最近被子植物の分類体系にAPG植物分類体系が導入されました。
この方法は、今まで「単純な構造を持つ花から複雑な構造の花が進化した」として分類していたものを、「遺伝子情報(DNA情報)を基に類縁関係をつかもう」とする新しい分類体系です。 学術的には優れた手法ですので今後図鑑などにもAPG植物分類体系が採用されていくでしょう。
APG植物分類体系では、今まで使っていた科が移動したり、無くなったり、変更されるなどしていますので、身近な植物で確認してみたいと思います。
1. ゴマノハグサ科からオオバコ科へ属が移動
オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)
マツバウンラン(オオバコ科リナリア属)
(感想)オオイヌノフグリやマツバウンランの花とオオバコやツボミオオバコの花からはとても同じ科とは思えません。
ツボミオオバコ(オオバコ科オオバコ属)