ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● オオバクサフジ ・ マメ科

2016-09-28 | 〈野草〉
野草が少なくなっていく中で美しい色で咲いています。
うっかりするとカナムグラなどが覆い被さり葉が枯れるので除去作業を頻繁にしなければと思うのですが
その他の植物保護で忙しくしているとまた・・・。
微力ながら植物保護をしています。










● ツルニンジン ・ キキョウ科

2016-09-26 | 〈野草〉
別名 〈 ジイソブ 〉 
〈 バアソブ 〉というツルニンジンもあるがこちらは長野県木曽地方の方言でそばかすのことで花冠の内側に斑点がある。
〈 ジイソブ 〉には斑点がない。
ジイソブは〈 爺 〉、バアソブは〈 婆 〉の意味。

漢名は 〈 蔓人参 〉 根が朝鮮人参に似ている。

花の直径 2.5~3.5センチ。雄しべが先熟。












● ヤノトガリハナバチ ・ ハキリバチ科

2016-09-22 |     ハチ、ネジレバネ
体長 14~15ミリ。
あの美しいルリモンハナバチをドスンと攻撃していたのはこのハチ達なのです!
なぜかしら、茶目っ気のある可愛いハチっ子という感じ。
ここに来るハチは十数種類もいるというのに追い払っているのはルリモンハナバチだけ・・・・・不思議?
















● ルリモンハナバチ ・ ミツバチ科

2016-09-21 |     ハチ、ネジレバネ
もう、何処かに行ってしまった美しい青いハチ!
昨年、私の草村(草むら)蜂丁目に来てくれて今年もとても楽しみにしていたら・・・来てくれたんです!

体長11~14センチ。
殆どが1匹でしたがペアと見られる2匹が来てくれることもありました。
来たと思ったらその瞬間にいなくなる。動きが早くて追うのが大変!
数日、時間をかけて観察しながら撮りました。

天敵というか、ルリ君が一瞬、蜜を吸おうとキツネノマゴの花に頭を入れた瞬間に別種のハチがやってきて
ドスンとぶつかって追い払おうとします。
自分の縄張りだと思っているのですね!でも実際には数種のハチが来ています。
その中でも過激なのがヤノトガリハナバチ。
ところが、ルリ君はというとシジミチョウを見ると追い払おうとします。

スジボソコシブトハナバチに寄生するという。

姿が見られなくなって一か月余り、早くも来年また来てくれることを願っています。











キツネノマゴは蜂で賑わっています。



● ツマグロツツカッコウムシ 〈 褄黒筒郭公虫 〉 ・ カッコウムシ科

2016-09-17 |     カッコウムシ
図鑑では良く見ていたけれど初めての出会い。
体長 約7ミリ。
暗い場所なのでフラッシュを必要としたけれど虫には申し訳なかった・・・。
残念ながら上手く撮ることができなかった!
日本にいるカッコウ虫は50種ほどらしい。










● ブドウハマキチョッキリ ・ オトシブミ科

2016-09-14 |     オトシブミ、チョッキリ
休んでいる時は後ろの脚で体を支え、前の長~~い4本の脚はまっすぐにシャナリと斜めに立てる。
お洒落な独特のスタイルです。体長約5ミリ。

生活しているこの葉っぱはエビヅル。食痕が所々に。

エビヅルには粒が大きな緑色の実が成っていて秋の深まりと共に黒くなり美味しくなっていきます。
ヤマブドウは霜が当たると甘味が増しとてもおいしくなりますが同じかと。









画像倉庫から探して来ました。2015年6月の画像。
幅の広い葉っぱを巻いて揺籃を作りチョッキンと地面に切り落とす。
この中には複数の可愛い我が子の卵が入っていて秋には幼虫が揺籃から出て土中に入り蛹となり冬を過ごし
8月下旬に成虫となって現れ、越冬して、遅くても次の年、6月頃には揺籃をつくりを始める。




● ホホジロアシナガゾウムシ ・ ゾウムシ科

2016-09-09 |     ゾウムシ
強風で揺れているカナムグラの葉先に何かいる?
葉っぱを抑えてみたらそこにはゾウムシが・・・初めての出会いでしたが
いつも手持ちの図鑑で見ていたのですぐにわかりました。

顔のすぐ前を手で抑えたのに動じなく、どーんと構えていました。
約8ミリと小さいのに脚が太く迫力があります。






● クヌギに卵を産む・・・ハイイロチョッキリとクヌギシギゾウムシ

2016-09-04 |     ゾウムシ
今、クヌギの木の下にはドングリが付いた枝がたくさん落ちています。
ドングリ眼という言葉の語源はこの実から来ているそうです。

若い実に卵を産みに来ているのは〈ハイイロチョッキリ〉と〈クヌギシギゾウムシ〉の両者で、枝を落とすのは前者。








《 ハイイロチョッキリ 》 オトシブミ科 ・ 約10ミリ 一個の卵を産み、枝を切り落とす。








《 クヌギシギゾウムシ 》 ゾウムシ科 ・ 約10ミリ 一個の卵を産み付けるだけで枝は切り落とさない。
秋に、地面に落ちているドングリから出て土の中にもぐり冬を越し蛹になり夏になると成虫になり地面から出て来るとのこと。





※ それぞれが1個の卵を産むということですがクヌギシギゾウムシが先だとしたらその後にハイイロチョッキリが産み付け切り落とし
  一個の実に2個体が棲むということもあるのかもしれませんね・・・!?
  それとも、産み付けられているのを確認して別の実にするのでしょうか・・・。