私たちの「神」理解は、
祈りにおいて極めて大事である。
アディントン氏は神を「全知・全能・遍在」なる見えざる存在と定義しているが、
谷口先生は
「無限の知恵・愛・生命・供給・喜び・調和」
と表現している。
「真・善・美」と理解してもいい。
そのような実相(神)が独在している、
一言でいえば「実相が独在している」、
このことを認めることが、
祈りが効果を現わす前提条件となる。
この神理解あって始めて、
“科学的祈り”と神想観が、
真に“生命”を得る祈りとなる。
(人生は心で支配せよ 谷口雅春)
<霊的精神治療の最初の段階は“神は存在する”ということを認めることである。>
【霊的精神治療の最初の段階は“神は存在する”ということを認めることである。神が遍在するということは、われわれがたとい何処に居ようと、神は常にそこに在(いま)すということをわれわれの心に確認させるのである。また神が全能であるということは、神はすべての力を有(も)ち給うということをわれわれの心に確認させるのである。】
<神の全知・全能・遍在の三徳は、霊的精神治療の第一段階に於いて是非“認める”必要があるのである。>
【神の全知・全能・遍在の三徳は、霊的精神治療の第一段階に於いて是非“認める”必要があるのである。そのほか“神”を“認める”ということに助けとなるところの神の属性・・・生命、愛、智慧、力、善、美、平和等は“神”を瞑想するための糧となるものである。霊的精神治療の第一段階に於いては、神についての正しき観念をもつことがきわめて重要であるのである。この第一段階の基礎の上に、第二段階、第三段階は築かれることになるのである。】