ゆこちんのトランペット

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管楽器の記譜について(スラー編)

2014年10月31日 09時40分19秒 | 音楽&トランペット&レッスン
今回は、たまにはちょっぴり役に立つことでも書こう!!というわけでお送りします。

管楽器は専門的に習ったことがないけれど、学校の部活などで吹いているよ!というみなさんや、同じく指導をされている学校の先生方向けです。



「スラー」については、音楽をやってる人なら今さら何を?ってな感じで、小学生でも「滑らかにー!!!」と元気いっぱい答えてくれる

普通はこれで二重丸*\(^o^)/*




なのですが、管楽器の場合は、これだと意味の半分です。


ではどうするか???


スラーの付いてる最初の音の出だしでアタックをしたら、スラーの終わりの音まではNOアタックで、息を流したまま滑らかにつなげていきます。


あー、なんか言葉で書くと、誤解を招きそうな感じですね

でもまあ、手っ取り早く言うとそういうことです。


つまり、管楽器の譜面でスラーが付いている場合は、音楽的な表現としての滑らかさの他に、奏法として途中でアタックせずにという意味を持っている、


ということになります。



弦楽器のスラーに、

フレーズを示す音楽表現上のスラーと、スラーの間は弓を返さない、という奏法上のスラーがあるのと同じです。


じゃ、奏法なのか?表現なのか?どうやって見分けるの???ってなことになりますが、ひょっとしたらあるのかもしれないけど、ただ見ても分からない、と思います。


ただ、その音楽を理解しようとしていく中で、あーここは奏法というよりはフレーズの意味だなとか、ここはフレーズは繋がってるけど、奏法としてここでアタックして欲しいのね!とか、経験的に区別がつくようになっていくと思います。

ということは、スラーがあるから何が何でもずーっとNOアタックで行かなきゃというわけでもないし、スラーが切れてるからってブチブチフレーズも考えずに切ったらイカンこともあるってことです。


どうやらウィーン系の教本などでは、スラーがあっても軽くアタックする!!と書いてることもあるし、またトロンボーンも同様にNOアタックでピストンやロータリーやキーの楽器のように吹くわけにはいかないでしょうから、いろんな場合があることも覚えておくといいと思います。


このように、奏法と音楽表現的な側面を考えている場合はいいのですが、部活などで吹いている子の場合、こういう意味について知らない場合がとても多いです。


考えてみれば、ピアノや歌を専門にやっていても、管&弦楽器の記譜からどう演奏するかなんて知らないですよね

私だって、打楽器の記譜上の細かな奏法の約束事なんて知らないのがいーっぱいです



学校にレッスンに行って、ここはスラーだから、最初の音だけアタックであとはそのまま行くよ!というと「えー!!」となります。

だいたいはスラーかアタックかは、そうやれば吹ける、とかそうしないと吹けないみたいな、技術が足りないために音楽とは関係なく、譜面とも関係なく吹いてる子が多いんです。そのせいで、演奏が子供っぽく下手くそに聞こえていることも良くあります。



あ、そうそう!!逆にいうと、スラーが書いてないところは基本アタックします。




「アタック」って、あんまりいい言葉じゃないかな。。。


うーん、歌と似ています。


一音一音に歌詞が当たってて、

「ささのはさーらさらー♪」と言うか、


同じメロディを、
「TAーーーーーーーーーーー♪」と歌うか的な。。

んー、やっぱり書くと難しい


ので、ここで100%どころか10%も意味が分からないかも知れませんが、


なになに???

「スラー」は音楽表現的な意味の他に、「吹き方」を示してる事があるのか?!


と頭の片隅に入れておいて頂くだけでも違ってくるかなと。


参考になれば
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10月30日(木)のつぶやき

2014年10月31日 04時43分20秒 | Weblog
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