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Trapped in me.

韓国漫画「Cheese in the trap」の解釈ブログです。
*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*

招集

2017-02-10 01:00:00 | 雪3年4部(本意と不本意〜因果)
父との会話を終えた淳の元に、一通のメールが届いた。



ダメージに会いに麺屋まで行くわ。

気になるならお前も来れば




その突然の亮からの招集メールを見て、思わず淳の顔が曇る‥。






三年生が終わった



時間は流れ続ける。

けれど河村静香は、一度嵌ったその闇からなかなか抜け出すことが出来ない。



地面を這うように身体を屈めたまま、呻くように言った。

「どうして出ないのよ‥」



「あたしの味方だって言ったじゃない‥」



静香の瞼の裏に、あの日頷いた雪の顔が浮かぶ。

胸の中で熱い炎が、チリチリと燃え始めた‥。







家を出た亮は夜道を歩きながら、先程静香から聞いたその言葉を思い出していた。

腹が立ったんなら吐き出さないと。どうして溜め込むの?



ショパンにそう話していたという淳の言葉。

亮は目深に被ったキャップのツバに手を伸ばしながら、一人こう呟く。

「そうだな淳。お前の言う通りだ」



「お前はいつも正しかったよ」



夜の道路を一台の車が疾走する。

淳は胸に溜まったその澱を燃やしながら、亮の元へと向かっていた。







先輩と初めて会ったのがついこの間のことのようなのに。



時の流れは本当に早いものだ



その頃雪は、PCをたたみベッドの上に座っていた。

視線の先には、電源を切ったままの携帯電話がある。



ふと気になって、その電源を入れてみた。



すると。



携帯はすぐに鳴り出した。

雪は着信主の名前を見て、目を見開いたー‥。










目の前にある鍵盤に、音も無く手を伸ばす。



亮は雪の叔父のカフェ隣の倉庫にて、ピアノを弾いていた。



表情を揺らすことなく、ただ淡々と。







鞄の横には携帯が置いてあった。

今はまだ鳴り出してはいない。



亮は一人、その時を待っていた。

正しさに潰された己の運命を、取り返すかのような心持ちでー‥。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<招集>

おおお‥ストーリーが動き出しました!

次回<握り締めた拳(1)>へ続きます!


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3 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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急展開の予感…? (だぶる)
2017-02-10 01:34:05
雪ちゃんが何度か言っている「三年生が終わった」というセリフ。作品の終わりが近づいているようなイメージを想起させます、なんだか(勝手に)かなしい気分に…!
雪ちゃんを除く人物たちが各々徐々にうごいていますね!これはついに、雪ちゃんや主要人物を取り巻くエピソードが進行する…のでしょうか!?
返信する
更新お疲れ様です! (かりんとう)
2017-02-10 01:52:33
着実にラストに近づいていってる感じがしますね・・・
淳の顔怖すぎるんですが((((;゜Д゜))))アカン目をしているwww
波乱の予感です
返信する
Unknown (はるな)
2017-02-10 10:47:36
亮、静かに本気で怒ってますね…
淳お前はいつも正しいんだろ、じゃあ俺もその通りにしてやろうじゃねえかってやつですか。
淳と雪を呼び出して、真実をぶちまける気なんですよね?
ピアノを弾きながら精神統一してウォーミングアップする亮…淳もブラックな顔で向かってるしかなりな衝突は避けられない。
妖怪化したみたいな静香もヤバイし…雪ちゃんが心配だよ、気をつけてー!!
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