ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

講習会のこと

2010年05月18日 08時48分54秒 | Weblog
この前の日曜日、岩手で講習会をしたときのことを書いとこうっと。


講習会って、普段のレッスンと違って、本当の意味で一期一会な感じがする。

例えば、定期的なレッスンなら少しの項目を段階的に教えていく。次のレッスンまでに、これをできるようにして来るように!的な感じかなー。
それに、あえて突き放すこともできる。それで次にどうなるか?どうしてくるかを確認しフォローすることもできる。


でも講習会となると、下手したらその生徒達とは2度と会わない。
生徒同士も、その日初めて会うことも多い。レベルも考え方も全然違う子たちが集まる。


そこで、一体何をやることが一番タメになるかなー?!


うーん…いろいろ考えてみた。
自分が今までのレッスンで習ったこと。どの先生に何て言われたか。何が心に残ってるか…


そのうち考えすぎて分からなくなって来たので、えーい!!なるようにナレ~っと、取りあえず資料だけ用意して出発!


当日…


初心者は中学生の1人だけ。小学生から大学生までいたけど、わりと去年来てた子が混ざってたので、いきなり、「じゃあ同じことを吹いてください」という調子でスタート!

資料にないことを、吹いて覚えてもらう!


1つのパターンを吹いたら5分くらい時間を与えて練習してもらった。

そのすきに初心者のフォローやらしつつ、1人づつチェックして回ったり。

全員が自分のペースで練習してるので、待たせることがなくて結構よかった。


初心者の子もやって行くうちに、あらまー!先輩よりも頑張って吹いてるじゃん?!


取りあえず、下のFからハイBまで網羅。

次は半音階の指使いを理論も含めて説明して、暗記させて…。

結局、スタンプやドクシッエル、クラーク、フレックスタングビルド、タンギングにペダルトーン、アーバンの練習曲まで、1通り練習してもらうことができた。


説明とかはほとんどナシで、吹いては「こんな感じで」を繰り返してたら、そのうちみんなやれるようになってきたからビックリした!


アンブシュアも不思議なことに羨ましい感じに良くなってたので、またまた嬉しい!


メモらないと、私なんかすーぐ忘れるよー、と言ったらみんな譜面に各自言われたことを書いたり、練習の仕方をメモったりしてて。


いやー、こういう風にやれば、午前&午後2時間半ずつしかなくても、ここまでできるんだなー、と何か発見できた気分になって嬉しくなった。


たったの1日で何がどうなるってもんでもないと思うんだけど、でも、よーく思い出してみると、ここへ来始めた10年前くらいは、ピストンは動くのか?!みたいなところからやってた気がするから、この講習会を毎年企画している『音を楽しむ会』のみなさんの苦労は確実に形になって残って来てるってことだー!と思う。


ぜーんぶ終わって撤収してる間にプレゼントソング、って気持ちで、「必殺仕事人」を吹いたら喜んで興奮してたので、こちらも調子に乗って「愛こそがすべて」「ルパン」、そしてなぜかリクエストが「サザエさん」だったりして、とりあえずやったりしてみたわい!


楽しかったー!

こんな風ないい感じの進め方を普段のレッスンに置き換えたら、どんなやり方ができるんだろう?!

また考えてみなくちゃいかんなー!
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