喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

救われる

2008-06-17 06:18:58 | 日々のこと
昨日は調子が悪かったのだ。そのせいか今日の目覚めは早い。横になりながら、色々な事をぐるぐるぐるりと考え過ぎていた。考え過ぎるのが良いわけはないのに。考え過ぎていると、過ぎた考えに呑まれるのである。呑まれちゃいけない。呑んでも呑まれちゃいけない。女という生き物は愛すべき生き物だと思う。男もそうだが、女もそう。男の愛すべき点ばかりを取り上げて、女の愛すべき点を見逃したくない。男とか女とかその中間とか、どうでも良いと感じたり、どうでも良いわけがないだろうと、通常ルートに戻ったり。どうしてそんな事を考えたりするのか、それは思考する生き物だからだ。さらに書く生き物だからだ。書くのが一体なんだというのだ。書くのは一体なんだというのだ。表現に不自由があってはならない。ただ表現する前に人間だ女だということは忘れたくない。決して忘れたくないのである。横になりながら、ぐるぐるぐるりと考え過ぎながら、中元がプリントアウトしてくれた名古屋文化振興賞の審査講評を読む。元気が出た。ありがたい。なるほどなるほどと思いながら、足先を一歩の半分くらい前に出そうかと思う。なるほどなるほどと思いながら、髪の毛を整える気になる。襟を正す前にまず髪の毛である。こうして人間はまた、波の合間をざぶんと泳ぎ出すのだ。

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