ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● コチャバネセセリ ・ セセリチョウ科

2018-04-30 |     チョウ
〈 コチャバネセセリ 〉
前翅長 14~19ミリ  出現期 4~9月  分布 北海道、本州、四国、九州

虫撮りを始めた頃
多くの種類は眼に入りませんでしたが、ある日、突然、セセリチョウの存在に気が付きました。
横から見ると目が大きくて、正面顔はウサギさんのようです。


どのセセリを見ても可愛い顔をしていて虜に!
幼虫はササやメダケなどの葉を食べるようです。

♂は翅形が幅広い。

☆ ♂









● モモブトカミキリモドキ ・ カミキリモドキ科

2018-04-29 |     カミキリモドキ
〈 モモブトカミキリモドキ 〉
体長 5.5~8 ミリ  出現期 4~6月  分布 北海道、本州、四国、九州

4月初旬の暖かい日、あちこちのタンポポやハルジオンに一勢に姿を見せてくれましたが
また寒くなった次の日からパタリと見えなくなりました。
そして今日になってようやくそこここに見られました!

モモブトカミきりは私の、虫撮りの原点です。
小さな身体なのに♂ のモモは太く、♀ のモモは細く華奢・・・虫なのに・・・虫なのにこうも違う!
この日から虫に向ける目が違ってしまった十数年、今や、誰もが認める虫オバサンです!

☆ 華奢な脚の♀


☆ 逞しい脚の♂  以下は別個体です





● クロクシコメツキ ・ コメツキムシ科

2018-04-28 |     コメツキムシ
〈 クロクシコメツキ 〉
体長 14~20 ミリ  出現期 5~7 月  分布 北海道、本州、四国、九州

幼虫で越冬してジャガイモや大根を食害するとのこと。
成虫になるまでに3年~6年かかるというのですが
あのきらびやかなタマムシは3年、それ以上の長い時間をかけて成虫になる!

そして、害虫として嫌われる・・・可哀想ですね!






● チャバネクシコメツキ ・ コメツキムシ科

2018-04-27 |     コメツキムシ
体長 約 7.5 ミリ  出現期 春  分布 本州、四国、九州

この種は特徴があるのでチャバネクシコメツキで間違いがないようですが
コメツキも同定には悩まされる種もあります。

その内、どのくらい飛び上がるのか試してみようと思うのですが、いつになるのやら!







● スイセンハナアブ ・ ハナアブ科

2018-04-26 |     アブ
〈 スイセンハナアブ 〉
体長 13~14ミリ  出現期 5~8月  分布 北海道、本州

1990年、ヨーロッパから輸入したスイセンに付いてきたと言われているようです。
その他の球根も食するとか!
色彩にはかなりの変異があるようで、まん丸の体で大きな羽音を立てて飛び廻っています!








● キバネホソコメツキ ・ コメツキムシ科

2018-04-25 |     コメツキムシ
〈 キバネホソコメツキ 〉
体長 7~8ミリ  出現期 4~7月  分布 北海道、本州、四国、九州

黄褐色で細長い。♂は前胸が暗色で触角が長い。
コメツキの中で今年最初に出会ったのはこの種だった。

☆ 4月6日





● キジに会いに郊外の畑に! ①

2018-04-24 | 〈野鳥〉
日本の国鳥。狩猟用に放鳥されている。
国鳥なのに狩猟用・・・???

全長 ♂ 81センチ  ♀58センチ

桃太郎がイヌとサルとキジを連れて、村人を困らせる鬼を退治しに、鬼ヶ島に行った昔話がありますが
私だったら桃太郎さんより、キジに付いて行きたい・・・そう思うほどキジが好きです。

今はキジも新家庭を築いた頃、少し歩いて探したら2カップルと、雌を呼んでいる雄に出会いました。

☆ 一羽目発見




☆ 右見て左見て。傍に♀が居ました。




☆ あら、♀ が草の中に! おいで~~!






● オオバウマノスズクサ ・ ウマノスズクサ科

2018-04-23 | 〈野草〉
〈 オオバウマノスズクサ 〉  大葉馬の鈴草
花期 3~5月  分布 関東以西、四国、九州

☆ 葉腋にガクのない、サキソフォンのような形の花(図鑑の通り)が一個付く。






☆ 別種と思うような形が違う葉が付く。





☆  ジャコウアゲハがオオバウマノスズクサを餌とする。
  オオバウマノスズクサには毒成分があるが
  毒を食べて体内に蓄積して鳥に食べられないようにしているという。
  その成分はフェニルアセトアルデヒド。

ジャコウアゲハ名の由来・・・成虫 ♂ が腹端から麝香のような匂いを発することによる。

● ニッポンヒゲナガハナバチ ・ コシブトハナバチ科

2018-04-22 |     ハチ、ネジレバネ
〈 ニッポンヒゲナガハナバチ 〉

体長12~14ミリ  出現期 4~6月  分布 本州、四国、九州

巣は地中に。
出現期が短いけれど存在感のあるハチです。

♂ の触角はとても長い。
私は春にこのハチがやって来るのがとても待ち遠しいのです。

背中に花の花粉がそのまんまついています。
この花粉を背負い花から花へ蜜をもらいに行き受粉の役を負う・・・良い仕事をしていますね!








● 似た者 ヒゲナガ ・ ヒゲナガガ科

2018-04-21 |     ガ
〈 クロハネシロヒゲナガ 〉
開帳 11~14 ミリ  出現期 4~8 月  分布 本州、四国、九州

小さな美しい蛾・・・♂ の触角は長い長い!
♀ の触角は付け根部分が太く、長さは ♂ の半分にも満たない。
♂ の飛ぶ姿は長い触角がとても優雅です。
花のミツを吸う。

☆ ♀ 本日の画像  




☆ ♂ 昨年の画像より・・・本日は ♂ に出会えなかった







〈 ホソオビヒゲナガ 〉
開帳 14~17 ミリ  出現期 4~7 月  分布 北海道、本州、四国、九州

ホソオビヒゲナガより、こちらの方が大きい。
やはり、♂ の触角は長い長い!
美しい体に白い帯が目立つ。花の蜜を吸う。

☆ ♀ 本日の画像






☆ ♂ 昨年の画像




● ツマキチョウ再び ・ シロチョウ科

2018-04-20 |     チョウ
4月6日、今年のツマキチョウ初撮りは充分な画像が撮れませんでしたが
その一週間後、しゃがみこんで草村(草むらの事を私は草村と名付け)を、何かいないかと眺めていたら
顔のすぐ前に飛んで来てくれて驚き、後ろに下がって撮ることが出来ました。

昨日は、公園の施設の縁側でランチをしていたら足台にしている丸太の切り株に
トンボのヤマサナエが来て止まりまたもや驚き!
私も虫の仲間に見えるんだ~~と気分は虫!






● 早春に現れていたチョウたち ・ シジミチョウ科  (追記あり)

2018-04-19 |     チョウ
〈 トラフシジミ・春型 〉
開帳 16~21 ミリ  出現期 4~8 月  分布 北海道、本州、四国、九州

未だ、寒々とした今月1日、シジミチョウの初到来?
小さなチョウですが遠くから目立っていました。
夏型は全体がはっきりしない色合いになります。



〈 ヒオドシチョウ 〉  
開帳 32~42 ミリ  出現期 3~8月  分布 北海道、本州、四国、九州

幼虫は、エノキの葉を食べて育つ。
昨年は、大きなエノキの下の垣根にたくさんのサナギがぶら下がっていた・・・
しかし、残念ながら羽化して飛び立つ姿は見られなかった。
☆ 4月1日



〈 ヤマトスジグロシロチョウ・春型 〉
開帳18~32 出現期 4~10 月  分布 北海道、本州、四国、九州  

☆ 春型♂ 4月6日





〈 スジグロシロチョウ 〉
開帳  24~35 ミリ  出現期 4~10 月  分布 北海道、本州、四国、九州

翅の黒い筋が特徴かと。幼虫の食草はイヌガラシなど。
☆ 4月6日



● ハサミツノカメムシ ・ ツノカメムシ科

2018-04-18 |     ツノカメムシ
〈 ハサミツノカメムシ 〉

体長 約 18 ミリ  出現期 4~10月  分布 北海道、本州、四国、九州

4月6日、まだ寒いからか杭の上でじい~~っとしていた、角度が悪く
横からしか撮れなくてハサミの形が見えない。

赤いハサミ上突起を持つのは雄、このハサミがハの字の個体だったらヒメハサミツノカメムシ。
鮮やかな緑と赤いツノと赤いハサミ、お洒落さんのカメムシです。

☆ オス








☆ メス  昨年6月

● サルトリイバラ と ルリタテハ  ・ サルトリイバラ科

2018-04-17 | 〈ツル性植物〉
〈 サルトリイバラ 〉 漢名:猿捕茨 

ツル性落葉低木で、昔の人は毒消しの必要がある時にこの木が自生している山に入り
この実を食べて帰ってきたことから(山帰来)サンキライ とも呼ばれていたそうです。

☆ 美しい花と実  花は4月6日撮








☆ ・・・やがて、葉はルリタテハの糧となる!