喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

息抜きの答え

2007-10-08 04:11:29 | 日々のこと
前に進まない時はあるものだ。
そういう時、どうするかで生き方の真価が問われる。
それなのに、まったくもってよろしくない。
つくづく、自分が情けなくなる。

煮詰まったので、『井上ひさし伝』を読んでみる。
これが面白い。ついついスルスルと文字を追う。
井上ひさし様、書きます。私、書きますとも。
文字を追いながら、少しだけ前に行く力を取り戻した。
ありがとう、井上ひさし様。

ホンを書く時、絶対に息抜きできる方法が自分なりにあった方が良い。
と、昔ある方に言われ、私なりに息抜きの方法を考えてみた。
読む。寝る。歌う。散歩。風呂。テレビ。映画。ビール。
これくらいしか浮かばない。
しかも、これらは「絶対に息抜きになるか」というと、違う。
これらをやっても、頭がからっぽになってくれない時がある。
すると途端に、息抜きではなくシンキングタイムになってしまう。
ビールなんかは、もってのほかだ。飲んだら書けない。

もしかしてパチンコとかやったら意外と…と思い、一度行ってみたこともある。
なめられたら困ると思い、慣れた風情で『エヴァンゲリオン』の前に座った。
お金を入れる所に、慣れた手つき(のつもりで)で千円札を入れる。
困ったのは、その後だった。

しまった…。
どこを押したら玉が出てくるのか、分からん。

隣のおじさんを横目で見るが、おじさんの手は一向に動く気配がない。
おじさんの台は『残酷な天使のテーゼ』が鳴り響いている。
仕方なく、目立たないようにあちこち押してみる。
玉が出る気配なし。仕方なく聞く。
「あの…玉は、どこを押せば出てくるんでしょうか」
おじさんは私をチラ見すると、無言で指差してくれた。
完全なる敗北感。もちろん実際のところ、当たりもしなかった。
それ以来、パチンコ屋には行っていない。

なにか没頭できて、全てを忘れられることを考えてみた。
しばらくして、思い当たった。あれだ。ゲームだ。
最近はご無沙汰しているが、こう見えて私、無類のゲーム好きである。
というわけで、ニンテンドーDSを購入しようか迷う今日この頃。
くれぐれも気をつけなきゃならないのが、ロールプレイングをやらないこと。
二度と現実に戻ってこられなくなりますからね。

むろん、好きな人(友人含む)と過ごしたりするのは良い。
しかしそれもまた、揉めたり気になること言われたりするとねぇ。
途端に、一番の障害物になるから不思議なもんです。
好きな人は、常に諸刃の剣ですよ。
『好きな人』のくせにね。

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