ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● ナナホシテントウ 

2020-11-15 |     テントウムシ
〈ナナホシテントウ〉

昨日の朝の事、ベランダにあるサボテンのトゲに何かが・・・
黒っぽかったのでゴミが引っかかっていると思っていました。

夕方になって、またサボテンのトゲに引っかかっている何かが眼に付きました。
そこでよ~~く見たら驚いたことに、トゲに引っかかっていたのはナナホシテントウだったのです。
朝、気が付いた時に良く見ていたら、テントウムシだと分かったのに、
8時間もの間、トゲに引っかかったまま可哀想なことをしました。

トゲから外してあげたら幸いにして元気に飛んでいきました。
なんでも、良く確認すべきですね!

テントウ虫の中でも一番良く知られているのが「ナナホシテントウ」なのです。
赤や黄色で、アブラムシを食べてくれる益虫でもある。

3月から出現して今月末には姿が見えなくなります。
大人や子供を問わず、見る人を楽しく、そして幸せにしてくれるナナホシテントウ!













● 小さなモンクチビルテントウ ・ ヨツボシテントウ族

2020-06-14 |     テントウムシ
〈モンクチビルテントウ〉

小さなテントウです。

2017年に撮ったことがありましたがその時は草の根元、地面スレスレのところでした。
チラッと見えたので慌ててシャッターを切ったのですが、後ろ姿を一枚だけ!

それ以来、草をかき分けてはモンクチビルを探していたのですが、
今日は背が高くなっているセイタカアワダチソウの葉にいるところを見つけました。
このテントウは、ヨツボシテントウとそっくりなのです。
丸い黒点が縦長に並ぶか、横長に並ぶのかの違いです。

2種の比較・・・こちらもご覧ください。
          ↑
       クリックしてください。

今日は前回より良い画像を撮ることが出来て嬉しかったです。

☆ 頭部が黒いので♀です。










☆ アカホシテントウに会える場所 ・ クチビルテントウ族

2020-02-19 |     テントウムシ
〈 アカホシテントウ 〉

テントウ虫は、
暖かくなってから見られると思いがちですが、アカホシテントウはもう見ることが出来る筈なのです。

毎年、どうしてこんなに会えない種なのかしらと思っていたら
昨年の事、今の時期に梅の木で見られると知り、早速、梅の木に行って見ました。
勉強の甲斐があってか・・・いました!

今年も、アカホシテントウその光景を楽しみにしていて昨年見られた梅の木を覗いてみました・・・ガックリです!
実はこの梅の木は昨年、選定の時期が悪かったのか勢いがなくなって(我が家の物ではありませんが)
花芽も付かず、パラパラと葉が出てきたのは秋になってからだったのです。

昨年は、梅の木としてアカホシテントウには何の利もなかったのかも知れません!
いいえ、その前にアカホシテントウのエサとなるタマカタカイガラムシがいないのです。

アカホシテントウに会いたい方々に梅の木を覗いていただきたいのですが、
今年はお目当ての木では全滅でしたので昨年の画像を見ていただきます。
オレンジの文字をクリックしてください、昨年2月13日の画像が見られます。







● ムネアカオオクロテントウは新参者! ・ テントウムシ族

2019-08-13 |     テントウムシ
〈 ムネアカオオクロテントウ 〉 テントウムシ族

数日前、とても暑い日でしたが気になることがあり数週間ぶりにフイールドに出かけてみました。

「谷戸山いきもの展」の準備と会期・・・そして終わってからの脱力感!
その間に様変わりした園内、野草は生い茂り景色が変わっています。

そこで、虫はいませんか~~~?
いないですねえ!
ところが、手すりの上を猛スピードで移動している虫!
行って見たら、初見のテントウムシでした。
このテントウの存在は、図鑑で見ていましたので名前はすぐに分かりました。

ムネアカオオクロテントウ
体長 6~8ミリ  分布 本州(関東、関西)

2015年に初めて記録された移入種で、
主に、マルカメムシ(クズにいる)の幼虫を捕食してくれるということです。
可愛い、テントウでした。









☆ マルカメムシの幼虫


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☆ テラウチウンカ



● ハラグロオオテントウの成虫と幼虫 ・ テントウムシ族

2019-05-31 |     テントウムシ
〈 ハラグロオオテントウ 〉
体長 11~12ミリ  分布 本州、四国、九州

数年前まで、国内最大のテントウムシと言われていたのはカメノコテントウでした!
そして、その地位を奪ったのはハラグロオオテントウ
更に、現在の国内最大はオオテントウ(未見)ということです。

ハラグロオオテントウの初見は、2014年6月、あまりの大きさに驚きました!
クワの木の葉上にいたのですが園内で見つかったのはこの時が初めてのようで、
その後、撮ったという話は1、2度聞いたのですが個体数はあまり多くなかったようです。

初見から5年、一昨日、二度目の出会いでした。
ハラグロ・・・とは、腹が黒いという意味です。

驚いたことに今日は、一昨日の成虫に続いて幼虫を撮ることが出来ました。
幼虫がいるということは来年現れる個体数は増えること間違いないでしょう!


☆ 成虫
















☆ 幼虫









● 逃げる、隠れる、ムーアシロホシテントウ ・ テントウムシ族

2019-05-11 |     テントウムシ
〈 ムーアシロホシテントウ 〉
体長 4.0~5.1ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、対馬、琉球

テントウムシは小さいほど、逃げ隠れするような気がします。
この小さな虫たちが人間を見た時にどれほどの大きさになるのか・・・
怖いのですね、きっと!

逃げ隠れの動作は早い、早い!
慌てて、同じ葉っぱを行ったり来たり・・・。

似た種がいますが本種の前胸背板には4個の斑紋が並んでいる。
稀に、一部消失の個体もいるそうです。














● カメノコテントウ ・ テントウムシ族

2019-03-19 |     テントウムシ
〈 カメノコテントウ 〉
大きさ 8.0~11.7 ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

斑紋が赤の色味が強い・・・赤褐色型。
北海道のカメノコテントウは黒味が強い。
そして、完全に黒化している個体がいるようです。

昨年、ここの公園ではカメノコテントウが驚くほどの個体数でしたが、
今年はどうなりますか?
既に、テントウの他の種より個体数を多く見ています。

数年前は、国内においては最大のテントウだと言われていましたが
現在ではオオテントウ、ハラグロオオテントウ、カメノコテントウの順のようです。

☆ 成虫






☆ 幼虫

● アカホシテントウ出現 ・ クチビルテントウ族

2019-02-13 |     テントウムシ
〈 アカホシテントウ 〉

今まで、滅多に会えない美しいテントウムシでしたが
勉強不足の私、今年になってから、アカホシテントウは梅の木にいると知りました。

早速、梅の木を見ると幼虫、そして餌となるタマカタカイガラムシがびっしり!
この光景を今まで見たことがなかったのでした。
春になるのを楽しみにしていたら一週間ほど前の暖かな日、
10匹ほどの成虫が出現しました。

☆ 成虫








 蛹


 タマカタカイガラムシ





● フタモンクロテントウ ・ マルヒメテントウ族

2019-02-06 |     テントウムシ
〈 フタモンクロテントウ 〉
大きさ 2.0~2.8ミリ   分布 本州、四国、九州、対馬、南西諸島

☆ ♂ 頭部は黄色。


 ♀ 頭部は黒色。



 全体、短毛に覆われている。上翅中央後方に黄色~橙褐色の斑紋が一対。斑紋の大きさには変異がある。









● トホシテントウ ・ マダラテントウ族

2019-02-05 |     テントウムシ
〈 トホシテントウ 〉
大きさ 5.4~7.5ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州

上翅は暗赤色の地色に10個の黒紋がある。
なんとも言えないユニークな歩き方をする(千鳥足?)

食草はカラスウリなど。

☆ 成虫










 幼虫・・・年1化で幼虫で越冬する。



● アカイロテントウ ・ ベダリアテントウ族

2019-02-04 |     テントウムシ
〈 アカイロテントウ 〉
大きさ 3.5~5.7ミリ  分布 本州、四国、九州

頭部、脚は黒褐色で前胸背板、上翅は赤色~赤褐色。
体全体に黄褐色の短毛が密生する。

カイガラムシ類を捕食する。

☆ 成虫




 幼虫



● ハラグロオオテントウ・アイヌテントウ ・ テントウムシ族

2019-02-03 |     テントウムシ

 〈 ハラグロオオテントウ 〉
大きさ 11.0~12.0ミリ  分布 本州、四国、九州

前胸背板に一対の黒紋、片翅に1-3-3の黒紋が並んでいる。
腹は黒い。
クワの木上でクワキジラミを捕食する。


本画像は2014年6月撮影、桑の木上にいました。
この頃には北上を続けようやくここまで来て、この地区では初めて見つかったようでした。
あれから4年半、今どこまで北上したのかは分かりませんが、
青森辺りまで、行っちゃったかしらなあんて想像しています。







☆ アイヌテントウ
大きさ 札幌4.3~5.6ミリ  分布 北海道、本州

ナナホシテントウに似ている。黒紋は11個。
撮影場所がマイフイールドなのか川べりだったのか、記憶は薄い!





ムツボシテントウ ・ テントウムシ族

2019-02-02 |     テントウムシ
〈 ムツボシテントウ 〉 
大きさ 2.0~2.6ミリ  分布 本州、四国、九州、対馬

上翅に6個の黒紋がある。国内で見られるのはのみ!
単為生殖していると思われるそうです。

図鑑による上翅のヘリの色は赤褐色ですが、この個体は黒に見えます。
小さくて、鮮明に撮ることが出来ませんでしたがムツボシテントウとしておきます。

不思議だったのは、虫を撮り初めて8年の間、
見つけることが出来なかった、ヨツボシテントウムツボシテントウが、
同一区域内で同じ日に見つかったことでした。

あれから、5年が過ぎますがムツボシテントウは未だ再発見できていません!

☆ 2013年6月 撮影





● ムーアシロホシテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-29 |     テントウムシ
〈 ムーアシロホシテントウ 〉
大きさ 4.0 ~5.1ミリ  分布 北海道、本州、四国、九州、対馬、琉球

前胸背板に斑紋が4個ならんでいる。

☆ 成虫









☆ 幼虫 間違いないと思うのですが!





● ダンダラテントウ ・ テントウムシ族

2019-01-28 |     テントウムシ
〈 ダンダラテントウ 〉
大きさ 3.7~6.7ミリ  分布 本州、四国、九州、対馬、南西諸島、小笠原諸島

斑紋の変異が大きい。触角の先端は尖る。

日本国内の他、台湾、中国、東南アジアからアフガニスタン、南米のコロンビア、チリ、エクアドル、ペルー、ベネズエラまで分布しているとのことです。

 4紋型




 後ろの紋が消えている




 肩の紋が発達している