ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

ティーチング・ブラス

2010年04月03日 10時38分59秒 | Weblog
今、2回目読んでるところです。


これは凄い!!マジで素晴らしい!!
私がずーっとずーっと知りたかったことの80パーセントが詰まってる!!


別にレッスンの仕方とか、吹き方とか、練習法とかが書いて本というわけではないので、そういうことが知りたい人には、何だ?!ってなるかもしれない。

私が知りたかったのはズバリ『原理』。

まさにそういうことが科学的に書かれているのだぁー!!

今までにも、一見科学的なアプローチの本はたくさんあった。

でも、非常にピンポイントな部分に絞られていて、それが故に統合的に見た時に、本当にそれで行けるのか?という疑問が付きまとっていた。

あるいは、科学的な言葉を使って自分の経験的なフィーリングを裏付けしようとしているだけで、実際的なデータが伴ってない物も多かった。

あるいは科学者が書いてる物だと、「で、音楽家的にはそれをどうすれば?!」ということになってしまう。


というわけで、そのような謎を遂に解明してくれた感がハンパない!!最高だぁ!



私的には、枝葉のことから幹を考えるのが好き。

つまり何なのか?どうしてそうなのか?何を目指すのか?どうなっていることがいいのか?…


そういうことが知りたいのだー!!

だからたくさんのデータ(葉っぱ)が必要。いろんなものを見て、大事なことを見出だしたい!


でもそれらを完全に統合するにはどうしても、知識も経験も足りない。解剖学的な本も、心理学や脳科学、奏法、物理学…いろんな本を読んだけど、入門書レベルじゃ、求める内容には程遠い。


実験をするメカもない。

この本が、そういうのをやってくれた!!

マジで嬉しい!!

それでもまだ未解明な部分もある。例えば、唇の振動について。でもその分野の研究がまだ進んでいないことも知っているので、逆に納得できる。
下手に時代遅れの理論とか載せられると、全部が嘘っぽく見えちゃうからね!


あー!これで2800円は素晴らしい!
大阪芸術大学(この本の日本語版の出発に際して助成をしてくれたそうな)、ありがとう!!

デンマーク語や英語じゃこんな内容理解不能だったし…!!


あー嬉しい!!

買う価値アリマスッ!
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2 コメント

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同感です!!! (danp)
2010-04-09 00:26:39
去年4月にこの本に出会いました。
僕は12年間演奏から、離れて一昨年60の手習いのつもりで吹き始めました。ところが、以前より楽に鳴り、音域も広がっていたのです。なぜあんなに苦労してならなかったのが、12年全然吹いていないのに、こんなに鳴るのと思っていました。で・・ティーチングブラスに、であったのです。よく分かりました。ここまで、金管楽器の発音の原理を書いた本は、ありませんでした。僕の救世主的バイブルです。

昨日、管楽器おもしろ雑学事典に、出会いました。この本は、事典と称していますが、わかりやすい、管楽器の入門書です。ティーチング・ブラスの実践版的な存在と思います。
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danpさま (ゆこちん)
2010-04-09 00:48:33
danpさま、コメントありがとうございます!
本当に、素晴らしい本ですよねー!

それにしても、12年のブランクが逆にとても良い時間だったってことですね。。。う~ん、いいなあ~。

管楽器おもしろ雑学事典ですか!
早速ちょっとチェックしてみます!
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