実相(神の心・神のコトバ)が実在していて、
しかもそれしか存在していないと認めて
始めて神想観の基盤ができる。
祈りが実際の効果をあらわすのは、
真理を正しく知った時であるということは、
その通りだと認めるしかない。
(奇蹟の時は今 アディントン著)
【レコグニション即ち“認める”ということが精神治療の最初の段階である。
科学者が太陽の研究をはじめた時に最初に発見した事は“太陽は常にそこにある”ということであった。その外見がどうあろうとも、別にその存在には変りはないのであった。それはトルネド旋風の」最中においても、ぐ風が吹きすさぶ最中にあっても、暗黒のさ中に於いても、太陽は消えたのではなく、太陽は常に存在するのだということであった。それと同じく霊的精神治療の最初の段階は“神は存在する”ということを認めることである。神が遍在するということは、われわれがたとい何処に居ようと、神は常にそこに在(いま)すということをわれわれの心に確認させるのである。また神が全能であるということは、神はすべての力を有ち給うということをわれわれの心に確認させるのである。】