ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● 谷戸山公園の水鳥の池はとても賑やかに!

2019-11-30 | 〈野鳥〉
静かだった池は冬鳥たちが到来、とても賑やかになりました。

全て、昨日(30日)の画像です。見ずらい画像ですが!

☆ 近くにノスリがひらり・・・カモ達は池の中に集結。









☆ カイツブリは朝やって来た。番でしょうか?






☆ カワセミはポツンと。






☆ アオサギも一人?


☆ ツグミも集団でやって来ました。


☆ ノスリは遠くで高見の見物。






● ミノウスバの威嚇 ・ マダラガ科

2019-11-28 |     ガ
〈 ミノウスバ 〉 蓑薄翅

を着たような毛深い体と、繊細なイメージの翅ということからの命名とか。

成虫の出現期は10~11月で、晴れの特異日の11月3日の目撃例が多く、
「文化の日の蛾」とも呼ばれるそうです。

11月には、3度出会いましたがその内2度は尾を反り返̪し、
近付き見るほどに反り返りが大きくなりました。
この姿勢は刺すぞ!との威嚇姿勢なのだそうです。納得!














● オオスズメバチの最後に涙した私 ・ スズメバチ科

2019-11-26 |     ハチ、ネジレバネ
〈 オオスズメバチ 〉

昨日の午後、雨が上がったので、ボランティア作業の確認がありフイールドに行った。
カメラを持った人の姿もなく、虫を探すでもなく歩いていたら
横の草むらにオオスズメバチが見えた!

よく見ると寿命が来てか、息も絶々で腹部も口も苦しそうに小刻みに動いている。
可哀想になって手に乗せた!
「今までよく頑張って来たね!」と声をかけた。
オオスズメバチとして生まれた以上は昆虫やクモたちの頂点に立ち、
人間をも脅威にせしめたに違いない。

しかしスズメバチとして、昆虫を団子にして持ち帰り、口でちぎって幼虫の一匹ずつに
与えたり、自然界では人間にとって多くの害虫の駆除をしてくれたりと
立派な仕事をしたともいえるでしょう!

だんだん呼吸も出来なくなって体も動きが少なくなってきました。
最後にと、草露を口に含ませたら、私には喜んで飲んでくれたように思われました。
・・・そして、出会ってから20分後に永遠の眠りにつきました。

今や、虫になった私、仲間を失ったような悲しさでいっぱいになり、
涙してグスグスしながら・・・草の上に乗せ葉っぱをかけてその場を去りました。

☆ オオスズメバチ、最後の20分間の姿です
















● ヤサガタアシナガグモ 

2019-11-24 | 〈虫〉カマキリ目
〈 ヤサガタアシナガグモ 〉

日本でのアシナガグモ属は約20種いるという。
本種は水田などの水辺に多く、害虫駆除の役に立っているとのこと。

成虫の出現期は4~10月。

サイズが分からないのですが身体は細長く、脚はとても長~~く、4対ある。







※ 鋭い牙?




● ガマズミ ・ スイカズラ科

2019-11-23 | 〈花木、樹木〉
〈 ガマズミ 〉

山野に自生する低木で3メートルほどの高さになる。
5ミリほどの黄色味をおびた白い花が咲き、秋になると赤く熟する。

花期は5~6月、分布は北海道、本州、四国、九州。
ガマズミの名の由来・・・ズミは果実の赤汁を使って衣類をすり染したことから染みと転訛。

眼を引く、この赤い実は熟すると食べられる。
もう、美味しくなっているのだろうか・・・。
悲しくも高齢期の方々は、口々に、子供の頃にはよく食べたものだという・・・。
その味は、甘酸っぱいという!

果実酒や食品の着色にも使っているそうです。
幹や枝は折れにくい為、鍛冶屋、石工のげんのうの柄などに用いるのだそうです。









※ 赤い実と共に実っているのは(ガマズミミケフシ)で、ガマズミミケフシタマバエの寄生によるもの。
  正常の実の3~4倍の大きさになり白~黄白色の短毛に覆われている。




● 魅了されるナンキンハゼ ・ トウダイグサ科

2019-11-21 | 〈花木、樹木〉
〈 ナンキンハゼ 〉 トウダイグサ科

中国原産のハゼの意味による。
属名は粘るという意味のラテン古名でこの木の種から鳥もちを取ったことにちなむという。

種子から採取した油脂がロウソクや灯用に用いられた。

関東以南の暖地に適し、高さ15メートルにもなる高木。

※ なんと表現して良いやら、言葉が出ない美しさです。











※ ソシンロウバイは3日前に咲き始め、花は未だ数輪。

● ママコノシリヌグイ ・ タデ科

2019-11-18 | 〈野草〉
〈 ママコノシリヌグイ 〉
花期:5~10月  分布:日本全土

とても可愛い花ですがよく見ると茎には鋭い棘があります。

アキノウナギツカミミゾソバなど花は似ていますが
茎の状態、葉の違いなどで判断が付きます。

葉っぱは三角形で葉裏の脈状にも棘があり、小さな花が茎の先に集まって咲いている。

この茎で(継子いじめ!…)・・・強烈なネーミングです。
私には魅了される花ですが、今年も終わりになりました。










● ようやく実ったノササゲ ・ マメ科

2019-11-17 | 〈ツル性植物〉
〈 ノササゲ 〉 野豇豆

別名 キツネササゲ
今年は園内のあちこちで見つかり喜んでいたのですが虫食いもなくきれいな豆果が
うっすら色づいてきた時に、一番楽しみにしていた一角にあったすべてが消えていました。
ツルはそのままなのですがどう見ても採られたとしか思えません。

別な場所で見つかりましたので良かった!

花期:8~9月  分布:本州、四国、九州

この地は標高30メートル位のようですが、植物も、虫も山地性の個体が多いです。
被写体としてはとても楽しみです。
種子は黒紫色で白い粉をふき熟した豆果の色が魅力的です。

☆ 一枚目は本日、二枚目は二日前の別個体です。










● コカマキリは紋を見せてくれた ・ カマキリ目 カマキリ科

2019-11-14 | 〈虫〉カマキリ目
〈 コカマキリ 〉
体長:40~65ミリ  出現期:8~11月  分布:本州、四国、九州

薄い褐色の個体しか見たことがないと思ったら、他のカマキリのような緑色は少ないとのこと。

コカマキリを撮る時にはカマの一部にある桃色と白と黒の部分が大事!
この時には「見せてあげる!」と言わんばかりにポーズをとっての大サービスでした。

カマキリの中では出会いが少ない種です!





















● キアヤヒメノメイガ ・ チョウ目 ツトガ科

2019-11-13 |     ガ
〈 キアヤヒメノメイガ 〉
開帳:16~20ミリ  出現期:4~9月

出現期が4~9月というのに、まだ見られました。
昨日投稿のシロオビのメイガと同じく、背丈の低い草むらを飛び廻っていました。

似ている種にシロアヤヒメノメイガがいるようですがまだ撮っていないようです。
似ていて、違った模様を確認するのは難しいですね!

☆ 11月6日 



☆ 10月末





● 今は天下、シロオビノメイガ ・ チョウ目 ツトガ科

2019-11-12 |     ガ
〈 シロオビノメイガ 〉
開帳:16~22ミリ  出現期:6~11月  分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄

虫の数が少なくなった今、どこにでもいる蛾です。
チョロチョロ、草むらを動き廻っているこの形の蛾はシロオビのメイガとみて間違いがないと思います。
日中、活発に活動しています。

成虫は花の蜜、幼虫はアカザ科を好み、ホウレンソウに付く害虫だそうです。















● ハシカグサは地を這う ・ アカネ科

2019-11-11 | 〈野草〉
〈 ハシカグサ 〉
花期:8~9月  分布:本州、四国、九州、沖縄 

山野や道端の木陰に生える一年草。
花は約5ミリと小さく、丈も低く目立たず、見付けにくい。
花は殆んどが4弁あるが5弁もあるとのこと。

顎片には長い毛があるが、日本海側には、萼片に毛がないオオハシカグサが分布するという。


「ハシカグサ」の名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が
ハシカの発疹が乾くにつれて赤から褐色に変わる症状に似ているためではないかという説があるようです。
乾いた時の葉の色は観察したことがないので今後も、観察を続けようと思います。










● オンブバッタの一生 ・ バッタ目 オンブバッタ科

2019-11-09 |    バッタ、コオロギ他
〈 オンブバッタ 〉
体長 ♂ 22~25ミリ  ♀ 40~42ミリ  分布:北海道~沖縄

成虫の出現期は8~11月。
最近は、食草のイネ科が繁る草むらに踏み入っても小さなオンブバッタ(♂)しか見ることが出来ませんでしたが
今日はもう、その♂をも見ることが出来ませんでした。
きっと、子孫を残す大役を経て静かに永遠の眠りについたのでしょう!

体色は緑色か褐色ですが♀ の方が茶色の確率が高いらしい。
幼虫期に高温の環境で育つと茶色になるらしいのです。

面白いのは、糞をしたらその糞を後ろ足で蹴り飛ばすという。

一見してオンブバッタとみられる、大きな♀の背に小さな♂が載っている姿。
繁殖期でもないのにこの光景が見られるのは♂が♀を確保するための行動ということです。

5月になると幼虫が生まれ、5回脱皮して成虫になり、一度目の脱皮は土の中から這い出た時に行う。
翅は3令幼虫以降に生えて来る。
5回の脱皮を終えた幼虫は成虫となり8~11月に見られるようになり
気温が下がり始めた秋頃には♀が土の中に卵鞘(らんしょう)という泡状の覆いをかけながら
産卵する・・・そして♂ ♀ 共に一生を終えるようです。























● アメリカヤマゴボウ ・ ヤマゴボウ科

2019-11-06 | 〈野草〉
〈 アメリカヤマゴボウ 〉

北アメリカ原産の多年生草本。別名は、ヨウシュヤマゴボウ。

明示初期に渡来したと言われ、日当たりの良い路傍や原野に自生している。
高さは1~2メートルにもなる。
花の直径、5~6ミリ。
果実をつぶすと紅紫色の汁が出るので、アメリカでは「インクベリー」ーと呼んでいる。

根はゴボウ上に深く伸びている、名の由来はここから。
夏から秋にかけて軸の先に薄紅色を帯びた白色花を総状花序に付け、
花穂は軸ごと頭を垂れるのでヤマゴボウと区別できるとのこと。

アメリカでは、若葉をサラダとして食用にするとか。













● アオツヅラフジ ・ ツヅラフジ科

2019-11-06 | 〈花木、樹木〉
〈 アオツヅラフジ 〉
本州、四国、九州に自生する雌雄異株の落葉蔓木。
別名はカミエビとも。
カミエビの名の由来は・・・カミはカム(醸)、すなわち酒を醸すことで、エビは葡萄の古名のエビヅルの事。
つまり、カミエビは酒を醸すことの葡萄を意味し、
アオツヅラフジの液果を酒をかもす材料に使ったものと思われるそうです。

葉は、広卵形で3列するものもあるようです。
夏に、淡黄色の花をつける・・・今年こそ花の画像をと思っているのですが忘れてしまいます。

秋には液果をつけ、熟すると紫黒色になり表面に白粉をふく。
葡萄の巨峰と間違えそうです!












※ 種は、まるで「アンモナイト」です。