ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● フユノハナワラビ  ・  ハナヤスリ科

2017-11-30 | 〈野草〉
夏の終わりに葉を広げる。冬緑性シダ。

そして、冬に見られる胞子葉が花のように見えることが名の由来とのこと。



花のように見えるのは胞子葉。


茎に葉殆ど毛がない。似ている大オオハナワラビには毛が密生している


昨年の同一個体です。葉は、一年に一枚しか出さないそうです。

● モズ 〈百舌〉  

2017-11-29 | 〈野鳥〉
スズメ目 モズ科

百舌というのは他の鳥の鳴きマネが上手だから!
小鳥たちの鳴き真似・・・本当に上手。何羽もいるように聞こえます。

10月初旬、高い木の上で縄張り宣言の為の(高鳴き)をする。今はもう、静か!

保存食には「はやにえ」の習性がある。
蛙をとらえて木の枝に差して、あっという間に皮を剥いだのを数回見ていますがその捌き方は見事です。
バッタなども枝に刺されて乾いているのをよく見かけます。
スズメ目の中での肉食はモズだけ。

♪ も~~ずが枯れ木で 鳴いている~~ つい、口ずさみたくなります!

(♀)



● ナカボシカメムシ  ・  カメムシ目 カメムシ科

2017-11-28 |     カメムシ
体長8~9ミリ  出現期4~10月  分布 北海道、本州、四国、九州

白く輝いていて、とても美しい!
初撮り・・・図鑑に、似ているのが載っているけれどピッタリ一致はない!
図鑑に載っているのは赤茶色で小楯板の模様が少し違っていた。

色彩変異に富むというこのカメムシは山地性・・・ここは平地。
出会いの確率は低いらしい、会えたのはラッキー!








● ナナフシ & トゲナナフシ  ・  ナナフシ目 ナナフシ科 ※お詫び、画像を訂正しました

2017-11-27 |     ナナフシ
☆ トゲナナフシ  体長57~75ミリ  出現期5~12月  分布 本州、四国、九州   

  昨日も、地面には枯葉が積もり、そこに居ても、見えるはずがないトゲナナフシを探して歩き廻っていました。
  来る日も、来る日も・・・。
  
  原っぱに、虫網と虫籠を持っていた男の子二人が居て 
  一緒に虫の話をしている時に小学一年生だという子がこの虫を見付けてくれたのです。
  子供に見つけてもらったのは初めて、とても嬉しかったです!
  この子たちは、将来の虫博士になるかも!

名の由来、凄いトゲトゲですね!
淡褐色~黒褐色がほとんどの中、緑色の個体もあるそうです。単為生殖をする。













☆ ナナフシ  (別名・ナナフシモドキ)  体長70~100ミリ  出現期6~11月  分布 本州、四国、九州

ナナフシ科の中で数多く出会っている。触角が短いのが特徴。時期になると幼虫があちこちにいる。
















● トビナナフシ2種  ・  ナナフシ目 ナナフシ科

2017-11-26 |     ナナフシ
日本に生息するナナフシの種類は20種。

日本に生息するトビナナフシ
ニホントビナナフシ、ヤスマツトビナナフシ、シラキトビナナフシの3種ということです。
オスを見ることは殆どなくメスのみで単為生殖をするとのこと。

☆ ヤスマツトビナナフシ  
 
  同定に間違いがないと思うのですが・・・。穴が開くほど画像を眺めてみて間違いがないと決定。
  目付きが他のナナフシとは違って、とてもひょうきん?
  サイズなどのデータが全く判りません。








☆ ニホントビナナフシ  (別名・トビナナフシ) 体長36~56ミリ  出現期6~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄

  ♀は緑色。♂は茶褐色で細い。雑木林に多くみられる。
  幼虫はクヌギやクリ、成虫はシイ類の葉っぱを食べるらしい。












  


● ユスリカ 2種  ・  ハエ目 ユスリカ

2017-11-25 |     カ、ユスリカ
ユスリカは成虫になってからの寿命は1~数日しか生きられないのだそうです。
眼の前で集団で飛んでいて鬱陶しくて、手で払ったりしてしまいますが
生態を知ってしまったら可哀想になって、払ったりできなくなります。

釣りに使う餌にアカムシというのがいるそうですがユスリカの幼虫とのことです。

触角はフサフサしているのですがキレイに写っていません。

☆ セスジユスリカ  体長4~6ミリ  出現期3~12月  分布 北海道、本州、四国、九州


☆ 不明



● サルトリイバラはルリタテハの食草2

2017-11-25 |     チョウ
昨日のサルトリイバラに続きます。

〈 ルリタテハ 〉  タテハチョウ科  前翅長25~42ミリ  出現期3~11月  分布 北海道、本州、四国、九州、沖縄

サルさえも捕えてしまうと言われるトゲトゲのツルですがルリタテハの幼虫は棘の恐れなくこの葉っぱを食べて育ちます。




地色の違い・・・どちらが若いのかわかりません。2画像は別個体です。







● サルトリイバラはルリタテハの食草1  

2017-11-24 | 〈花木、樹木〉
サルトリイバラ  〈 猿捕茨 〉 雌雄異株  花期 春  果期 9~12月

蔓に棘が生えていて、サルさえも捕えてしまうという意味だそうです。

別名 平賀源内の「物類品しつ」には
和名 サルトリヰバラ。又和サンキライト云
   近江讃岐方言カラタチ、伊勢方言カンクチ、備後方言ホラクイ、佐渡方言カナバラ、葉大小円長ノ数種アリ
   ・・・と書かれていて

   山で恐いはサルトリイバラ、里で恐いは人の口…と言われるほどに蔓の棘が恐れられていたよう!













● オオカマキリ ・ カマキリ目 カマキリ科

2017-11-23 |   カマキリ、モドキ
体長7ミリ~9.5ミリ  出現期7~12月  分布 北海道、本州、四国、九州

撮影の前に、眼の前で手を振る・・・すると、威嚇のポーズをとってくれる。
眼はキリリとしてしっかりとこちらを見てくれる。
虫が怖かった私、今では勇気を出して触れる虫も増えたけれど
カマキリはつかみ方が悪いらしく痛い目に合うからもう触らないことに。










● カワゲラ 2種  ・  カワゲラ目

2017-11-22 | 〈虫〉カワゲラ目
☆ オナシカワゲラの一種  体長約8ミリ  出現期3~10月  

  虫との出会いがほとんどなくなった今、先週、ポツンと一匹いました。
  画像は倉庫より







☆ フタメカワゲラの一種  体長約16ミリ  出現期4~9月

  ♂♀、仲良く並んでいました。郊外にて。









● 今年も真っ先にやって来たジョウビタキ

2017-11-20 | 〈野鳥〉
〈 尉鶲 〉 大きさ 14センチ

今年も、冬の到来と共にやって来てくれた!
暫くは、あちらこちらに飛来して来て鳴き声は聞こえるけれど姿は見えず。
そして2週間くらい前から、姿を見せてくれるようになりました。

10年ほど前、散歩の高齢の方が、何撮ってるんだい?と聞いてきました。
あの子です!って答えたら「何だ紋付きか!」と。
確かに、紋付きですね!

☆  尾羽を振りながらあっち見て、こっち見て、愛嬌を振りまく?








☆  数年前、ここはこの子の「縄張りだった」!



● ・・・ヒョウタンナガカメムシ3種  ・  カメムシ目 ヒョウタンナガカメムシ科

2017-11-19 |     ナガカメムシ
☆ ヨツボシヒョウタンナガカメムシ  体長6~7ミリ  出現期4~10月  分布 本州、四国、九州、南西諸島
  イネ科植物が食草。成虫で越冬するとのこと。革質部に4個の白い点がある。




☆ サビヒョウタンナガカメムシ  体長5~9ミリ 出現期4~11月  分布 本州、四国、九州、南西諸島
  成虫で越冬。図鑑によると海岸から丘陵・・・。
  同定違いのような気がしますが・・・。違った場合には削除いたします。




☆ コバネヒョウタンナガカメムシ  体長6~7ミリ  出現期3~11月  分布 北海道、本州、四国、九州
  幼虫の画像で成虫越冬するとのこと。

  
 

● ハダカホオズキ & ヒヨドリジョウゴ  ・  ナス科

2017-11-18 | 〈ツル性植物〉
見慣れないうちはどちらも同じに見えるという方が多い。
どちらも、ナス科です。

☆ ヒヨドリジョウゴ  花期8~10月 
  
  ヒヨドリがこの実の液果を好むところから、この名が付いた。
  漢名(白英または穀菜)、古来より、有毒植物であるが茎や葉を上薬として寿命を延ばしたり
  かなりの病に効くとされてきたようです。











☆ ハダカホオズキ  花期8~10月




※ ハダカホオズキはつる性ではありません。