ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● オオモンシロナガカメムシ

2014-07-31 |     ナガカメムシ
オオモンシロナガは地面を歩く・・・ここは石をコンクリートに埋め込んだ道。
翅にある白い紋が三角形、その他細かな点を図鑑などで確認・・・同定。
画像は別固体です。



● クモのなかま(シロオビトリノフンダマシ)

2014-07-26 | 〈虫〉クモ目
トリの糞に擬態して身を守っているのですね!葉の裏に潜んでいますが・・・。
二つの画像は別固体ですが止まっているススキの葉が触れていました。
♂♀かも知れませんが残念ながら私には分かりません。
  

● 蛾のなかま (プライヤハマキ・ゴマダラベニコケガ)

2014-07-25 |     ガ
↓《プライヤハマキ》
 開帳14~18ミリ 夏型と冬型で翅の模様が変化する。
 それ以外にも個体変異が多いのだそうです。
 幼虫はクヌギ、コナラ、カシワなどの葉っぱを2枚重ねるか二つ折りにして内側から食べるとのこと。


↓《ゴマダラベニコケガ》
 開帳25~30ミリ (胡麻斑黄苔蛾)と書くのだそうです。
 幼虫が苔を食べて育つことから苔の字が付いているのかも?

● 北上中のツマグロヒョウモン

2014-07-24 |     チョウ
  

アジアや南方に生息していたチョウですが現在は本土を北上中のツマグロヒョウモン。
調べてみましたが現在何処まで北上しているのかは不明です。

数日前、写真撮りのなかま(男性)S.Oさんから「公園のパンジーを植えてある鉢に
ツマグロヒョウモンの幼虫がたくさんいるけれどもうパンジーは枯れている!どうする?」と電話がありました。
行ってみると確かに大きな鉢が3個、その中にはたくさんの幼虫(1~3センチ位)が枯れた茎にしがみついたり
鉢のふちを行ったり来たりしていました。産み付けられたときには未だ葉っぱがあったけれどもう茎だけ、このままでは死んでしまいそうです。
その近辺には食草どころか草はきれいに刈られていて鉢から食草を求めて這うにも距離はありすぎ、コンクリートや石の上を這うものなら人間様に
気持ちが悪いと言われ踏み潰されてしまうと思います。
どうしょうか迷いましたが相談の結果、幼虫を食草であるスミレのあるところに連れて行きました。
移動したところで誰にも、他の虫にも公園にも困る事態にはならないと判断。
一頭の親からだと思いますが20頭いました。
間もなくその近辺から成虫が飛び立つことでしょう。S.O さん、ありがとうございました。

2006年、マンション9階の我が家のスミレのプランターに黒い幼虫がいてもう既にたくさんの葉っぱが食べられているのが見つかりました。
この年はまだ近辺に飛来したばかりでした。
3頭を捕まえて(可哀そうなことをした)・・・その時は夜でしたが朝になってから見るとビックリ!
驚くべき幼虫の数、スミレが好きでたくさんの鉢に植えていましたが数えるのも大変。
もう既に虫撮りを始めていましたので興味を持ち調べてみるとこんなにも美しいチョウになると分かり心を入れ替え?飼育することにしました。
大きなケースを買ってきてその中に鉢ごと入れ、それを室内に入れたりベランダにそのままで。
色々メモをしたのですがすぐには出てこないので詳しい時間は省きます。
下記は一固体ではありません。

↓見つかったときの状態。



↓毛皮を脱いで蛹になる瞬間。みんなが成功するとは限りません。毛皮が残って自分が落ちてしまうことも。
暫らく様子をみていると黒くなって死んでいる個体もありましたがボンドで吊り下げて成功も。
  

↓蛹に。とてもキレイな光沢です。


↓室内での羽化。


↓ベランダでも羽化。


↓室内から飛び出した成虫がランタナの花に止まった。そのあと立派に飛び立ちました。
悲しいことに翅が開かずに飛べない固体も。