りました。
こちらを向いて、見て見てとアピール?

子育てをしていると思ったのですが、共食いらしい姿は こちら





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〈ヒメカラスハエトリ♀〉

デーニッツハエトリの50センチ横には、ヒメカラスハエトリ♀がいました。
真剣に眼を見据えている・・・その眼の前には大きな蛾の幼虫。
どうやって仕留めようかと思案中かと思ったら、
パッと、果敢に飛びついた・・・しかし、掴みかかったものの、
イモムシにゴロリと身を交わされて失敗に終わった!

お粗末な画像ですがご覧ください!







● 死んだ振りのダイミョウナガタマムシ?

2020-04-22 |     タマムシ
〈ダイミョウナガタマムシ?〉

自粛して家にいるので、名前が分からず保存している画像を見直しています。
何年経っても、初見の虫に会うことが多いです。

見るからに、タマムシと分かるこの虫??
クワの葉だったと思いますが、パッと飛んで来たのでとっさに撮ったため、
見事にピンボケ!
今までのタマムシとは違い、
一枚シャッターを切っただけでその瞬間に死んだ振りをしたのです。
腹部は金ぴかでした!

二個の紋から、ダイミョウナガタマムシと思うのですが、いかがでしょうか?







● クロヒラタヨコバイは体の模様が綺麗 ・ ヨコバイ科

2020-04-21 |     ヨコバイ
〈クロヒラタヨコバイ〉

体長:4.5~6ミリ  出現期:4~8月  分布:本州、四国、九州

背の模様がとても綺麗なのです。
ただ、残念なのが白い幕がかかっている・・・、
出来るなら、捕まえて磨いてあげたいといつも思うのです。

静かに、ドーンと構えていると思ったら油断できません、
ピョーンと飛んで行ってしまいます。
好みで選んだのか、そこここの色々な葉っぱに止まっています。

こちら も、どうぞ!

☆ 成虫







☆ 幼虫 まるで、お猿さんです。






 


● ルリイロハラナガハナアブの一種 ・ ハナアブ科

2020-04-19 |     アブ
〈ルリイロハラナガハナアブ〉  和名 ニセルリイロナガハナアブ

今まで、ナミルリイロハラナガハナアブと思っていましたが、
ルリイロハラナガハナアブの一種というのが正しいようです。

瑠璃の名が付くほど眼と眼の間が、確かにとてもキレイ!
2018年の記事は こちら

☆ 4月11日





☆ 2018年の画像より






● 若葉に映えるワカバグモ ・ カニグモ科

2020-04-18 | 〈虫〉クモ目
🌼 コロナ自粛で6日間、家に籠っていましたが外の空気を吸いに
  小さなカメラを隠し持って、誰もいない自宅のそばに出かけて来ました。
  
〈ワカバグモ〉

若葉の上にワカバグモ、良く映えています。
私は、このひょうきんな顔が大好きです!

この子はまだ若いオスのようです。
立派な触肢のオスの姿はまるでボクサー! その姿は こちら です。

☆ ♂ まだ若いですね!







☆ ♀ 2018年の画像ですが、この顔がお気に入りです!





● カギシロスジアオシャクの姿は巧妙 ・ シャクガ科

2020-04-16 |     ガ
〈カギシロスジアオシャク〉

3月20日、木道横の擬木に虫らしきを発見!
良く見ると、蛾の幼虫の様で動きがとても面白かったのです。
体の背面は他の幼虫とは違って、飾りのような大きな突起が付いている。
それも、ブリキで作った鎧のような・・・音も聞こえて来そうでした。

次の用事があったのでゆっくり撮っていられなかったのが残念でした。
こんなに特徴があるから名前はすぐに判明すると思ったら??

蛾の幼虫図鑑の小さいのがあって2度、3度、見たのですが該当なしと思っていたのが
暫くしてこの種だと気が付きました。
図鑑に載っていたのは食樹の新葉になりきっている姿で、同一には見えませんでした。
(ほぼ、間違いのない同定と思いますが、充分にご確認くださいますように!)


成虫の姿は こちら

※ クロスジアオシャクに似ていますが背面の突起の長さが違っています。











● 小さな、カシワミスジギンモンホソガ ・ ホソガ科

2020-04-14 |     ガ
〈カシワミスジギンモンホソガ〉

4月6日、ヤツデの葉裏にいました。
ここ数年、ヤツデの葉っぱは私の宝物!

ところが、どうしたものか今年の葉っぱの裏には虫がほとんどいません!
いつもでしたら、クロスジホソサジヨコバイ、ヒゲナガサシガメ、クロスジホソサジヨコバイ、
ウロコアシナガグ等など・・・。

暖かくなったり、寒くなったりで虫達も生活のスタイルが狂っているのかも知れません。
手すりにも虫の姿は殆んどいない!
そういえば、最近は新型コロナで私のフイールド徘徊も少なくなっていますが!

カシワミスジギンモンホソガはとても小さく(5ミリある?)、何か虫らしいのがいる・・・
撮っておきましょう! という軽い気持ちでカメラに収めました。
その気持ちがいけなかった、ホソガということは分ったのですが初めての種だったようです。

良く似たホソガが4種いるようで、同定には交尾器を見ることも必要のようですが、
これで、間違いがないように思います。





ヤツデの葉っぱにいた一部は こちらです。

● コブヒゲカスミカメは早々のお出まし常連 ・ カスミカメムシ科

2020-04-13 |     カスミカメムシ
〈コブヒゲカスミカメ〉

例年、春早々に現れるのは幼虫です。

過去の記事、♀はこちら
  〃  、♂はこちら

そして出現の舞台はいつも通路横の杭なのです。

☆ 4月2日








● ヒロバツバメアオシャク(親子の姿) ・ シャクガ科

2020-04-10 |     ガ
〈ヒロバツバメアオシャク〉  別名 モモアオシャク

開帳:29~35ミリ  出現期:6~7月  分布:本州、四国、九州

一緒に虫探しをしていた仲間が、ここに可愛い子がいるよ!と、教えてくれた。
見ると、ピンク色をしたシャクガの幼虫だった。
お得意の枝になるポーズを取ったかと思うと、傍に寄ったのを感じて恐怖だったのか
枝にペタンコしたり Ω スタイルで歩き出す・・・。

食樹はバラ科のソメイヨシノやモモとのこと。
この可愛い子はサクラ(ソメイヨシノかと)と、横の木にもいた。
でも、愛らしいこの子もモモ農家にとっては害虫なんです!
成虫になると、こんなに美しいのに駆除される。

シャクガの細くて小さな幼虫がこのような大きさの成虫になるのも不思議です。
成長の過程を見てみたいですね!

☆ 可愛いアクロバット













☆ 成虫も美しい 2011年 撮影





● カキドオシが見頃 ・ シソ科

2020-04-08 | 〈野草〉
〈カキドオシ〉  垣通し

花期:4~5月  日の当たる道端や山野に自生する多年生草本

どのような匂いなのか?揉むと芳香がするのだそうです。

花が咲く頃の草丈は20センチ程で、葉腋に長さ2センチの淡い赤紫色の花を1~3個付ける。 
花後は茎の節から根を出し、ツル状に1メートル以上長く伸びる。























● ニホンヒラタタマバチ ・ ヒラタタマバチ科

2020-04-05 |     ハチ、ネジレバネ
〈ニホンヒラタタマバチ〉

体長:18~20ミリ:  分布:本州
花が咲き始め、ハチが活動を始めました。
そして、カメラに収めることも多くなってきましたが、悩める日も多くなってきました。
私には、ハチの同定が非常に困難なのです。

本種は昨年5月に撮った画像ですが、
個性的なデザインで、わかりそうなのに持ち合わせの図鑑やネットで
11か月も調べたのに不明のままでした。
今のままでは、これから出会うハチの同定にも困ると思い、
手ごろな図鑑(文一総合出版・ハチハンドブック)をネットで購入してみましたら・・・
嬉しいことに、11か月も不明だったこのハチが載っていたのです。
他の方のブログですが3年かかったというほど珍しい種のようです。

ニホンヒラタタマバチ・・・タマバチは本来、植物寄生なのですが
このハチは、キバチ類の幼虫に寄生するそうです。
他の方の情報では、面白いことに♂と♂が喧嘩したり、
♀と♀が喧嘩したりするようなのです。


☆ 2019.5.23 撮影














 

● 金色に光り輝くミドリヒゲナガ ・ ヒゲナガガ科

2020-04-03 |     ガ
〈ミドリヒゲナガ〉 





新コロナで家に籠る日が多くなりました。
・・・と言っても、私は自転車でフイールドまで5分のところ(行きは3分)なのですが。
ひたすらに新型コロナの終息を願っております。

今年、暖冬を超えた春というのに、マイフイールドにての虫の出はとても少ないです。
そのような中で4月3日にとても美しいヒゲナガガに出会いました。

虫を探して周りを見ていたら顔の横を長い触角の蛾が通り過ぎアオキの葉上に。
コンパクトなデジカメでは届かない場所、長いレンズの付いたカメラで
撮ることしかできませんでした。
2枚撮ったらヒラヒラと飛ばれてしまい、目で追いましたが彼方に・・・。

画像を確認すると、金ぴかのヒゲナガガと判りましたが、
今まで見たのとは違うような?
今まで撮っているのは)(ウスキヒゲナガ)画像はこちら
(クロハネシロヒゲナガ、ホソオビヒゲナガ)画像はこちら


家に帰り確認してみてもやはり今までのヒゲナガ蛾とは違う!
手元にある多くの図鑑には載っていなくて
ネットに頼り調べてみたら「ミドリヒゲナガガ」と判明いたしました。
今まで 3種でしたので4種目のヒゲナガです。

本種の、名前の由来はメタリックグリーンの美しい光沢をもつ蛾。
何に寄生するのか等、未だ分からないようです。
不思議なことにネットで調べても情報は少なく、
皆様のブログの記事は2015年しか見当たりませんでした。
希少種なのでしょうか?

前翅長:7~8ミリ  
☆ 画像は同シーン、2枚だけでした。残念です!

● アリに擬態するアリグモ ・ ハエトリグモ科

2020-04-01 | 〈虫〉クモ目
〈アリグモ〉
体長:5~6ミリ  出現期:7~8月  分布  北海道、本州、四国、九州、沖縄

前脚を上げて、6本脚のクロヤマアリに擬態する。
♂の触肢は長く、♀の触肢は短い。

ハエトリグモです、目はクリクリ!

☆ 大きな眼で他の虫を捕食する













☆ 3月11日の姿