「玉子焼き」(その1)
その昔、「巨人・大鵬・玉子焼き」などと言う諺が流行ったとおり、
玉子焼きなんて子供の好む食べ物なのだろう。
しかし、寿司屋に入ると通は必ず玉子焼きを頼むと言う話もあり、
出し焼き卵も万人に好まれる味にするには難しいものなのであろうか。
田舎育ちで、寿司屋の玉子焼きの味を論ずるような場面の経験は少ない。
しかし、家で食べる玉子焼きには、その少し悲しい思い出と同じ位のこだわりがある。
私たち団塊の世代は、誰でも似たようなものだと思う。
社会がようやく豊かになり始めたころが食べ盛りとなった。
今考えると、空腹感を思い出したりするのは、現代の飽食などを考えたら、
ひとつの幸せなのだろうが、黙々と家族が黙って食べていた食卓の風景は、
楽しい思い出などではないことは確かなことだ。
(続く)
これ納豆が有ったら、後は前夜の残り物って感じが朝食です。
スベルべの時代は、牛乳が出始めたくらいで、給食の恩恵にはあずかれませんでした。
ただ、後年スベルべママが学校給食の調理員になり給食の内容は良く分かります。
初めてのメニューなど、我が家で試しに作り、納得してから出勤していました。
スベルべも好き嫌いなく何でも残さずに食べる方ですね。
好き嫌いを言うやつは「なんてわがままで贅沢なやつ」と思いましたよ。