ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 初見のハキナガミズアブは美しい ・ ミズアブ科

2020-07-27 |     アブ
〈ハキナガミズアブ〉
体長:5~7ミリ  出現期:6~8月  分布:本州、四国、九州

数日前の事、
今夏、虫撮りの仲間になった O さんがこの虫が撮れたと見せてくれました。
いつも、図鑑で見ていたので名前はすぐ分かりました。
そして今日は私も出会えたのです。

分布は本州より南・・・15年の間、見たことがなかったのが数日の間に最小2度見られたということは
今年初めて分布を拡大してこの地に来たような気がします。
とても洒落た黄色い線が体中に!

※ 目と目が離れているので♀のようです。



☆ 忙しく動き廻っていますが瞬間静止の時にシャッターチャンスです。










● 初見のチャモンナガカメムシ ・ ナガカメムシ科

2020-07-25 |     カメムシ
〈チャモンナガカメムシ〉

体長:約5ミリ  出現期:5~9月  分布:北海道、本州、四国、九州、対馬

軽い気持ちで・・・二枚だけ撮ったら、初見、お洒落できれいなカメムシでした。
どんな時でも慎重に撮ろうと思いながらの大失敗でした。
軽い撮り方は止めましょう!

☆ 2020,7,19


● ハラビロミドリオニグモ ・ コガネグモ科

2020-07-25 | 〈虫〉クモ目
〈ハラビロミドリオニグモ〉

3~5ミリの小さなクモです。
艶のあるきれいなクモですが、名前が分からずに苦労、
鳥のフンダマシの仲間かとも思いましたが違いました。

クモは怖がる方が多い為、投稿をためらいますが今後はどんどん紹介したいと思います。

☆ 2018,8






● ヤサイゾウムシ ・ ゾウムシ科

2020-07-20 |     ゾウムシ
〈ヤサイゾウムシ〉

体長:7.5~8ミリ 出現期:4~9月  分布:本州、四国、九州 
ブラジル原産の帰化種とのこと。

本種は、主に冬季・・・特に白菜、小松菜、ホウレンソウなどを食害するというのですが、
何と、このお仕事は幼虫の仕業でした。 







 

☆ ゾウムシの仲間はとても多いのですが、その中で、見分けやすい種です。
  翅の後方にある一対の突起が特徴です。



● ハイジマハナアブの仲間 ・ ハナアブ科

2020-07-18 |     アブ
〈ハイジマハナアブ〉

最近、ハエの画像を整理しました。
その中には本種の画像も入れていましたが、どう調べてもハエの仲間とは該当せず!
同定できずにいましたが、ひょっとしてとアブの仲間で調べましたら
苦労の甲斐がありようやくヒットしました!

光沢があり、美しいアブだと思いましたが、実は困ったさんでした。
関東でのハイジマハナアブの仲間は3種いて、都内にいる種は「ヒライハイジマハナアブ」とか!
ここは、神奈川なので違う種かも知れません。

困ったさん・・・幼虫は、タマネギやアマリリスなどの球根を食害するのだそうです。
成虫は、5~6月と、9~10月に発生。

☆ 2020.5.9



☆ ハイイロの縦ジマが名の由来・・・ハイジマ?


☆ 2016.4



● オナガサナエ ・ サナエトンボ科

2020-07-16 |     サナエトンボ
〈サナエトンボ〉

体長:58~65ミリ  出現期:6~9月  分布:本州、四国、九州

サナエトンボの、緑色の目・・・この色、私はとても綺麗だと思います。
ネットの情報では日本特産種となっていますが「日本固有種」 
ということなのでしょうか?
眼の前に差し出した手の動きを眼で追っています。
遊びながら撮らせていただきました。

☆ 2020.7 ♂












☆ 2009.9

● トゲヒシバッタ ・ ヒシバッタ科

2020-07-14 |    バッタ、コオロギ他
〈トゲヒシバッタ〉

全長:19~27ミリ  出現期:3~11月  分布:北海道、本州、四国、九州

胸部外側に棘がある。
石などに生えている地衣類を食べるのだそうです。

面白い記事がありました。
「擬死」をする・・・カエルに襲われた時にだけ死んだ振りをするという。
ところが、死んだ振りをしても結局は、食べられてしまう! あらら!

体の模様は変異があると。
トゲヒシバッタは水に飛び込んで泳ぐことが出来るとのこと。

☆ 2020年6月24日







☆ トゲです。





● ルリボシカミキリ ・  カミキリムシ科

2020-07-11 |     カミキリムシ
昨晩は、雷を伴う風雨に恐怖を感じ、早々にパソコンの作業をやめてしまいました。
今日のこちらの予報、今は晴れていますが午後から ☂ マークも見られました。
(雨が降らない一日)でありますようにと願います


〈ルリボシカミキリ〉
体長:18~29ミリ   出現期:6~8月  分布:北海道、本州、四国、九州

マイフイールドでは2014年から見られ、
その後、ほぼ毎年見られますが飽きることのない美しさです。
♂♀の体色の差はなく、水色から青。

日本固有種?とのこと、今まで(森の宝物)と思っていましたが、(国の宝物)と呼ぶべきでしょうか!
残念なことは、命が尽きるとこの美しい色は消えてしまうそうです。

☆ この日は2カップルが産卵に来ていました。
卵を産んでいるのは♀ですが、背中に乗った♂が産卵を見守っているかのようでした。
木の割れ目などにしっかり産卵しているのが見られました。















☆ 触覚です。♂♀で太さが違うかと思いますが来年はしっかり観察しましょう。



● ハラキンミズアブ♀ ・ ミズアブ科

2020-07-08 |     ハエ
〈ハラキンミズアブ♀〉

7月3日に♂を紹介しています。
そして、♀も撮ってみたいと思っていたら撮っていました!

7月3日の記事に追加をしています。
こちら から、クリックしてご覧ください。



● クロトゲハムシ ・ ハムシ科

2020-07-07 |     ハムシ、ダマシ
〈クロトゲハムシ〉

5日に紹介した黄色いキベリトゲハムシに続き、真っ黒なトゲハムシです。
体長約4~4.5ミリで頭部のトゲは長く、他の部分のトゲは短い。
イネ科の植物上で見かけた。

この他、クロトゲハムシに似ている種でトゲが長い「クロルリトゲハムシ」がいる。


どのトゲハムシも素手で触ったらいたそうですね!

☆ 画像は2個体です。














● キベリトゲハムシ ・ ハムシ科

2020-07-05 |     ハムシ、ダマシ
〈キベリトゲハムシ〉

回りに誰もいないことを確かめ、誰かいませんか~~? と、
一人、ふざけながら虫探しをしていたら、トゲトゲがいました。

旧名は「キベリトゲトゲ」 、昔の呼び名が楽しかったですね!
静かにぺたりと、葉っぱに伏せていたのが、
その内・・・しつこく撮っている私が嫌だったのか、動いてくれました。
ラッキーです!

体長5~5.2ミリと、とても小さいです。
葉っぱの上にある、ゴミと思しきものはしっかりと確認することで
このような小さな虫を発見することが出来ます。

過去の記事は こちら クリックしてご覧ください。













● 美しいハラキンミズアブ ♂♀・ ミズアブ科

2020-07-03 |     ハエ
〈ハラキンミズアブ〉

大きくて赤い目が特徴です。
体長は5ミリでとても小さい。

目を前面から撮りたかったのですが向こう向きなので撮れず!

画像は♂。
♀の特徴は目と目が離れていて、赤くはなく、腹部は胸と同じ。

☆ ♂







※ 追加です。
♀は頭も胸もメタリックということだったから、撮りたい!とおもっていました。
それが、今日ハエ科のデータを整理していたら・・・データの中にあったのです。
珍しく、ピン良く撮れていましたのでご覧ください!


☆ 2006.9 撮影







● ヨツモンカメノコハムシ(親と子の姿) ・ ハムシ科

2020-07-02 |     ハムシ、ダマシ
〈ヨツモンカメノコハムシ〉

一昨年、マイフイールドに出没して来た外来種で、北上中です。

☆ キラリと光る美しいジンガサハムシ こちら クリックしてご覧ください。

☆ イチモンジカメノコハムシ こちら クリックしてご覧ください。

☆ ヨツモンカメノコハムシ こちら クリックしてご覧ください。

園内には上記 3種の、良く似たハムシが存在します。
ジンガサハムシの食草はヒルガオですが、
この葉に新参者のヨツモンカメノコハムシがやって来たのです。
やはり、ジンガサハムシの個体数は減ってきたように思われます。

新参者のいるところにジンガサハムシは来づらいのかと思っていたら
ヒラリとやって来て並んだので、大きさの差が、見てとれます。
ジンガサハムシの体長は、約7~8ミリです。

今年初めてヨツモンカメノコハムシの幼虫を見付けました。
抜け殻を背負っています。

☆ ヨツモンカメノコハムシ







☆ ジンガサハムシとヨツモンカメノコハムシ


☆ ヨツモンカメノコハムシの幼虫(抜け殻や糞を背負ったまま成長します)